缶から麺という違和感「チキンヌードル」
チキンヌードルという字面におしゃれ感は漂うが、嫌な予感は否めない。英語表記なので深く理解はできないが、どうやらチキンベースのスープに、ヌードルが入っているらしい。麺が液体にずっと浸っているということは、麺はそれなりにふにゃってるに違いない。そもそも麺に対して「アルデンテ」「コシが命」「バリカタ」なんて常々ほざいてる日本人が、缶の中でふにゃってる麺に対し不安に感じない訳にはいかないのだ。
案の定、麺はくったくたにふにゃっていた。しかも一本一本がやたら短い。麺というよりは、マカロニの穴がないヤツみたいだ。また、缶から麺をすするというのは個人的に抵抗がある。一抹の不安を抱えている上に、「缶内に漂う麺」という普段見慣れない組み合わせに、食欲が湧かないのが正直なところ。ならば容器を変えてみたらどうだろうか。
よく見慣れているヌードル容器といえばこれだろう。以前、工藤さんが「カップヌードル再利用」の記事にて、その秘めたポテンシャルを再認識させてくれたカップヌードルの容器。こいつなら僕が抱える「違和感」を払拭させてくれるに違いない。しかし、これは逆効果であった。むしろ「これ、いつものカップヌードルじゃない!」と、ヌードル情報を処理する脳のどっかが駄々をこねる。ねっとりとした麺は個人的に抵抗があったが、チキンスープはなかなか美味しかった。購入価格 198円メーカー:キャンベル(エヒタ)
( 2012/05/01 09:00:00 )