ロマンの木曜日 2012年2月23日

僕がクビになった日

前略、クビになりました。
前略、クビになりました。
私事で恐縮だが先日僕は会社をクビになった。

申し込みの書類を受け付けたりする事務として12月1日から働き始めた。ひとまず3ヶ月のトライアル雇用ということで入社したが、3ヶ月待たずしてクビになったのだ。ウケる。

そしてクビ生活は既にスタートしてしまっている。クビになってから始まる物語があるのだろうか。流行のゲーム「ラブプラス」風に言うと、現状はさしずめ「クビプラス」といったところだろうか。

というわけで、ラブプラスに代わる新しい「○○プラス」と、僕がクビになった日のことを同時に発表してみたい。(内容的繋がりは特にありません)
1986年埼玉生まれ、埼玉育ち。大学ではコミュニケーション論を学ぶ。しかし社会に出るためのコミュニケーション力は養えず悲しむ。インドに行ったことがある。NHKのドラマに出たことがある(エキストラで)。

前の記事:「頭にネクタイ巻くならコレだ」
人気記事:「クリスマスを極めるためのToDoカレンダー」

> 個人サイト Twitter

予兆

その日は朝起きると雨が降っていた。 冬にしては珍しい感じの雨の降り方だった。今考えると、あのときの雨が何かいろいろなことを象徴していたのかもしれない。

僕はいつも朝7時39 分の電車に乗っていたのだが、その日は電車が遅れたらしく(そもそも僕が家を出るのが遅れていた気もする。あいまいだ)10分くらい後の電車に乗った。

しかし途中、乗換駅で電光板を見ると、遅れて到着したのだから乗れるはずのない電車の時刻が表示されていた。「あれ、おかしいな」と思ったが、そのまま乗ってみるとむしろいつもより早い時刻に会社についてしまった。なんなんだ。説明しづらい地味な混乱だ。
ヒゲの男たちと恋愛するゲーム
ヒゲの男たちと恋愛するゲーム
どこかに思い違いがあるのだろうが、そのとき僕は時空がねじれたみたいな奇妙な感覚に震えていた。この混乱もクビになる予兆だったのかもしれない。

そう考えるとクビになる前日に、以前インドに行ったときの写真を急に見返したくなったのも予兆だ。夜、いつにもないくらいスヤスヤ眠れたのも予兆。全部予兆だったのではないか。
下校時にあなたをゴリラが追いかけてくる!
下校時にあなたをゴリラが追いかけてくる!

朝のミーティング

早く着いてもアレなので、会社から遠い方の改札からグルッと回って行くことにした。すると、だいたいいつも通りの時間に到着。目論見通りだ。

ここからいつも通りの一日が始まるのかなと思っていると、朝のみんなが集まるミーティングの時間に「今日は藤原くんはこっちじゃなくて、受付を見張っていて」と言われた。ちなみに、かつてそんなことを言われたことは一度もない。何か変だ。

ここまで来ると予兆ではなく前段階だ。言われたとおりに受付のイスに座っていると、みんながパチパチと拍手するのが一回聞こえた。何の拍手なのかは知らないが、嫌な感じはした。
生野菜にミソを付けて食べるとおいしいですよね、という提案
生野菜にミソを付けて食べるとおいしいですよね、という提案
僕が立ったり座ったりコピー機を見張ったりなどしていると、ミーティングが終わった。みんなが自分の席に戻ってくる。

近くの席の人にミーティングの様子を聞くと、僕より2ヶ月先に入ったほぼ同期の人が前日に会社を辞めたのだそうだ。そういえば、いない。

会社で働くことの難しさを感じていた僕は「ああ、あの人辞めちゃったんだ……」というショックを少々受ける。
魚類と恋愛することで世界が救われるゲームですかね
魚類と恋愛することで世界が救われるゲームですかね
少々、というかかなりショックだったみたいで、その時の気持ちはミーティング後の手隙の時間に少しメモしたが、このあと自分がクビになるとも知らずにそんなことしているのはバカみたいで非常に恥ずかしく、公開することはとてもできない。自分で見返すこともしていない。いつの日か見てみたいという気持ちがあり、捨てるのは惜しいので、メモ帳ごと土に埋めておこうか。

DPZトップへ

この記事を送る