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フェティッシュの火曜日
 
怒った顔はすぐ見つけられるか


ある日のこと、当サイトのメルマガ「うっかりニフティ」が拙宅にも届いた。いつものように読み進めていく。と、こんな記述が目に入った。

「・・・大阪BBフェスタで、乙幡さんが怖い顔をします」

乙幡さんとは、私のことである。これはどういうわけだろう。

乙幡 啓子

告知の理由が今あきらかに

確かに前週の企画会議で、「渋谷とかの雑踏で怖い顔をしてたたずみたいんですー」と申し出たのだが・・・。

その場の話し合いで、「不特定多数が一緒に写真に写りこむとなるとちょっとあれなんで、BBフェスタでやったらどうでしょう」ということになりはした、のを覚えている。うん、そうか、あの場で、やるのか。


「あの場」、BBフェスタで観客席に混じった私の視点。なぜこんなことになったのかをお話ししましょう。

「人間の表情の中で、怒った顔がいちばん視認性が高い (他の顔の中に埋もれても見分けがつきやすい)」ということを聞きかじったのが始まりだった。深夜のビジネスニュースか何かで、バイクメーカーの開発者の方がそう言っていた。なので最近のバイクは、前面から見ると「怒った顔」に見えるようにデザインされ、自動車からの視認性も向上した、というニュースだったような気がする。

妙にこのことが頭に引っかかっていた。いつか、その「怒った顔は視認性が高い」ということを実験したい、と思ったのだ。

怒った顔?そういえば最近のバイクは、皆何とか星人みたいに目がつりあがっていたような気がする。さっそく街へ出て観察してみよう。


メフィラス星人?
いや、怪獣のことはよくわからないので、
適当なこと言ってますが。
「わかさ生活のCMで踊るブルーベリー」に似ている。

新し目のバイクほど、つり目のものが多くなっているようだ。確かに、人間に置き換えるならこれらは「怒った顔」だろう。なら従来のバイクはどうだ。


前の泥除けの白い部分が、笑っているようでもあり、
でかすぎる目(ライト)が、びっくりこいているようでもあり、


これまた泥除けが口から飛び出て、大きな目で驚いているようでもあり。

ダメダメだ。ちっともなっちゃいない。情けないことこの上ない(所有者の方、すみません)。
お前ら、肩で風切る二輪の矜持はどうした、と言いたくなる表情である。

あきらかに、今どきのバイクが皆怒りにふるえているのはわかった。果たして、それらは本当に視認性がアップしているのだろうか。本来なら混雑する車道にバイクで乗り込むべきところだろうが、あえて我が身をもって検証してみたいと思う。

あっという間に、大阪BBフェスタ開催日である。

(ちなみに会議の時点では間違って「怒った顔」を「怖い顔」とプレゼンしていたので、フェスタでも終始「怖い顔」と言ってます。結果的に同じことになってますが)


 

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