洗うつもりが
調子に乗って屋根ちかくの塗装された壁にガンを走らせてみた。
ブショッ、ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
塗装が飛び散り、ガンの走った跡が壁に残った。エンジンの発する爆音の中、ガンを持ち立ち尽くす筆者。たいへんだ、まじで塗装剥げたじゃん。なんだこの機械。武器か。
しかしこの状態では終わるに終われない。なにしろ家の壁にミミズの這ったような跡が残っているのだ。少し悩んだ末、結局すべての塗装を一度剥ぎ取ることにした。
そうと決まれば高圧洗浄機の独壇場だ。縦横無尽にガンが走る。この頃にはもう周りの目なんて気にならなくなっていた。筆者の手には何でも剥ぎ取る機械が握られているのだ。文句のあるやついたら出て来い。この後とりつかれたように1時間くらいかけて壁の塗装を全部剥ぎ取ってやった。
その結果がこの写真。塗装を剥がした壁には以前描かれていた看板らしきものが浮かび上がっていた。「FURNITURE」だろうか。どうやら前は家具屋だったらしい。 |