500日、つまり約1年半たっても、右側のカメは完全に黄色にはなっていない。きれいな緑色だ。つまり、最初の青い成分がまだ半分は残っている、ということになる。
1年以上前のカメの中身が半分も残っているとは、けっこう意外だ。あながち江戸時代のタレも現在まで残ってたりするんじゃないか?
計算でシミュレートしてみよう
これより先のことを知りたい。
ただしこれを1000回、2000回と繰り返すのはちょっとつらい。500回だけでも1時間以上かかってしまったから、2000回もやれば半日はかかる。
というわけで、ここから先は計算で出してみることにしよう。
唐突だけど、カメの容積を V、一日に使う(そして継ぎ足す)タレの量を d、そして、n日後に右側のカメに占める最初のタレの含有率を Cnとすると、Cn は次のように計算される。
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