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2018年03月30日号
シウマイ弁当プロ志望届・おばけ階段を攻略・ガッツポーズの真の意味

こんにちは、石川です。今週、横浜で打ち合わせがありました。久しぶりだったもので、帰り道「数年ぶりに横浜来たのでちょっとブラブラしてから帰ります」と言って別れたんですよ。分かれたいいものも結局行き先に心当たりはなく、ヨドバシとダイソーに寄って帰りました。どっちも2日くらい前に東京で行った店だ。

というわけで自由ポータル、先週多かった投稿が今週はなんと3本だけだったので、いっそのこと全部ご紹介します。



崎陽軒のシウマイ弁当プロ志望届

作品画像

[作品名]崎陽軒のシウマイ弁当プロ志望届
[投稿者]badさん (水蛇の背
[コメント]長年にわたる崎陽軒のシウマイ弁当をどう食べるか問題に終止符をうつために、戦争を終わらせるために、いわば平和のために書きました。


#write($writerdata 'catalog_title') 石川大樹 のコメント

冒頭でかっこいいスキヤキ出してきたり、同テーマの秀逸な同人誌を出してきたり。その後に続く本編のハードルをグイグイ上げてくるなと思ったのですが、そのあとの持っていき方は実に見事でした。それらで触れられてない「フタついたご飯」っていう新たな視点を持ち出すことで、一気に自分を革命児的な立場に押し上げてきたんですよ。先達を踏み台にして。すごい。
以降も尊大に振舞ったかと思えば「うん。後で挽回しようね。」って急に優しくなったりと、緩急のつけ方が巧み。あとたとえ話のジャンルが多岐にわたるのも、いい方はいやらしいですが教養がにじみ出ているようで、やはり良いです。

もう手練れの域なのでアドバイスとかはないのですが、強いて言えばけっこうな長編なので途中に小見出しがあると読みやすくなると思います。あとは企画っぽいというか、自分で体動かして何かやる系の記事も記事を読んでみたいなーというのがリクエストです…!




おばけ階段を攻略する。

作品画像

[作品名]おばけ階段を攻略する。
[投稿者]ファンク・ダ・ネオーンさん (私立ねお学園
[コメント]こういう事をしていると普段訪れる事はない駅や街を知る事ができてそれだけでなんかお得感があって良いです。



今後は他のライター様との差別化を考え、こういった笑えるプチオカルト的な事に特化していきます。


#write($writerdata 'catalog_title') 石川大樹 のコメント

そういう仕組みだったのか…!
「人の気配がなく静かです。閑静だからでしょうか。」みたいな表現はいいですね!こういう文章で読ませるところがさらにあるともっとよくなりそうです。この流れだと、上に昇ってから、降りる前のところなどもうちょっと書けそうですね。あと出発前に仮説立ててから検証するみたいな流れにすると、情報量が増えるので気の利いた表現も入れやすそうな気がします。

そしてコメントにもありましたが、こういうのシリーズ化していくと得意分野が育ってよさそうですね。反面そればっかりやってると他の記事が書けなくなったりするので(執筆よりもアイデア出しの面で特に)、並行してほかのも書いていくといいんではないかと思います。




ガッツポーズの真の意味に気づいた

作品画像

[作品名]ガッツポーズの真の意味に気づいた
[投稿者]丹生庵蜻二さん (清水の舞台から縄ばしごで降りる
[コメント]先に言います。「笑える面白さ(Funny)」はありません。

ただ、反省するために必要なことでした。


#write($writerdata 'catalog_title') 石川大樹 のコメント

撮影不可の取材などでイラストを代わりに入れることはよくありますし、全編マンガのコミックエッセイなんてのもよくあるわけですが、ドット絵の入った記事っていうのは新しいですね!
せっかくドット絵なので数コマ程度のアニメーションをすると可愛いしより個性が出るのではと思いました(労力を顧みない提案)

過去の話の比率が多いほど、いわゆる「自分語り」になってしまうので、もうちょっと現在の比重を上げるといいと思いました。久しぶりに訪れた景色はどう変わっていたか、ガッツポーズをした時の心境や見えた光景はどうだったか、とか。そういう話の間にうまく過去のエピソードを混ぜ込むようにすると、読み手がとっつきやすくなると思います。




おわりに



読み手との距離

よく言われることですが、読者は自分との距離が近い記事のほうが面白く思うんですよ。自分の地元について書かれた記事は面白いですし、普通の日記でも知人が書いたものだったら面白かったりしますよね。
それは時間軸でも同じことで、単なる昔語りだと時間的に遠いのでちょっと興味が薄れて、現在の話にリンクしての回想だと、近いところから地続きなので興味がわきます。もちろんエピソード自体の面白さのほうが大事なわけですが、ただ書き方ひとつでちょっと興味を引けるのであれば、意識してみてもいいかなーと思います。

ではまた来年度!

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