フェティッシュの火曜日 2013年4月23日

東京湾アクアラインの海底トンネルで滑り台を滑る

なんともワイルドな海底トンネルの滑り台
なんともワイルドな海底トンネルの滑り台
ある春のうららかな日、編集部の安藤さんから「東京湾アクアラインの海底トンネルを見に行きませんか?」と連絡があった。

聞くところによると、海底トンネルの普段立ち入る事ができない部分に入れるとの事である。なんでも、そこには滑り台があるのだそうだ。

ほうほう、海底トンネルでしかも滑り台とは、実に面白そうな話である。私は二つ返事で「行きます!」と告げた。
1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。

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海底トンネルの緊急避難路に入る

東京湾アクアラインといえば、神奈川県の川崎市と千葉県の木更津市を結ぶ高速道路の事である。

全長約15kmのうち、川崎側の約10kmが海底トンネル、木更津側の約5kmが橋梁となっており、その接続点には「海ほたる」と呼ばれる人工島が設けられている。

今回はそのうち海底トンネルの緊急避難路を見学させていただけるとの事だ。緊急避難路とはその名の通り、万が一海底トンネルで事故が起こった場合に避難する為の通路である。
集合場所は海ほたるなので、川崎駅からバスで向かう
集合場所は海ほたるなので、川崎駅からバスで向かう
工業地帯からアクアラインの海底トンネルに突入だ
工業地帯からアクアラインの海底トンネルに突入だ
バスは10kmのトンネルを疾走し、いざいざ海ほたるへ
バスは10kmのトンネルを疾走し、いざいざ海ほたるへ
川崎駅を出てから35分、バスはトンネルを抜け海ほたるに到着した。意外と早く着くものである。

私は東京湾アクアラインを通った事が無く、当然ながら海ほたるに来るのも初めてだ。わくわくしながらその入口を潜った。
海ほたるはパーキングエリアのようである
海ほたるはパーキングエリアのようである
最上階にはお店が並び、お台場のような雰囲気だ
最上階にはお店が並び、お台場のような雰囲気だ
海上に浮かぶ船をイメージしているのであろう、海ほたるは白を基調としたデザインの、開放的な建物だった。

天気が良い日であったのでぽかぽかと暖かく、吹き抜ける潮風が気持ち良い。周囲を海に囲まれたロケーションの良さもあってか、平日なのにも関わらずかなりの人出で賑わっていた。
せり上がって海ほたるに到達するトンネルの様子が良く分かる
せり上がって海ほたるに到達するトンネルの様子が良く分かる
海ほたるからは橋となって木更津へ向かう
海ほたるからは橋となって木更津へ向かう
さて、いよいよ海底トンネルの見学である。NEXCO東日本の職員さんに先導され、駐車場を抜けてそのさらに奥へと進んで行く。
巨大な駐車場の雰囲気も良いものだ
巨大な駐車場の雰囲気も良いものだ
明るい地上から階段で一気にトンネルの深さまで下りる
明るい地上から階段で一気にトンネルの深さまで下りる
鉄とコンクリートの機能美である
鉄とコンクリートの機能美である
階段室から出てさらに重厚な扉を潜ると――
階段室から出てさらに重厚な扉を潜ると――
うぉお、川崎まで延々続く海底トンネルの緊急避難路に出た
うぉお、川崎まで延々続く海底トンネルの緊急避難路に出た
この緊急避難路に入った瞬間、私のテンションは最高潮に達した。

いやはや、これは凄い。いくら目を凝らしても果てが見えず、ただ無機質なコンクリートとそれを照らす照明がどこまでも続くだけ。じっと見ていると奥へ吸い込まれてしまいそうだ。

海底トンネルにこのような通路が存在するとは。道路を通っただけでは分からない、まさにアクアラインの裏の顔である。

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