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特集


フェティッシュの火曜日
 
発泡酒を作ろう

意外とさくさく切れました。

いよいよ発泡

これからいよいよ発泡にかかる。アイスクリーム屋でゲットしてきたドライアイスで苦い液体にシュワシュワ感をプラス、発泡酒化するわけだ。

ドライアイスを包丁で切り分け、それぞれの液体にぶちこんでみる。


ドボン、ごわごわごわごわ・・・・

ドライアイスをうっちん茶に入れた瞬間、ものすごい量の泡と煙が噴出した。煎じたウコン茶の方が温度が高かったせいだろうか、同じ量のドライアイスを入れたにもかかわらず他のグラスにくらべ煙と泡の勢いがすごかった。


グラスの中で暴れるドライアイス。勢いで飛び出してきそうです。
でも見た目ビールっぽくなってきました。

 

もこもこもこ、でろんでろん。

ゴーヤの呪い

そして特筆すべきはゴーヤ汁。ドライアイスを入れた瞬間に泡を吹きながらもこもこと膨れ上がった。どうしたんだね、君。

もりぞーさんかと思いました。

もう手が付けられない。もこもこの泡はテーブルに収まらず床へでろでろと広がっていく。

なにか間違ったのだろうかと思い、以前の佐倉さんのコネタを見返すと、佐倉さんは圧力鍋を使っていた。なんて正しい人なんだろう。床に広がった泡を掃除しながら自分を呪った。

 

見た目はあまり変わっていませんが。

完成、そして試飲

ようやく泡が落ち着いた、の図。左から抽出ウコン茶発泡酒、市販うっちん茶発泡酒、それからもこもこゴーヤ発泡酒。市販うっちん茶発泡酒は見た目気の抜けたビールっぽい色合いだが味の方はどうだろう。緑のやつは飲まなくてもわかるような邪悪な空気を放っている。


いざ試飲。−70℃以下というドライアイスを投入したことで、どれもいい感じに冷え冷えだ。マイルドそうなうっちん茶発泡酒から頂いてみる。

「ごくり・・・・え、いいじゃん」

うっちん茶と抽出ウコン茶ベースの発泡酒は以外にも普通に飲めるではないか。ドライアイス発泡は微炭酸ちょっと強め、というった感じでかるく舌に刺激を感じる程度。ビールみたいにシュワシュワにするにはやはり圧力鍋が必要なのだろう。しかしキンキンに冷えているからだろうか、これはこれで悪くないと思う。抽出ウコン茶は苦味が強いが、泡盛の持つ独特の甘みによってお互いがいい方向へ高めあっている。ビールというよりはやっぱり泡盛サワーといった方が近いかもしれないが、細部を詰めれば通用するかもしれない。

 

くはあ。

そして最後、ゴーヤ発泡酒。ウコン茶発泡酒を飲んだ後で少しいい気分になっていたこともあり、ぐいっと一気に飲んでみた。

しゅぱーっ。

青い苦味が体の中でスパークする。ある意味一番発泡酒だった。だけどこれはやめたほうがいいと思う。あのもこもこの泡は人類への警告だったのだろう。

求むウコン発泡酒

ウコン入り発泡酒はどこかメーカーさんが作ってくれないだろうか。技術力でビールのコクに対抗してもらいたい。体にも良さそうだしさ。なんて適当に上の方に押し付けておいて僕は普通の発泡酒を飲みながら寝たいと思います。



 

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