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特集


はっけんの水曜日
食のアマチュア きき塩大会

塩売り場でたくさんの種類の天然塩を見ていたら、ときめいてしまった。
塩の専売制度が廃止になって、塩を作ったり輸入したり売ったりするのが去年から自由になったんだそうだ。そのおかげで、塩の種類は増えるばかり。
 
食べ物なのにマテリアルっぽい。世界中から集まってきて、とれる地域や製塩法によって味が違うとか、ミネラルやら何やらが含まれているとか、色や形が違うとか……天然塩は妙にグっとくる要素満載だ。
で、どう味が違うんだろ?
そこできき塩大会を開催することにした。参加者は食のアマチュアばかり。さて結果は?

(text by 大塚幸代


会場は休日のニフティ本社会議室をかりて行った。参加者は当サイトWebマスターの林さん、私の友人でお食事サイト「原因と結果」主宰のタカセさん、ニフティに休日出勤していたwebデザイナーのDさん、Bさん、Cさん、そして私の6名。
 
私がテキトーに入手した自然塩12種類とアジシオをならべ、
 
まず、そのままなめる
用意したパン(無塩バター付き)、ローストビーフ、赤飯、プチトマトなどに付けてさらに試食、考察を深める
 
という方法。
 

 

エントリーNo.0 アジシオ
ご家庭の食卓にはおなじみのアジシオ。食塩にこんぶなどのうま味成分であるグルタミン酸ナトリウムを加えた調味塩(食塩90%、グルタミン酸ナトリウム10%)。私はコレを100円ショップで買いました。
 
ヤマザキさん 味の素の味。ジャンキー。たまに無性にマックを食べたくなるのと同じかんじ
タカセさん ダシの効いた甘めの味
ナカネくん 普通に塩
大塚 科学調味料の味
   

エントリーNo.1
 ゲランドの天然塩 フルール ド セル
フランス・ブルターニュ地方南部のゲランド産、天日干しの伝統製法の塩。その中でも、最初に結晶した塩田表面に浮かぶ塩が『フルール・ド・セル(塩の花)』で、全体の約1パーセントしかとれない高級品。私はこれを『翼の王国』(ANA機内誌)で読んで、ど〜してもなめてみたくて購入。高かった…(100グラムで1000円)。
 
ヤマザキさん 結晶の形がいい。最初辛いと思ったけど、海の塩を食べたあとになめたらマイルドな気がした
タカセさん おいしい。ほどほどに辛いかんじ
ウジタさん 粒子があらい。辛さとまろやかさがちょうどいい。肉につけるといいのでは
ナカネくん 食感が硬い。職人気質な塩
大塚 まろやかでそんなにしょっぱくない。後味がバスソルトみたいな風味がする
しおからくない気がする
   

エントリーNo.2 ぬちマース
沖縄の海水から作られた塩。新しい製塩法で作られていて、ミネラルの多さがギネスに載ったこともあるそうな。沖縄サミットの晩餐会でも使われたとか。サラサラとパウダー状なのが珍しい。私はコレを「銀座 わしたショップ」(沖縄県物産店)で購入。
 
ヤマザキさん 見た目によらずキツイ(だまし討ち系)。でも牛肉を合うかも
タカセさん パウダー状ってことに目が奪われてしまって…。味は海系です
ウジタさん 見た目は洗顔パウダーのよう。こまかい粉に辛さを封じ込めてあり好感度
ナカネくん 最も辛いR指定の塩
大塚 つぶが細かいので辛さのアタックはきついが、よく味わうとまろやか。魚料理に合う感じ
びりっとくるぐらいしょっぱい


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