ロマンの木曜日 2014年4月24日

プロジェクターをバズーカにしたら、きもちいい

ノスタルジー兵器。
ノスタルジー兵器。
あなたは「スーパースコープ」を覚えているだろうか。
そう、スーパーファミコンのバズーカ型周辺機器である。
バズーカでテレビに狙いを定めると、画面上の敵を爆破、倒せるアイテムであった。
今思えば「wiiリモコン」の先駆けだ。
父は数学教師。母は国語教師。姉2人小学校教師という職員室みたいな環境で育つ。普段はTVCMを作ったり、金縛りにあったりしている。

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人気記事:「かまいたちの夜、みたいな夜を」

ほとばしるSF感

ほとばしるスパーク。
ほとばしるスパーク。
これを改造したのが冒頭の、「スーパースコープロジェクター」である。
トリガーを押すと、爆破の映像がプロジェクターから投影される。
風穴のあいた先輩。
風穴のあいた先輩。
角度によっては、本当にバズーカが火を噴いているようにみえる。
爆破プロジェクションマッピングだ。
作り方は簡単。
まずお金を用意します。
まずお金を用意します。
バッテリー駆動で、いちばん明るいプロジェクターを買います。
QUMI5というモデルです。(500ルーメン)
凄く高いです。
持ち運びできるようにバッテリーも買います。(17500mAh。だいたい1mAhあたり1円)
凄く高いです。
スーパースコープをヤフオクで物色。
スーパースコープをヤフオクで物色。
こちらは1500円です(ソフト付き)
いろいろ失いましたが、これで準備は完璧!
プロジェクターを機動。
プロジェクターを機動。
おぉ、意外と明るい。
プロジェクターで投影すると、どうでもいい画面でもなんだかわくわくする。
プロジェクターを内蔵するため、スーパースコープを分解する。
プロジェクターを内蔵するため、スーパースコープを分解する。
カラシニコフも真っ青なシンプルさ。
カラシニコフも真っ青なシンプルさ。
中身は超シンプル。まったく無駄がない。
ドリルでプロジェクターをはめこむための穴をあける。
ドリルでプロジェクターをはめこむための穴をあける。
ヤスリで削り、表面をひたすら滑らかにする。
ヤスリで削り、表面をひたすら滑らかにする。
スーパースコープ、改めて眺めてみるとスタイリッシュなデザインだ。
第9地区に登場しても全く違和感がない。
試しにはめ込む。
試しにはめ込む。
穴があいたのでやさしくやさしく、プロジェクターをはめこむ。
やさしく、やさしく…。
はい、表面に傷つきました?!
言葉にできない声がでる。
家のプロジェクターにして、パシフィック・リム観る予定だったのに。
はやくも傷物になってしまった。
数日作業を寝かして、精神を整え、再び制作を開始する。
三脚のボルトで固定する。
三脚のボルトで固定する。
プロジェクターには三脚を固定するための穴があいている。
300円の三脚(一脚100円)から、固定用ボルトだけとりだして、スーパースコープとしっかりと固定する。スピーカーとかバッテリーとか最近、三脚固定用の穴がついている電化製品が多い。
ほとんど使わないけど、なんだか嬉しい穴である。
ここで奇跡がおきた。
ここで奇跡がおきた。
スーパースコープの発射口を固定しようとした時、奇跡は起きた。
プロジェクターのLEDの口径とスーパースコープの口径がぴったりなのだ。
このプロジェクターを内蔵するために開発されたとか思えない。
思わず声がでる。
はめこむだけで改造完了。

続いて、メカニック部分を制作する。

なにやら複雑そうな作業。
なにやら複雑そうな作業。
スーパースコープのトリガーを引くことで、動画の再生・停止を行いたい。
そのためには、リモコンの出している赤外線を解析しなければいけない。
僕はミニ四駆以上に複雑なものは作れないので、会社の電子工作部の先輩、槙島さんにお願いする
なんとできたそうだ。
なんとできたそうだ。
様々な行程があったのだと思うが、僕には理解できないので紹介できないのが残念である。
回路図書ける人ってかっこいい。
回路図書ける人ってかっこいい。
槙島さんに回路図を書いてもらったので、さっそうとハンダづけする(同じく電子工作部の茗荷くんが)
スーパースコープに部品を組み込んでゆく。
スーパースコープに部品を組み込んでゆく。
赤外線ランプのための穴をあける。ここから赤外線が出て、プロジェクターの受光部が感知するわけだ。
爆破用の動画をつくる。
爆破用の動画をつくる。
フリー素材を使って爆破用映像を編集する。(電子工作部の茗荷くんが)
動画データを小型のフラッシュメモリに入れ、プロジェクターに挿す。
原始的な工作に戻ります。
原始的な工作に戻ります。
そのままでは投影される映像が四角形になるので、発射口に小さな穴をあけた紙をはりつける。
これで四隅がつぶれて、ちょっと自然な爆破映像になるはずだ。
最後に、バッテリーのケーブルとスピーカーのケーブルを接続すれば…完成!
最後に、バッテリーのケーブルとスピーカーのケーブルを接続すれば…完成!

レッツ爆破

チュドーン
チュドーン
おぉっ!音がいい。
映像は光量がそこまで強くないので照明があるとかなり薄くなってしまうのだが、爆音がこだますとそれだけで爆発感がでる。
普通に壁に照射するよりも、部屋の四隅にあてたほうが爆破に立体感が出ていい。
写真ではこの感動、全く伝わっていないと思いますので映像にしてみました。
壁を爆破したり、レーザーを出したり、イナズマを出したり、ヒトダマを出したり、先輩に集中爆撃を行ったり。
映す対象を変えることで、この世のありとあらゆるものを爆破・攻撃することができる。
プロジェクションマッピングならぬ、テロジェクションマッピングである。
あーきもちえ?
あーきもちえ~
ハリウッド映画のクライマックスといえば爆発であるが、あれはやっぱり人種・文化の垣根を超えて気持ちいい映像だからだと思う。
「博士の異常な愛情」のラストみたく、いろんなものが爆発している映像集あったら、ストレス解消になるのではないか。

プロジェクターをバズーカにしてみて

俺たちの戦いはこれからだ!
俺たちの戦いはこれからだ!
今回の記事ではプロジェクターをバズーカにし新たな可能性を探ったわけだが、まだまだ活用方法があるはずだ。
ファイティングポーズをとる人の背後にカマキリの映像を投影すれば、強そうに見えるだろう。
かっこよく「勝訴」であることをアピールしたり、冷やし中華をスタイリッシュにはじめることも可能だ。
プレゼンにも使える。競合他社を文字通り排除できる。
東京駅や、パフュームにプロジェクションしている場合ではないのだ。
今度は、車にプロジェクターつけてみたい。
走ってる窓から、忍者のアニメーションを投影するのだ。(もしくは高速で走っているおばあちゃんの映像)
どこまでも車を追いかけてくるように見えて楽しいのではないだろうか。

告知

2014.04.26(土)のニコニコ超会議に、会社の電子工作部として参加します。
電子工作部のサイトはこちら。
http://www.ugoita.com/
ふーふー吹いたらハーモニカみたいに音がなるファミコンソフトとか、以前こちらのサイトで記事にしたファミコンラジコとか、今回のバズーカもあるので、見かけたら気軽に声をかけて頂けると爆破します。

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