お燈まつり
「荒ぶる男と待つ女の火祭り、お燈祭り」(尾張由晃)より
和歌山県は新宮市で毎年2月6日に行われる「お燈祭り」。白装束を着て、荒縄巻いた男達が松明片手に山を駆け下りる女人禁制のお祭りである。 縁日は出ないし楽しい出し物もないこのお祭。「身につける物も白い物だけ」「白い物しか食べちゃ駄目」「女性に触れちゃ駄目」など厳しい決まりのあるお祭となっている。 わっしょいわっしょいとかけ声を掛け山にのぼり、松明に火をつけ一斉に山を下っていく。辺り一帯は炎のオレンジで包まれ、昨日見た怖い夢の一場面のような光景が繰り広げられる。
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