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特集


ロマンの木曜日
 
左回りが体にいいらしい
メリーゴーランドは左回り

左回り健康法則というものがあると聞いた。
どういった根拠から左回りなのか? 右回りだと駄目なのか? そもそも本当に健康になれるのか? だとしたら、どうやって実践すればいいのか? そして、僕の十二指腸潰瘍も治るのか? 色々と疑問が沸いたので、左回り理論のスペシャリストにその概要を聞いてきた。

(text by 住正徳



とにかく左回りが自然

左回り理論を研究している山根悟先生(山根カイロプラクティック研究所院長、東京都新宿区)からお話を伺った。


山根悟院長

「とにかく、左回りが人間にとって自然なんです」

それは、スポーツの世界を見れば一目瞭然だという。運動会、陸上競技、野球、どのスポーツでも左回りだ。
「左回りで競技する事っていう規則がある訳ではないのに、ですよ。皇居の周りを走っているマラソンランナーたちを見ても全員左回りです」

皇居に行ってみた。
30分ほどマラソンランナーを観察していたが、確かに全員左回りだった。右回りは1人もいない。


老若男女、とにかく左回りだった

「自分の手足で競技するスポーツは全部左回りなんです」

スポーツだけではない。そういえば盆踊りも左回りだし、ら旋階段も左回りで登り、地球の自転と公転も左回りで、台風だって左回りだ。(※北半球を基準で考えた場合


右回りで老化していく

「そして、人間は生まれた時から右回りの法則で死に向かっていく訳です」

ここらから話が難しくなります。

僕たちは精子と卵子が受精した事によって生命を得た訳ですが、受精した瞬間から、その受精卵が右回りの回転を始めるらしいのです。学者たちの間では、それを生命のダンスと呼んでいて、そこから人間は右回りで生命を消費していく(=死に近づいていく)。つまり、右回り=消費、消化、老化という図式が成り立つ訳です。

「そうやって右回りで時間が進行するのを、左回りを生活に取り入れる事で少しでも食い止める。それが左回り理論ですね」

--具体的にどうやって左回りを取り入れればいいのでしょうか?
「それは簡単、こういう風に左に回ればいいんです」



山根先生は、椅子に座ったまま左に回った。
「やってご覧なさい」

えっ?そんな簡単な事でいいの?
とりあえず言われた通り左に回ってみる。
「次に右回りをやってみて」
今度は右に回る。
「どうですか?」
「あっ、左回りの方が自然です」
「そうでしょ」

皆さん、もし今座っている椅子が回る様でしたら、左に回ってみてください。
次に右。どうでしょうか?左の方が自然でしょ?
僕は三半規管があまり強くないので、どちらでもクラクラしてしまうのですが、それでも左回りの方がましです。

そして、左に回った後、体に変化が起きます。
その様子は次ページで。


 

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