ちしきの金曜日 2015年7月10日

スイッチバックが好きになりかけてる

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鉄道趣味って、なにが楽しいんだろう。みんなで一生懸命写真を撮ったり、遠くに乗りに行ったり。そもそも電車というのは移動の手段で、それ自体が目的なんて、おかしくない?

……そんな風に趣味の王道に対して斜めからの態度をこれまでとっていたのだが、最近気になる電車が出てきてしまった。「スイッチバック」をする電車だ。
1982年、栃木県生まれの指圧師です。自分で企画した「下北沢ふしぎ指圧」で施術しています。何をしているときでも「みんなが自分の治療院に来てくれるといいな~」って思っているのですが、ノイローゼでしょうか。

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> 個人サイト 下北沢ふしぎ指圧

スイッチバックとは

電車は急な坂を一直線に登れない。そこで山を上るときは、折り返すように線路敷いて、勾配を軽減する。

折り返しポイントでは振り返らずに進行方向が逆になる。これが「スイッチバック」だ。
これがスイッチバック
これがスイッチバック
この方式のことは知識としては知っていた。中学生の頃に読んだ「今はもうない」という小説にスイッチバック路線が出てきた。

そしてつい最近のことだ。西武のレッドアロー号という電車で秩父に向かう用事があった。そこで電車が不意にスイッチバックをしたのである。
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小説で読んだスイッチバックとはこのことか。

なるほど、これはちょっとおもしろい。小説ではスイッチバックは大変ロマンチックなものとして書かれていたのだが、それもわかる。もっとスイッチバックをする電車に乗ってみたくなってきた。

箱根登山鉄道ってちょっとかわいいかも

そしてぼくは箱根に向かったのだった。
箱根登山鉄道という路線がある。短い区間の中で3回のスイッチバックを行うのだ。ぞんぶんにスイッチバック味わえる。
箱根湯本駅
箱根湯本駅
箱根湯本駅で箱根登山鉄道に乗り換え。箱根登山鉄道の電車がみょうにかわいいのが気になる。
んー? かわいくないですか、この電車
んー? かわいくないですか、この電車
やっぱりかわいいように見えるのだが……?
やっぱりかわいいように見えるのだが……?
電車の形なんて今まで気にしたことがない。ああいうのは一部のマニアの人たちが鑑賞するものだと思っていた。

オレンジかかった赤色がかわいい。そして車体がほんのり小さいのがかわいい。ランプの感じとか、かわいさ狙ってるとしか思えない。

公共の乗り物がかわいさ狙うってのはどうなんだ。だいたいかわいさ狙うという行為が、かわいさを損ねるぞ。しかしそういった矛盾を乗り越えて、なおかわいいような……?
自分がかわいいからってあんま調子乗んなよ
自分がかわいいからってあんま調子乗んなよ
まあしかし、これが僕らを乗せて山道をえっちらおっちら走るわけだ。そう考えると、なんだかちょっとだけ胸がキュンとなるのも事実である。
擬人化された登山鉄道にはかわいさのひとかけらもないのがまた良い
擬人化された登山鉄道にはかわいさのひとかけらもないのがまた良い

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