カジカ酒
「カジカ酒を飲みたい」(玉置豊)より
カジカ酒と言うものがあります。そもそもカジカとは清流に住むハゼみたいな魚で、金沢ではゴリと呼ばれる小さな高級魚です。これを素焼きにして、熱燗を注いだものがカジカ酒です。 記事はこの「カジカ酒」を作るのですが、まずカジカを捕まえるところから始まります。 カジカを釣る方法はいくつかありますが一番シンプルなのは、適当な竿の穂先1メートル分を用意して、そこに釣り針がついた糸を短く結びます。針の上に小さなおもりを噛ませ、餌(いくら)をつければ完成です。 カジカが潜んでいるのは、石と石との狭い隙間なので、そこに竿先を突っ込んで餌のイクラを送り込みます。 そうして釣れたカジカを炭火でこんがりと焼き湯呑に入れて、そこに沸騰するちょい前くらいまで熱くした日本酒を注げば「カジカ酒」の完成です。味の方はなにか化学調味料でも入れたのではと疑いたくなるほどの旨みの濃さです。
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