ひらめきの月曜日 2013年12月9日

七面鳥で作る水ターキー、ケンターキー、シーチメン他

鍋の季節がやってきました。そこで水炊きならぬ水ターキーですよ。
鍋の季節がやってきました。そこで水炊きならぬ水ターキーですよ。
ちょっと変わった料理を作る動機は、珍しい食材が手に入ったとか、海外のレシピ本を買ったとか、誰かに食べさせてあげたいとか様々だが、ダジャレを言いたいだけという場合もあるだろう。

今回がまさにそれだ。

季節はもうすぐクリスマス。クリスマスといえば七面鳥、七面鳥はターキー。ここから数々のダジャレ料理を生み出していきたいと思う。
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。

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七面鳥で鍋を作ってみたい

クリスマスディナーのメインディッシュといえば、ケンタッキーのフライドチキンや銀紙のついた鶏モモ肉もいいけれど、憧れはやっぱり七面鳥の丸焼きではないだろうか。

この前、試しに4キロくらいの七面鳥を1羽買って丸焼きにしてみたら、これがなかなかおいしかった。
はじめてにしては上手にできたと思う。(その話は地球のココロでどうぞ</a>)
はじめてにしては上手にできたと思う。(その話は地球のココロでどうぞ
しかしである。丸焼きもいいけれど、クリスマスではなく忘年会という切り口で考えると、日本の冬にはやっぱり鍋が似合う。お鍋の国の人だもの。

そこで七面鳥をまた1羽買って、今度は水炊きを作ってみることにした。

ターキーの水炊きだけに、水ターキーである。

そう、今回はこれが言いたかっただけなのだ。

七面鳥は一度注文するとさらに大きいものを買いたくなるもので、今回は勢いで9キロオーバーを購入してみた。ちなみにキロあたり千円くらいなので、そんなに高いものではない。ダジャレを言うためだけにしては高いけど。
携帯と並べてみたが、大きさが伝わるだろうか。前に元編集部の工藤さんが生ハムを1本買っていたからお取り寄せ。
携帯と並べてみたが、大きさが伝わるだろうか。前に元編集部の工藤さんが生ハムを1本買っていたグルメミートワールドからお取り寄せ。
育ての親は七面鳥界のザ・ファンクス(プロレスネタ)だろうか。メイドインアメリカ。
育ての親は七面鳥界のザ・ファンクス(プロレスネタ)だろうか。メイドインアメリカ。

七面鳥を解凍してさばく

届いた七面鳥はカチカチに凍っているので、これを氷水に漬けて解凍する。こうするとドリップ(肉から染み出る汁)の量が少なく、ジューシーな状態で解凍できるそうだ。

マグロのサクくらいならすぐに解凍できるが、9キロ越えの七面鳥となると、解凍するのに必要な時間がまったく読めない。
30リットルのクーラーボックスがピッタリサイズ。
30リットルのクーラーボックスがピッタリサイズ。
とりあえず氷水に丸一日漬けておき、そろそろいいかなと袋から取り出すと、七面鳥のワイルドな香りが広がってきた。ニワトリに比べるとかなり野性味のある香りだが、決して嫌いではない。豚とイノシシみたいな違いだろうか。

ドリップはほとんど出ていないようだが、そのかわりまだ中の方は凍っているっぽい。しかし、もう袋は破いてしまったし、冷蔵庫に入れられる大きさでもないので、このままさばいてしまうことにした。
入れ物が大きいのでピンと来ないかもしれないが、巨大なのです。
入れ物が大きいのでピンと来ないかもしれないが、巨大なのです。
前に七面鳥を料理した時は丸焼きだったので、さばくのは今回が初体験。

ニワトリすらさばいたことがないのでちょっと緊張はしたものの、別に生きた七面鳥が届いた訳ではないので、キッチンバサミと包丁を使って、どうにか手羽、モモ、ムネ、ガラに切り分けることができた。

うまく骨から肉をはがせなくてガラにニワトリ一羽分くらいの肉がついているけれど、マグロの中落ちみたいにスプーンで削り取る訳にもいかないので、とりあえず保留。
奥に映り込んだバナナから、この大きさを感じてください。
奥に映り込んだバナナから、この大きさを感じてください。
ちなみにネックとレバーとハツと砂肝は、最初から切り分けられた状態で、お腹の中に入れられている。

やはり中はちょっと凍っていたので難儀したが、ちゃんと解凍できていれば、もっと簡単だったかな。それにしても肉の量が多い。

七面鳥のガラからスープを作る

まずは大量に肉がついてしまったガラがもったいないので、これでスープをとることにした。

家で食べていた水炊きは昆布だけのダシだったが、博多風の水炊きは骨付きの肉でしっかりとダシをとるというのをなにかで読んだので(たぶんクッキングパパ)、その流れでいってみよう。
これだけでご馳走が作れそうな量の肉がついているガラとネックを贅沢に使用。
これだけでご馳走が作れそうな量の肉がついているガラとネックを贅沢に使用。
ラーメンのスープをつくるときの癖で、ネギとショウガもたっぷりと入れてみた。
ラーメンのスープをつくるときの癖で、ネギとショウガもたっぷりと入れてみた。
吹きこぼれない程度の強火でグツグツと煮込み、浮いてきたアクと脂をとりながら、底が焦げ付かないようにかき混ぜ続ける。

その途中、冷凍されたショウガの塊だと思って鍋に入れていたものが、まさかのサトイモだったことが判明した。
なんか柔らかいと思ったら、君はサトイモじゃないか。
なんか柔らかいと思ったら、君はサトイモじゃないか。
骨が砕けてスープが白濁するまで煮込むか迷ったが、今回はあっさりと透明なスープでキメよう。

今、我が家は七面鳥のうまそうな香りが充満している。そういえば小学生の頃、飼育委員として学校で七面鳥の世話をしていたことを思い出した。なんで七面鳥がいたのだろう。
相撲部屋のちゃんこ番になった気分の量。
相撲部屋のちゃんこ番になった気分の量。

具を用意する

スープの用意ができたならば、次は鍋の具の用意。

使用する肉は、七面鳥のモモとムネ。一般的なニワトリよりも赤みが強く、地鶏のように弾力のある筋肉質でおいしそうだ。

野菜は畑から収穫してきたものを適当に切る。
赤みの強いモモもうまそうだが、きめの細かいムネもうまそう。
赤みの強いモモもうまそうだが、きめの細かいムネもうまそう。
この何倍もの肉がまだあったりする。
この何倍もの肉がまだあったりする。
土鍋に七面鳥のガラでとったスープを張り、まずは七面鳥の肉を煮て、さらにスープを濃いものとする。

このスープでシメをなんにするか、今から迷うのが楽しい。
ミズターキー、メスの七面鳥という意味ではないよ。
ミズターキー、メスの七面鳥という意味ではないよ。

七面鳥の水ターキー、完成!

野菜などの具を加えて火が通ったら、七面鳥の水炊き、水ターキーの完成である。

ここまでの道のりの長さに対して、見た目は普通の鳥鍋だ。しかし、味は違うはずだと信じたい。
普通!
普通!
さっそくポン酢を加えてまずはスープをいただいたのだが、これがやっぱりおいしい。旨味は濃いけれどしつこさはない。体幹がしっかりと鍛えられているアスリートみたいなダシと言えば伝わるだろうか。

肝心の七面鳥の肉についてだが、モモ肉はなかなかの歯ごたえで、噛むほどに味わいがあり、なんとなくマタギになった気分が味わえる。
やはりモモ肉はうまい。
やはりモモ肉はうまい。
ムネ肉は火を通しすぎたためか、味はいいのだがパサついた印象だったので、薄切りにしてシャブシャブ風にしたら柔らかくておいしかった。切り方と火の通し方で味わいが全然変わってくる。

ついでにまだまだたっぷりとあるムネ肉を使って、つくねを作ってみたのだが、これは当然柔らかく、口の中でホロホロと崩れる感じがたまらない。

今度ホロホロ鳥で作ってみよう。
包丁でムネ肉を叩いてミンチにしてみた。
包丁でムネ肉を叩いてミンチにしてみた。
そういえば私はつくねが好きなんだったと思いだした。
そういえば私はつくねが好きなんだったと思いだした。

シメは七面鳥だけに七麺で

鍋の具をほとんど食べ終わったところで、七面鳥と野菜の旨味が溶け込んだスープを使って、張り切ってシメの炭水化物といこう。

七面鳥だけに、うどんをいれて七麺だ。七ってなんだ。五目そばの五みたいな意味か。いや七味唐辛子を振ればいいのか。まあなんでもいい。
スープの底から拾ってきたサトイモも入れた。
スープの底から拾ってきたサトイモも入れた。
七麺、超うまい。しちめんちょううまい。七面鳥うまい。

鍋を食べ進めるごとに成長していったスープの卒業式にふさわしい、深みのある見事な味である。

もうこれ以上のものは望めないだろうと思いながらうどんをすすったのだが、翌日に残りのスープを濾して作ったインスタントラーメンが、なんとさらにうまかった。
ラーメンについている粉末スープは使わずとも、塩少々とスープの味だけで十分。
ラーメンについている粉末スープは使わずとも、塩少々とスープの味だけで十分。
茹であがっているうどんと違い、インスタントのラーメンはその麺にスープを吸い込むので、ものすごく旨味を吸収した麺となる。

そこにあんかけのようにトロトロとなったスープが絡むのだから、たまらないったらありゃしない。これからは鍋のシメはインスタントラーメンにしようかな。もちろんこの味にはならないだろうけど。

こんな感じで水ターキーを堪能したのだが、話はまだ終わらない。なぜなら肉もスープもまだまだ大量にあるからだ。

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