お猪口の底の青い輪は日本酒の色を見るためのもの
石原たきび 2008.10.13
石原たきび
1970年岐阜生まれ。フリーランスで『R25』および書籍ほか編集。飲み会のカラオケでエレカシを歌うと以降の記憶が飛ぶというジンクスが。隣家のミーちゃん(ネコ)を全力で懐柔中。たき火の会主宰。俳人(見習い)。
底に青い二重丸が描かれたお猪口は「きき猪口」といい、これは日本酒の色を見るためのもの。白地と青線のコントラストからお酒の良否を判定します。いい色が出ている際のほめ言葉は「おっ、青冴えしてるね」。
フツーの「きき猪口」(写真は2枚ともこれ)は窯で焼く前に青線を描くので底が平坦。一方、プロ用の「本きき猪口」(めったにお目にかかれないらしい)は焼いた後にひとつずつ描き入れるので青の色が濃く、若干盛り上がっているそうです。