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2015年05月15日号
梱包材ポテチ・想像で天気を当てる

焦ってます。コメントを付けられる量以上のすばらしい投稿が来ています。週1更新ではなく週2にしようか。今回掲載されてなくても次週以降に掲載される可能性がありますので首を長くしてお待ちください(ほんとに伸ばす必要はありません)。



どれどれド級、超ド級

作品画像

[作品名]どれどれド級、超ド級
[投稿者]とねさん (湯ざまし
[コメント]お世話になっております。

「ド級」「超ド級」の語源・戦艦ドレッドノートの大きさや速さなどを身近なものと比べてみました。ご笑覧くだされば幸いです。よろしくお願いいたします。


#write($writerdata 'catalog_title') 林雄司 のコメント

おお、意欲作が来ましたね。
まずありがたいのは余計なことがたくさん書いてあること。ちょっと多いかなという気はしますが、削ればすごく面白い余計な話だけ残ってタイトで笑いどころがたくさんある原稿になります。
そして結論のこれ、「村人全員を乗せた都庁ビルが横になって本気のカバくらいの速度で迫ってくる」これがすごく面白いです。最高。

これはやっぱり前の方に持ってきたいかな。とねさんは結論に向かって書くタイプではなくて、その場の文章を読ませたいタイプなんだと思いますが、でもやっぱりこの奇っ怪さを前に持ってきて気を引く構成にしたい。
できればビジュアルで見せたり。
そこからひとつひとつの要素を説明していく構成はどうでしょうか。

前半が散文的なので、これはこのまま結論がないものなのでは…と思わせてしまうので(そのモヤモヤから全体像が見えてくるのがカタルシスではあるのですが)、これからの流れを見せておいたほうが離脱率が低いかも。
離脱率なんて広告みたいな言葉を使ってしまって申し訳ないです。でもやっぱり読んで欲しいので。

ふだんの日記からも文才を感じるのでぜひまた応募してください。




想像で天気を当てる

作品画像

[作品名]想像で天気を当てる
[投稿者]江坂大樹さん (大学生の自由研究
[コメント]空を見ただけで明日の天気がわかればかなり人生がうまくいくと思います。



天気の知識を蓄えるのはめんどうなので、想像で当てられないかを試してみました。


#write($writerdata 'catalog_title') 安藤昌教 のコメント

まずタイトルがいいですね。シンプルなんですがちょっと気になる。何を言ってるのかわからなくて読みたくなります。

想像がメインなので、自分の頭のなかでの対話をいかにわかりやすく整理して伝えるかがポイントだと思うんですが、うまく簡潔に面白い部分を抽出していますよね。突拍子もない想像から強引に天気に結びつけていく力技は清々しいくらいわけがわからなくて面白かったです。

とはいえ写真に絵を上書きしていたり、方法をわざわざ図解していたりと、細部に「伝えたい」という意思みたいなものが感じられます。これも最後まで読みたくさせるポイントかもしれないですね。

予想だけだとどうしても一人遊びっぽくなってしまうので、対比としてテレビの天気予報と比較してみるとか、想像とは別のアプローチから導いた情報もあるとよかったかもしれません。予想をもとに実際に出かけてみる、とか。そうすると企画にリアリティのある感触みたいなものが生まれると思います。




梱包材がポテチにしか見えない

作品画像

[作品名]梱包材がポテチにしか見えない
[投稿者]能登たわしさん (あんぱねーしょん(あんぱん)
[コメント]去年の12月に送られてきてからずっと梱包材がポテチに見えて気になっていたのですが、こうして記事にしたことでようやく処分できます。ベッドの下が片付いてすっきりしました。


#write($writerdata 'catalog_title') 古賀及子 のコメント

「偶然手に入れた梱包材がポテチっぽい」。やろうと思ってやったネタというよりも、自らに偶然降って沸いたネタをきちっと処理したという感じですよね。

こういう偶然手にしたネタをネタとしてある程度のパフォーマンスで処理するのって難しいと思うんです。そういう意味では前半の色ぬりでまずやるべきことをやった上での展開「○逆転」からがすごく効いたんじゃないでしょうか。ひねるってやっぱり大切ですね。

ダンボールに中途半端に入ったポテチの中から現れるムーミンのお皿。状況としてほとんど奇跡です。スローモーションのGIFアニメに見入るしかないです。

とにかく終始やらなくてもいいことをやっているわけなのですが、梱包材がポテチっぽいという冒頭の訴えに共感できているので文句はいえない、半わらいのまま読み終えました。

ひとつキレていいですか。同じ企画をもし私がやったとしたら、ラッカー系のスプレー買って梱包材溶かしてたと思うんですよ、茶番じゃなくリアルにな。細かいことですが、自分が知っていることは誰でも知っているというスタンスで文章を書くのは危険じゃないかなと思います。直後の研修のくだりはすごく面白かったので、そこだけ、きーっとなりました。

あと、写真撮るときは背景のキーボード写りこまないように片付けようずら。




おわりに

4月から編集業務に徹して自分の原稿を書く回数を減らすつもりでいましたが、やっぱり書くことにしました。日々うんうんうなってないとぼんやりしちゃいますね。
インターネット関係の仕事には現場しかないというのは本当ですな。

さて、今週のTIPSです。
「基本楽しそうにして、大勢いるときはちょっと抑える」

デイリーの記事でやることってたいていやらなくていいことなんですよね。なぜやるかというと、書き手がそれを楽しいと思っているから。
照れてつまらなさそうにしていると、やる理由がわからなくなってしまいます。読んでる方としても、この人はなんで辛そうにやりたくないことやってるんだろう?と理解しにくくなる。編集長の命令とかそういう仕掛けを作ることはできますが無理ありますよね。僕も悪者になりたくないですし。
なので変なことするときは楽しそうにしてると作品がわかりやすくなります(テンション下がることがあったらそれはそれで書いたほうがいいですが)。

ただし、大勢でテンション上がっているとfacebookの飲み会写真みたいになってしまうんですよね。見ている人に疎外感を与えてしまう可能性がある。facebookの飲み会写真は知ってる人がいるからまだ入り込む手がかりがあるんだけど、知らない人がワイワイやってる写真はリスキーです。大勢のときは抑え目でお願いします。

なんて自分で書いておいて飲み会みたいな写真の記事をアップしてたらごめん!



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