デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示


自由ポータルZ
枠線
 

自由ポータルZとは? 応募する


2015年06月05日号
ロープウェイ寿司・半年放置したぬか床

こんにちは。
今週も偉そうにコメントしてますが、撮影だけしてあってあとは記事を書くだけという素材が3本あります。そのうちの2本は来週に公開したいところです。お互いがんばろう。
あ、締めの挨拶みたいになってしまいましたがこれは冒頭でした。では3本見てみましょう。



半年間放置したぬか床を見て反省する

作品画像

[作品名]半年間放置したぬか床を見て反省する
[投稿者]ヒロエトオルさん (ヒロエトオルの日記
[コメント]ぬか床を見にいくだけの話です。


#write($writerdata 'catalog_title') 林雄司 のコメント

放置してしまったものを何とかしなきゃと思いつつも、見るとやることが増えるのが面倒でずるずると先延ばしする感じはものすごくわかります。
これは人だったらだれでも共感できるポイントですよね。
(むしろこれがわからないという人が信じられない)。

確かになにもない話なのですが、あいだのエピソードがしっかり小話になっているので退屈せずに読めました。
犬のところは怖かったですが。

ヒロエさんを知っている人にはこのままおもしろエッセイとして成立するのですが、初見の人にはやっぱり情報とか目新しさで惹きつける必要があるのでタイトルを「半年間放置したぬか床はどうなっているか」で、ぬか床の写真を最初に持ってくるとかしたほうがいいかなと思います。「ぬか床を見にいくだけの話です。」という作品紹介のコメントももっと盛ったほうがいいですね。

イエー!おもしろいよー!って自分で言うのは恥ずかしいのですが、かと言って「そんなでもないっすよ」という消極的な態度ってネットだと埋もれてしまうんですよね。
アピールし過ぎも嫌われるし、アピールしないとスルーされるし、難しいですよね。




ロープウェイで寿司が空を飛ぶ

作品画像

[作品名]ロープウェイで寿司が空を飛ぶ
[投稿者]江坂大樹さん (大学生の自由研究
[コメント]100円回転寿司の新幹線運搬システムに飽きてしまったので、新しい方法を考えてみました。



この取材を通して自分はもう成人であるということを痛感しました。


#write($writerdata 'catalog_title') 古賀及子 のコメント

おもしろかったです。構成としては「寿司が飛ぶ時代が来る」からがまとめ枠になっていますが、テキストのテンションとして「寿司が空を飛んだ」からがもうまとめなんですよね。うまくできた結果がオマケになっちゃうくらい、そこへたどり着くまでの淡々とした試みに妙に読ませるものがありました。

ターザンロープで遊んだり、紐からませたり、飛ばす前に先に寿司食ったり、企画に対してガツガツしすぎていないところに情緒があったからかもしれないです。

久保がいいですよね。ネットの世界ではTwitterのフォロワーが10万人とか5万人とかたくさんいても正直「誰やねん」だと思うんです。知ってる人は知っているけど、知らない人はぜんぜん知らない。そういう意味ではフォロワー100人の人と変らないんですよね。だからネットで顔出しして何かする人は謙虚じゃなきゃいけないのと同時に、図々しくあってもいいと思っています。断りもなく出てくる久保にその図々しさの成功があったように感じました(だから江坂ももっと顔出していこうよ)。

最後の、寿司と一緒にスタートするちびっこも最高でした。ぜひまた投稿してください。




欲しかった蟹の器を作ってみた

作品画像

[作品名]欲しかった蟹の器を作ってみた
[投稿者]おいも小太郎さん (ロマンてなんだ!
[コメント]憧れの「蟹の器」に対するわたしの思いを記事にしてみました。はじめはウィキペディアの記事のを多用したもっと堅い記事だったのですが、推敲を重ねるうちにいつのまにか「蟹の器」への片思いを語ってました。楽しく読んでいただけたらうれしいです。


#write($writerdata 'catalog_title') 安藤昌教 のコメント

実はこの宮川香山の蟹の器というものを知らなかっんですが、調べてみると確かにかっこいい。これは欲しくなりますね。
冒頭の蟹の器との出会いのシーンがすごくよかったです。感動を超えて笑ってしまった、という部分。
これがあることでぼくのように蟹の器を知らない読者でも「どれ、そんなに言うなら見てみようかな」となります。

デイリーっぽい記事を目指そうとすると、どうしてもあまり知られていないことをハイテンションで語る、みたいな企画をやろうとする人が多いんですが、実はそれって読者と興奮を共有するのがすごく難しいんですよね。むしろみんなが知っていることを熱を持って語る方がずっとやりやすかったりします。

とはいえ今回の記事はストレートに対象への情熱が伝わってきて、その勢いのまま出来の良い工作に唸らされるという、気持ちのいい読後感が味わえました。蟹の工作におそらく相当苦労したと思うので、もうちょっと突っ込んで書いてもよかったかもしれません。書きすぎよりは書かなさすぎの方がずっといいですが。




おわりに

今週はなにかしたり、なにもしなかったりと振り幅の大きいラインナップとなりました。ロープウェイのよくわからない興奮は読んでてわくわくしました。
さて今週のTIPSです。

現場で話した言葉と文章は別

たとえば似てない似顔絵の看板があったとします。
現場では人と「似てね〜」なんて言って笑ったとしても記事ではそう書かないほうがベターです。

話し言葉って笑いながら言うなど言葉以外にニュアンスを持たせることができますが、文字だとそれがないのでそのまま書くときつくなってしまうんですよね。似てない似顔絵の写真に「似てねー」と書くといじわるな感じになってしまう。

そういう場合は「○○さん(似顔絵を書かれている思われる人」と必要最小限のキャプションにするか、「滋味」「ハイブロー」「あふれる郷愁」などポジティブに扱うのがいいでしょう。それがおもしろいことは写真を見ればわかりますから。

「ばか」「うんこ」などの言葉もよく口にはしますが、書くときは注意です。うんこはあんまり言わないですかね。

では良い週末を。それをまたネタにしましょう。



>>> 記事の投稿はこちらから <<<

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ

個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.