1900年代の終り頃に、某化学メーカーのシステム設計〜リリース〜サポートで、1年半ぐらい、平日は出張でこの近くのホテルに泊まって、そのメーカーのシステム部に通うという生活をしていました。
ホテルに帰るのは夜遅いので、居酒屋ぐらいしか開いておらず、よく食事をしたのが「くし松」です。ご飯とホルモン、特製ホルモン(ハラミらしい)、味噌汁、おかわり自由のキャベツで、1000円あれば余裕。確か霧島のお湯割りを飲んでもその範囲でいけたように思います。安くて美味しくて、毎日食べてもお腹に優しい、私の出張生活を支えてくれたお店でした。
その仕事は辞めてしまい、以来全く行く機会がなくなりました。
今や自分の中では、延岡に行く=くし松。いつか行きたいと思いつつ、とくに用事もないので、時々、卓上コンロの上で焼いていたホルモンのことを思い出すだけになっています。
忘れられないのが、味噌汁です。本格味噌汁という名前でした。
当時、ホルモンが200円ぐらいのところ、本格味噌汁も200円で、あまり頼んでいる人がいないメニューだったのですが、これがすごくうまかったのです。あの味噌汁をもう一度飲みたい。
どなたか、くし松に行って、代わりに味噌汁を飲んできていただけたらうれしいです。 |