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2012年04月13日号 和歌山電鐵がお茶目すぎる「『いちご電車』をもう一度」、土地の名物を加える「奥の細道を2時間で踏破できる街」など3本です。
『いちご電車』をもう一度
[作品名]『いちご電車』をもう一度 [投稿者]ぽこさん (pink sheep sleep) [コメント]長年乗りたかったいちご電車に乗ってきました。なかなか乗れないのがつらかったです。
石原たきび のコメント
タイトルはもちろん「『いちご白書』をもう一度」から。それにしても和歌山電鐵、想像を超えたお茶目ぶりですね。ぽこさんの“妄想独り言系”文体も記事のテイストにマッチして読みやすい。問題のいちご電車は3ページ目の後半から登場します。そして、すばらしい。
林雄司 のコメント
こういうネタっぽくない題材って扱いが難しいのに楽しい作品にしあがっててムムムとうなりました。目的の電車が来なかったり、ランチが食べられない失敗を楽しく文章にしているのがうまい。コネタを写真でテンポ良く見せているのもいいですね。堂々と楽しそうに顔出ししているのもとても好印象です。※ぽこさんは3回目の入選です
奥の細道を2時間で踏破できる街
[作品名]奥の細道を2時間で踏破できる街 [投稿者]hirahiraさん (Methane hydrate) [コメント]高校時代に、俳句甲子園の全国大会に出場させて頂いたことがあります。それが縁で知った大垣にあるミニ奥の細道に行ってきました。
「僕はデジカメのフォルダを句碑メインで潤していった」。さすが俳人の表現力。写真が単調になることを見越して、土地ごとの名物をピックアップした点もおみごと。俳句甲子園のことも気になるので、こんど自作の俳句というテーマでぜひご投稿ください。あ、テーマ部門でもいいですね。
景色がいいとそういう写真を入れたくなりますが、企画の趣旨がぼやけるので別ページにしたのは英断。情緒写真でステキって言われたいという煩悩は制作時にはとっぱらいましょう。「そんな絶好の取材日の天候は、しずくでべちゃべちゃの案内板からお察しください」。ネガティブ要素をさらっと婉曲表現にしているのもいいヨー。※hirahiraさんは2回目の入選です
ロード・オブ・ザ・中古車(全3話)
[作品名]ロード・オブ・ザ・中古車(全3話) [投稿者]ななせさん (パラレル地球儀) [コメント]36軒+αが立ち並ぶ中古車屋ロードは圧巻!
いわゆる郊外のロードサイドレポート。非常に面白く拝読しました。惜しむらくは、似たような引きの写真が多いので、引きと寄りをバランスよく配置するとよかった。サイズも横4×縦3という比率にしてみてはどうでしょう。「茨城の珍展望スポット」、かなり興味ありますよ。
これはネタになりそうな道ですね。動画で撮って早まわしにして何軒あるかを数字で出したり、写真を並べてものすごく横に長いオリジナル地図(商店街マップみたいなもの)を作ったり中古車店じたいをネタの軸にしてもキャッチーだったかも。店の上に乗ってるカエルが妙に潰れてておもしろい。こういう屋外ディスプレイだけ集めたくなりますね。
最後にまた道場主から