特集 2014年11月1日

10月の記事ベスト5発表!&ライターの趣味が似通いすぎ

!
こんにちは。編集部 石川です。

毎月上旬にお送りしております総集編、今回は、昨日10月が終わったばかりですがもう振り返ります。
いつもは一週間くらい間が開くんですが、原稿スケジュールの関係でこうなってしまいました。
集計係の藤原さんの苦労を汲みつつ、読んでいただけたら幸いです。

ランキングとインタビューでお送りしておりますよ。
インターネットにラブとコメディを振りまく、たのしいよみものサイトです。

前の記事:自宅で二郎風ラーメン、天気図を書く会 今週の人気記事

> 個人サイト デイリーポータルZ

PVランキング

まずはアクセス数ランキングから。毎月食べ物記事が強いこのランキングですが、今月は1位も2位も非食べ物!とくにすべてをぶち抜いてトップに躍り出た増田さんの台風記事、台風そのものに負けじとも劣らぬパワーがありました。
高気圧のスキをついて台風18号が上陸。19号が発生して後を追っかけるようにやってくる
70、80年代に「高原の原宿」と言われ賑わった清里に行ってきた。
神の食べ物、バター醤油ライスを各種高級バターで作り食べ比べてみたいと思います。
一本の麺の裏表がそばとうどんになっている「そどん」。製麺機で作ってみたい。
ショート、トール、グランデの修得だけでは油断はできない!「レギュラー」サイズとは。

SNSランキング

続いてTwitter、FacebookなどSNSでの人気ランキング。PVランキングの反動か、3位を除いてすべて食べ物。その中で孤軍奮闘する地主さんの結婚式、本の発売およびイベントにあわせたマルチメディア展開が功を奏しました。
岐阜県の明知鉄道には、地元産きのこ料理を楽しめる「きのこ列車」なるものがあるという。
特にニッチな麺マニアの方から、二郎っぽいラーメンの作り方を教えてもらった。
結婚式をあげてみたいが今のところ予定がない。ならば一人で写真だけでも撮れないか。
神の食べ物、バター醤油ライスを各種高級バターで作り食べ比べてみたいと思います。
うまい棒に仏像を彫る人がいるという。その発想は出てこない。会いに行った。
次のページはおじさんの古銭コレクションを受け継いだライター加藤まさゆきさんへのインタビューです。
いったん広告です
叔父の遺品を整理していたら出てきた大量の外国コイン。これがしびれるかっこよさなのだ。

復帰作がコイン収集

安藤:加藤さん、しばらく記事を休んでいて、復帰作がこのコイン収集の記事でした。忙しいって聞いていたんですが、コイン集めていたとは。

加藤:コインばかり集めていたわけではないです!学校の仕事で休日出勤が続いてしまって、すみません。
毎日仕事から帰るとチビチビと整理していたという外国コイン。
毎日仕事から帰るとチビチビと整理していたという外国コイン。
安藤:切手とかコインはうちの親も集めていたので、熱くなる気持ちわかります。

加藤:各所から「うちにもあります!」という感想が聞こえてきてうれしかったです。でも切手とかコインってネットオークションが流行ってから値崩れしてるらしいんですよね。それがちょっと残念でして。

ライターの趣味が似通いすぎている

安藤:それにしてもコインのかっこよさは反則でしたね。

加藤:西欧圏以外のコインのデザインが見れば見るほどかっこよくて、4枚しか紹介できなかったのが残念でなりません。
写真はチベットのコイン。確かにかっこいい。
写真はチベットのコイン。確かにかっこいい。
安藤:記事を読んだライター西村さんが「全部見たい!」って興奮していましたよ。

加藤:西村さんは僕の叔父の集めたものをかなりの確率で面白がってくれるので頼もしいです。
加藤さんの叔父さんの収集品の一部(大量のDVD-R)
加藤さんの叔父さんの収集品の一部(大量のDVD-R)(記事)
安藤:デイリーのライターの趣味が似通い過ぎているんですよね。企画会議でおおウケした企画が書いてみるとまるでウケない、ってことありますから。

加藤:わかります。会議室で「見たい、それ見たい!」って大騒ぎになってるあの熱気が伝えきれていないのは悔しいですね。

運動の恨みを語りながら運動する

安藤:加藤さん、コイン以外に最近気になってることとかありますか。

加藤:マラソンは続けていますよ。最近ぼくと同じレベルの運動音痴のラン仲間ができて、体育の授業への恨みなどを語りながら走っています。

安藤:運動への恨みを運動しながら語り合う。

加藤:はい。でも最近彼がなわとびの二重跳びを跳べた側の人間だったことがわかり、一気に心理的距離が広がりました。
運動嫌いな加藤さんは学校の先生で、最近まで野球部の監督を任されていました(詳しくはこちら)。
運動嫌いな加藤さんは学校の先生で、最近まで野球部の監督を任されていました(詳しくはこちら)。

運動の恨みを語りながら運動する

安藤:加藤さん、次回は本職の植物ネタですね。

加藤:そうです!3年間探し続けた雑草アズキをついに見つけたのでその話です。

安藤:雑草を3年間探し続けた男。

加藤:絶対面白いですから!
次のページは、九州一周の旅に出てきたライター木村岳人さんのインタビュー。あの記事はまだ序章にすぎなかった…。
いったん広告です
大分県は安心院にある、江戸時代の体験型アトラクション。体験するのは、昇天だ。
石川「木村さん九州の旅に行ってたそうですが、どのくらいで回ってきたんですか?」
木村「約一ヶ月ですね。」
石川「今回はまた原付で?(参考記事:「カブ旅行のすゝめ」)」
木村「はい、やっぱ燃費最強ですからね。お台場から北九州までフェリーが出ているので、それで。」
石川「お台場から行けるんだ。旅に出るときって、コース決めていくんですか?」
木村「必ず見に行く場所は決まっているので、それを辿るようにざっくりルートを決める感じですね。状況によって変えることも多いですよ。天気が悪いときは山を避けて町に避難、とか。簡単にルート変更できるのも、カブの良いところですね。」
石川「予約席とったりしなくていいですもんね」
木村「寝る場所もキャンプ場が基本ですし、場所と時間に縛られないのが良いです。」
石川「なるほど」
木村「私にとってカブは、翼を貰ったようなものです。」
石川「レッドブルだ。カブは木村さんにとってレッドブル」
木村「私のカブも赤色に塗りましょうかね。」
石川「レッドブルカーみたいに上にでかい空き缶つけましょうよ」
木村「いいですね! カブの荷台に乗せられるサイズの空き缶作りましょうか」
石川「『カブをレッドブルカーにする』。九州シリーズが終わったらやりましょう!」
木村「私にとっては超めずらしい工作記事ですね!」
石川「空き缶記事は前例ありますよね。むしろそっちの軸で」
木村「磨くやつですか?」
石川「そう。『磨く』の次は『カブに積む』」
石川「僕も前に大分取材にいったことがあって、この近くで鬼のミイラを見たんですが、行きました?(参考記事:「鬼のミイラを見に行く」)」
木村「あー、近くは通ったんですがねー。全然気が付きませんでした。」
石川「そうかー。ミイラもいいんですけど、のどかでいいところでした」
木村「記事を見ると随分ローカルな場所ですもんね。お寺も公民館みたいですし。」
石川「あ、そうそう。小さくて公民館っぽいんです。ノートがおいてあって、子供の絵とかいっぱい描いてあってかわいかった」
木村「でもそこに鬼のミイラがあるのがおもしろいですよね。」
石川「オカルト的なおどろおどろしさが希薄なんですよ、よく見ると怖いんですけど、空間の中で主張しすぎてない」
木村「なるほど、インテリアに最適なミイラですね。一家に一体、鬼のミイラ。」
石川「いいですね、インテリアに最適」
木村「床の間に飾りましょう。」
石川「シーサーより鬼のミイラのほうがよさそう」
木村「縁起も良さそうですし、魔除けになりそうなのはシーサーと同じですね。」
鬼のミイラ
鬼のミイラ
石川「九州の旅シリーズ、今回で第1弾ですけど、今後何回くらい続くんですか?」
木村「とりあえず、屋久島に干潮時にしか入れないワイルドな温泉がありましたので、それはネタにできると思います。」
石川「屋久島!そうか、屋久島も九州なんですね。それすごそう」
木村「あと、島原の棚田と段々畑がめちゃくちゃ凄かったので、超うまかったから揚げ屋の弁当と併せて一本、いかがでしょうか。」
石川「いいですね、それもいきましょう。このペースだと無限に書けそう」
木村「屋久島は今回の旅行の目的地でした。地元の焼酎がうまかったです。」
石川「何焼酎ですか?杉?(適当)」
木村「芋ですね。三岳ってやつです。」
石川「あ、見たことある。屋久島なんですねこれ」
木村「屋久島ではこればっか飲んでました。お土産に買って帰る人もいるみたいですね。」
石川「今ざっと調べたらけっこうレアモノっぽいですよ。今度見つけたら買ってみます」
木村「九州ではずっと焼酎飲んでましたが、そういえば三岳を見かけたのは屋久島だけですね。島の外にはあまり流通していないのでしょうか。複雑な香りでうまいですよ。」
石川「買おう。いま家の焼酎切れてるので注文します」
木村「おおう、素晴らしい即断力」
本文に出てこないのでせめてここで今回の記事の話をしたいと思いますが、「昇天体験」</span>といいつつ自力で鎖を登る、力づくの体験型アトラクションでした。
本文に出てこないのでせめてここで今回の記事の話をしたいと思いますが、「昇天体験」といいつつ自力で鎖を登る、力づくの体験型アトラクションでした。
石川「ではこの辺で、締めていきましょうか。次回予告を木村さんからおねがいできますか」
木村「九州シリーズ第二段。屋久島の波打ち際で見たワイルドすぎる露天風呂ですっぽんぽん。こうご期待!」
!
木村「こんな感じでしょうか。いやないな」
石川「ありがとうございます(笑)」
木村「はい」
石川「屋久島のネームバリューあり、お色気あり(木村さんの)でPVめちゃくちゃ伸びると思います」
木村「サムネイル画像で拒否られなければ良いですが(笑)」
石川「アクセス殺到するかもしれないからサーバ増強して準備しておきますよ」
木村「よろしくおねがいします(棒読みで)」


(対談終了後、上の予告部分の画像を送ってもらうためのやり取り)
石川「次回の予告の写真を1枚だけ送っていただけませんか?」
木村「温泉そのもので良いですか?」
石川「なんでも、次回予告のところの写真に使うのでビシッと乞うご期待できそうな感じのやつを」
木村「ちょっとお待ちください」
木村「こんな感じでしょうか」
石川「あはは。すごくいいですね!この日焼け跡!」
木村「たぶん見えていないと思いますが、ヤバそうだったらテキトウに股間部分を処理してください。
日焼けやばかったですよ。九州の日差しはホント凶暴です。」

石川「まだまだ日差し強い時期ですしね。ではどうもありがとうございました」
木村「お疲れ様ですー」

11月の予定

11月は毎年恒例、DIYの祭典MakerFaireに出展します。日程は10/23(日)-24(月祝)。特に今年は、主催のオライリーとの共同企画として、「技術力の低い人限定ロボコンMini(通称:ミニヘボコン)」を開催。当日飛び入り参加も可ですので、ぜひお越しください。

ほかにも動きがありましたら制作日記TwitterFacebook等でお知らせしますので要チェックのほどよろしくお願いいたします!
▽デイリーポータルZトップへ

banner.jpg

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←
ひと段落(広告)

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ