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フェティッシュの火曜日
 
ドアスコープで魚眼写真


玄関の覗き穴越しの風景

魚眼レンズで写真を撮りたいけど、買うと高いし、レンズ交換式のカメラを持ってないと取り付けることさえできない。でも魚眼の写真って面白そうだからやってみたいなー。

・・・っと思っていたら、玄関のドアののぞき穴、いわゆるドアスコープで魚眼の写真が撮れるらしい。これはチャンスだ。いや、何のチャンスかよくわからないけど、とにかく撮るんだ。

荒原べんぞう



ドアスコープで写真が撮れるか

僕は今まで魚眼レンズを使った写真を見かけるたびに面白いなぁ、自分でも撮ってみたいなぁ、と思っていました。でも、素人が撮れるようなもんじゃないだろう、そう思ってあきらめていました。

実際に魚眼レンズについていろいろ調べてみるのですが、やっぱり高価で、しかもレンズ交換式のカメラを持ってないと取り付けさえできないものばかりでした。ただ、中には簡易魚眼と言われる種類のものがあって、これだと7000円前後で購入することができ、コンパクトデジカメにも取り付けられるようです。

・・・簡易魚眼を買ってしまおうかな、と悩んでいると、もっと気になることを書いているwebページを発見しました。なんと、玄関のドアの覗き穴が魚眼レンズの代わりになるというのです。

 
ホームセンターで購入したドアスコープ
分解すると小さくなる
 

そのページによるとドアスコープはホームセンターで買うことができ、しかも1600円程度だそうです。これは買いだと思い、さっそくホームセンターに行って購入してきました。実際に購入したドアスコープは683円。想定してたよりもかなり安かったです。

ではためしに、買ってきたドアスコープをカメラの前にかざして写真を撮ってみましょう。

 
汚い部屋が隅から隅まで見える
自分撮りをしたら情けない顔に
 

うおぉいっ、これはまさしく魚眼ではないですか。ドアスコープでそれらしく撮れるもんなのか半信半疑だったのですが、思ったよりもちゃんと撮れたので驚きです。自分の顔を撮ってみてもちゃんと魚眼、これは面白いじゃないですか。

しかし、ちょっと難儀な点もあります。

 
フリーハンドなのです
 

ドアスコープはドアに取り付けるためのものであって、デジカメでの使用を想定されたものではありません。そのため、カメラへ固定する方法などあるわけもなく、それでもなんとかならないものかと思っていろいろ考えたんですが、やっぱどどうにもなりませんでした。もはや、ひたすら手で支えて頑張るほかに方法がないようです。

まぁでも、それはそもそも僕が一眼レフを買うお金を持ってないのがいけないわけで、そこを努力と根性でカバーすることによってたった683円で実現できるんですから、そんなのむしろ喜んで苦しんでやろうってもんです。だからたいした問題じゃないです。・・・きっと。

 

街を撮る

さて、ドアスコープで魚眼の写真が撮れることがわかったので、さらにいろいろ撮ってみようと思います。ただ、部屋の中で自分撮りばっかしてても悲しいので、外で風景でも撮ってみることにしましょう。

 
歩道橋の上からの風景
電灯がぐにゃり
 

とりあえず高いところからの風景が撮りたかったので近所の歩道橋の上から撮ってみることにしました。なんだか画面が暗くなってしまうのはドアスコープだから仕方ないとして、横にあった電灯がものすごい曲がり方して写りました。

 
静かな紅葉が
ダイナミックな風景に
 
試しに紅葉の写真を撮ってみれば、心を落ち着かせるはずの紅葉がなんだかわくわくする景色に。んー・・・でも、やっぱ近いところと遠いところの差がはっきりしてる状況じゃないと今ひとつ面白味にかけるのかもしれません。となると風景とかじゃなくて、人の顔などを接写してみたほうが面白いのかもしれません。人の顔を撮りたいなぁ。
 
人の形してるからいいでしょ
 
人の顔を撮りたい、と思ったわけですが、急に呼び出して来てくれるような暇人は僕の知り合いにいません。しかたがないのでペコちゃんで我慢することにしました。顔も大きいし、これでいいでしょう。
 
なぜかキラキラしてる
こっちはちょっと怖い
 
なぜか着物を着ていたペコちゃんですが、それはともかく、撮ってみると思ったとおり魚眼らしい写真になりました。しかもちょっと撮り方を変えたら変な顔になるし、一体ドアスコープと言う奴はなんて魔法みたいなツールなんでしょうか。
 
吉野家でごはん
牛丼と店内
 

その後、吉野家でご飯を食べたついでに牛丼を撮ってみました。すると、牛丼が何か特別なものであるかのような写りかたをしました。いや実際、吉野家の牛丼は特別なものなのかもしれません。

と、ここまでいろいろ撮ってみたわけですが、けっこう新鮮で面白いです。そこでちょっと考えたんですが、静止画だけじゃなくて、動画を撮ってみたらどうなるんでしょうか。次のページでさっそく挑戦してみます。


 

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