冷たい方が美味しい!
炊き立てで美味しい~、揚げ立て美味しい~など、これらは温かい物を食べた時の感想だ。コンビニでお弁当を買った時の「温めますか?」のように、世の中には温かい方が美味しいという考えが蔓延しているように思える。
スーパーにも電子レンジがある
しかし作った後、ラップをかけて放置していた方が美味しいものだって多々あるのだ。炊き立てじゃなくて美味しい~、揚げた手じゃなくて美味しい~で世の中は溢れているのだ。今回はそんな料理を紹介したい。
それになんとなく温かいと美味しさが湯気となって逃げて行く気がする
冷たいミートソーススパゲッティ
ミートソーススパゲッティは一般には温かい食べ物だと思う。しかし、僕は冷たいミートソーススパゲッティをオススメしたい。作り方も実に簡単で、その味は三ツ星レストランに並んでいてもいいと思えるほどだ。
パスタをゆでて、
水でパスタを冷やし、
レトルトのミートソースを
温めずにかけて完成!
冷たいミートソースは温めたときより美味しさが凝縮している。これは全ての冷たい料理に言えることだけれど、美味しさが凝縮しているのだ。それを味わえば今まで温めていたことを後悔してしまう。
また麺を水で冷やすことで讃岐うどんのようなコシが生まれ大変美味。もちろんレトルトのミートソースには温めろ! と書いてあるが無視である。断然冷たい方が美味しいのだ。
自己責任で無視します
ハンバーガーも冷たく!
ハンバーガーも実は冷たい方が美味しい。前日に買って朝食として食べる時など僕はとてつもない幸せを感じる。レンジで温めたりはしない。パンに重みが増し、肉がより肉らしい味を発揮する。
朝食にもってこい!
ただポテトは温かくないと口の中で粉っぽくて大変マズい。何でもかんでも冷たい方が美味しいというわけではないのだ。ハンバーガーに関しては冷たい方が正解だと思うけれど。
幸せの瞬間!
正しい冷ご飯の作り方
炊き立てのご飯より冷ご飯の方がもちろん好きだ。冷ご飯は温かい時より重みがある感じで胃にずっしりと来る。食べた感がすさまじく幸せになれる。
ラップをして外に出しておく
そのため、ご飯が炊けるとこの時期なら外に出し、夏場ならシンクに水をため冷やし、率先して冷ご飯を作っている。冷ご飯を作る際に気をつけておきたい点は、ラップをすること。そうしなければ表面が乾燥してパリパリになってしまい美味しくない。
冷ご飯にレトルトカレーを温めずにかけるのもオススメです!
外出時も冷やします
外出中でも温かくないものを食べたくて、温かいものを冷やすマシンを開発した。コンビニで買った温かい肉まんもこのマシンで冷やすことにより、さらに美味しくいただけるのだ。
コンビニで買った肉まんを
このマシンで冷やします
中心部が開くカプセルにワイヤーをつないだこのマシン。使い方は簡単で、そのカプセルに温かいものを入れ振り回せばよい。食べる前の軽い運動でより美味しく食べることができる一石二鳥のマシンだ。
振り回す
とにかく振り回す
プラスチックのカプセルなので水気を逃がさず、冷やした後は肉まんの皮をしっとりとさせてくれる。フワフワだった皮に重みが生まれ大変美味。ふわわふした言葉より、重みがある言葉の方がありがたみがあるように、肉まんもそれと一緒なのである。
冷却後は重みが増す
結果、美味しい!
いま冷たい食卓が熱い!
冷たい物だけが並んだ食卓に最高の幸せを感じる。難しいことではない。作ってからしばらく別のことをしているだけで、夢のような食卓が完成するのだ。
これは出来立て!
出来立ての、おでん、肉じゃが、サバの味噌煮、しょうが焼き、白ご飯を冷やす。これらは僕の長年の経験から胸を張って冷たい方が美味しい! と言えるものたち。サッカーで言えば代表チームのスタメンだ。
ラップをして冷やします
冷やすポイントはやはりラップだ。これがなければ表面が硬くなってしまう。そして、先に書いたように冷やす過程で湯気となって美味しさが逃げることになる。それを守るためにもラップは必須だ。
完成!
この時期なら1時間半もあれば完全に冷えてしまう。夏場は冷えるというより、ぬるくなるという感じなので、晩秋から冬にかけてが一番美味しい時期だと思う。料理にも旬があるのだ。
うまい!
味が素材に馴染み温かい時より断然美味しい。ケーキなども出来立てより数時間後の方が味が馴染み美味しいと聞く。それと全く一緒。冷えることにより最高の食事が完成するのだ。
冷たい料理に熱いお茶が僕の好み!
なんかさびしい感じはするけどね!
冷たい時代の到来!
ここまで僕の好みを一方通行で熱く書いてきたけれど、本当に昔から冷えた方が美味しいと思っている。そのためか以前母に「あんたには、なんか料理の作り甲斐がない」と言われてことがある。いや違うのだ、母さん。冷えることでより美味しくなるのだ。また最近は温めないカレーが売られ始めたりと、冷たい時代が来ているのではとワクワクしている。