これは古典的なもろキュウ
居酒屋の定番メニュー、もろキュウ。
もろみみそをつけて食べるキュウリだから「もろキュウ」なのだ(僕は数年前まで「もろ」に「キュウリ」だからもろキュウだと思っていた)。
でも、もろみみそ(つぶつぶのみそです)じゃないみそで出す店もあるだろう。もしかしたらもろみみそ以外にキュウリにあうみそがあるかもしれない。
あたらしいもろキュウの可能性をもとめ、亀戸に向かいました。(text by 林 雄司 / photo by 住 正徳)
今回ご協力いただいたのは
佐野みそ 東京都江東区亀戸1-35-8 03-3685-6111 営業時間:9:00〜19:00(日曜祝日は10:00〜19:00) 定休日:無休 ホームページ https://www.sanomiso.co.jp/
じつは
亀戸の佐野みそさんの店内をみてこの企画を思いついたのだ。店内にはみそが50種類。
あたらしいもろキュウの可能性を探る、なんて言いながら実は順序が逆なんです。だってこのみその種類と言ったら!
ここでキュウリを持ってちょっとずつつけて食べたい。もろキュウバイキングがしたかったのだ。
まずは
専務の佐野さんにみそについての基礎知識をお聞きした。
・キュウリにつけるのは食用のおみそ ・食用のおみそはみそ汁用のおみそと違う ・食用のおみそは甘い ・米、麦の比率が高いとみそは甘くなる
「大豆の比率が高いと、みそみそしたみそになりますね。しょっぱいです」 「みそみそした?」 「いかにもみそ、という感じです」
「みそみそした」という表現がすっと出ればちょっとしたみそ通だ。
さて、いよいよ持参したキュウリで運命の味噌を探します。