小学生の頃、スポーツができる男の子がモテていた。女の子はスポーツができる男の子が好きなのだと子供ながらに思ったものだ。しかし、中学生になると男女で体育の時間は別れてしまうし、大人になるとそもそも体育の授業なんて無い。スポーツをしているところを見せる機会がないないのだ。だから僕はモテないのだという結論にいつだったか至った。その証拠にスポーツをしているところを見せることができる野球選手は綺麗な女子アナと結婚している。

しかし、僕はいまさら野球選手にはなれない。さて、どうしたものかと思っていたら、知人の女性が会社でフットサルチームを作り毎週練習していると言う。話を聞くとフットサルには男女混合のミックスという編成があり練習も一緒にするのだと言う。それを聞いて大きな可能性を感じた。

僕は期待を胸に「普段はどうも思わない上司がフットサルの時はカッコよく見えたりするんでしょ？」と彼女に聞いてみた。彼女は「いや、ない」と言い切った。「とは言いつつ、」と僕も粘ってみたが「ないね」と彼女は言う。僕はこの世に可能性なんてないんだと一転して暗い気持ちになってしまった。

そして、僕の感覚は小学生のままだが、女性の感覚はどんどんと成長していることが分かった。この事実を知ったのが見切り発車でフットサルを始める前でよかったと心から思う。

さて、股割りだけれどこちらは割れるだろうという見切り発車で始めてしまった。しかし、全然割れない。頑張らねばと思い、本日も股割りに励んだ。 ( 2010/03/05 21:30:00 )