工藤:就活が忙しくなって辞める家庭教師みたい。 大北:現代っ子ですからね、五郎は。 工藤:地球をまもる重圧から解放されて喜んでるし。転勤先が小倉っていうのも妙にリアルですね。 大北:ああ、喜んでましたねー。視聴者に隙を見せまくってますね。「正直、ホッとしている」って正直に言いすぎですよ。 工藤:「後任の者ががうまくやってくれるだろう」って、あんまりにもあんまりです。 大北:あんまりですねー。
巨人帽の仮説
大北:ところで敵の謎って解明されたんでしたっけ? 工藤:どうやら抽象的な敵のようですね。 工藤:具体的な何かがあるわけではないように感じました。 大北:最終話でも謎が明かされないってアニメなかったでしたっけ?エヴァンゲリオンってたぶんそんな話だったような気が… 工藤:というか、謎自体が存在しないんじゃないかって気がし始めているんですが。 大北:謎自体が? 工藤:まるで謎があるかのように石川五郎はふるまっていますが、実は謎なんかはじめから存在しない。 工藤:ただの石川五郎の勘違い。 大北:石川五郎ってもしかして巨人帽かぶった安藤さんの… 工藤:ああああ、そういう人なんだ。おれはテングマンだ、選ばれた戦士なんだって思っている人なんですか。 大北:そう思いながら見返してみましょうか、最終話。 工藤:そうですね、見てみましょう。
深読みで観てみる
大北:電話のシーンが異常に怖くなりましたよ… 工藤:あのシーンにどんな意味が隠されているのか。 大北:あれ絶対ツー。ってなってますよね。かかってない。 工藤:エア電話ですね。 大北:新幹線も無賃乗車ですね、多分。 工藤:入場券しか持っていない。 大北:ひどい! 工藤:でも、石川五郎は正気に戻ったんじゃないでしょうか?「いや、正確にはテングマンの正体だった。」という台詞にそれを感じます。 大北:ああ、テングマンの引き継ぎなどもそうとれますね。 工藤:そうですね。転勤が決まって嫌な上司から逃れられるので、自分は戦士だっていう現実逃避をしなくてもよくなった。 大北:でも最後のテング面が恐ろしいですね。これヒーローの変身後の姿のはずなのに、ホラーみたいな画になってますよ。 工藤:あの恐怖感は何なんでしょうね。 工藤:小倉に転勤したら、悪の組織の一味になってたりして。 大北:エヴァンゲリオンだとか言っておいて最後の最後で60年代アングラ漫画みたいな天狗面バーン!って終わり方しますからね。(『ゲンセンカン主人』という漫画です) 工藤:つげ義春ですね。 |
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