海外ではフツーの「甘い緑茶」を調べてみた
ポッカの砂糖入り缶緑茶。氷を入れて飲んでみた。
今年も新茶の季節がやってきた。♪つまにゃ日本の茶にならぬ、ではないけど、緑茶はもちろん、日本の代表的な飲物。


さて、先日2週間ほど米国を訪れた。海外に出て1週間も過ぎると、緑茶が恋しくなる。皆気持ちは同じようで、仲間が買ってきたのがこれ、ポッカの「緑茶」。米国にも緑茶があったんだ、よかったよかった、と安心したのも束の間。ごくっ、ごくっ、ううううう、甘〜い。まちがって砂糖が混入したのか。
いやいや、缶にはちゃんと「砂糖18g」と書いてある。これが普通なの? 早速、米国育ちの友人に事情を聞いてみた。

「日本茶は、健康に気を使う都会人に人気があるみたい。ただ、飲み方を知らないのか、渋みがイヤなのか、砂糖を入れている人をよく見かける」健康に気を使う人が、どうして砂糖を入れるの? 日本人にはいまいち分からないところ。

ポッカは日本のメーカーだけど、この砂糖入り緑茶はシンガポール製。ということで、シンガポールの友人にも尋ねてみた。
「お店でグリーンティーと注文すると、100%砂糖入り。緑茶全体でみても9割が砂糖入りだけど、最近は砂糖なしの製品も出回り始めている」どうやらシンガポールでも、砂糖入りが普通らしい。

世界を見渡すと、お茶に砂糖を入れるのはよくある。紅茶はもちろん、南米の「マテ茶」も砂糖を入れる。モンゴルやチベットでは、バターや塩を入れる。もしかして、日本人だけが特殊なの? と、ちょっと弱気になってしまう。


「砂糖入り緑茶」日本でも買えるのか、ポッカコーポレーション広報グループにお話を伺った。「紅茶に砂糖を入れるのは普通なので、緑茶に入れてもおかしくはないんですが、ちょっと味覚が違うと言うか、日本人の味覚に合わないので、国内では販売していません。米国のも正規ルート販売ではないんです」そうでしょう。砂糖が入ってるんでは、微妙な香りが分かりません。「ただ、他メーカーさんには、国内向けに、はちみつ入り緑茶を出されたところがあるようです…」えっ?

話は思わぬ方向に行っちゃったけど、コカコーラ社の「Sweecha」という製品のことらしい。砂糖よりはちみつの方が、まだぴったりくる気もするけど、果たしてどんな味なのか。
コンビニにあるようなので、近々試してみようと思ってます。(R&S)