特集 2016年3月27日

切り株、絵画、酒樽を、もらう ~ただでもらったでかいもの

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夫がそのへんで家具をもらってきがちです。こんにちは。古賀及子です。

我が家のように、自宅に大物にもかかわらずただでもらったものがあるという案件を #ただでもらってでかいもの で募集したところ、ぼちぼちと、しかしインパクトのある無料ゲット案件があつまりました。

圧倒的な「こんなものがもらえんのか!」の世界をごらんください。どうぞ。
東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。Web制作をしたり小さなバーで主に生ビールを出したりしていたが、流れ流れてデイリーポータルZの編集部員に。趣味はEDMとFX。(動画インタビュー)

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> 個人サイト まばたきをする体 Twitter @eatmorecakes

切り株

切り株の置物 大叔父(故人)の御屋敷の玄関に飾ってあったのを父がもらってきました。 ウチの狭い玄関に置ける訳もなくガレージに十数年放置 。この度ガレージの再塗装のためどかされついに雨晒し。
すえぞう

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出た! お屋敷の広い玄関といえば、そう、立てて置いてある切り株ですよね!
あれをもらうという日があるのか。すごい。ただただ感慨です。

広い玄関がある家でなければ100%もてあますのだぞという、広い玄関を持たぬ多くの民への教訓ともいえる投稿でした。

でかい絵画

会社を経営してる叔父からいただいた絵画。もちろん普通の民家である我が家にこんなどでかい絵画を飾るスペースもなく季節はずれのコタツの天板と共に押入れの隙間に押し込んであります。おじさんごめんなさい。
ちゅんく

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切り株に続き余裕のある方からもらったはいいが持て余すしみじみくるご投稿。

コタツの天板と一緒にしまってあるというのがリアルです。しかし本当にでかい。

酒樽

アパート暮らしの頃に酒樽をもらったことがあります。大学の卒業祝賀会で樽酒が余って放置されていたので、かついで家まで持ち帰り、みんなで飲み干しました。そのあと教授から電話が入り「ひしゃくはレンタルなので酒屋に返すように」と怒られました。
加藤まさゆき

かついで運び入れ、(おそらく)せまいアパートにはばをとり鎮座する酒樽。飲み干す様子からひしゃくの返却まで、ああもう、何からなにまでいい。ぼんやり生きているとたまにこういう楽しいことがあるんだよなあとしみじみしました。

学習机の上半分は酒置き場になる

共同ゴミ収集所ご自由にどうぞコーナーに置いてあった、立派な学習机の上半分をありがたく拝借。自宅まで担いで歩いた。最初は本棚にしていたけど予想外に空間の無駄があったので酒置き場に転向。
ますなが
これ写真みて吹きました。ほんとに学習机の上の部分だ。
ただでもらうということの「とくべつ必要とはしていない」部分が生み出したすばらしい光景です。
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これ写真みて吹きました。ほんとに学習机の上の部分だ。
ただでもらうということの「とくべつ必要とはしていない」部分が生み出したすばらしい光景です。

新品同様の冷蔵庫

ほぼ新品同様の冷蔵庫。1人暮らしなので冷やさなくてもいい物までどんどん入れて収納庫として使ってます。
もなカモネ
こちらもそんなに大きくなくてもよかった冷蔵庫が手に入ってしまったために冷蔵の機能を併せ持つ収納庫に。それにしても世にはただで新品同様の冷蔵庫を手に入れる人がいるのか。それが分かっただけでも感慨です。
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こちらも必要以上に大きな冷蔵庫が手に入ってしまったために冷蔵の機能を併せ持つ収納庫に。それにしても世にはただで新品同様の冷蔵庫を手に入れる人がいるのか。それが分かっただけでも感慨です。

ホルベインの什器

母が文房具屋兼画材屋でパート勤めをしていた時、「ホルベインの什器がただでもらえる。CDラックにどうか」と勧めてきたのでもらった。棚に平積みに置く形になるが、結構置けた。今は雑然とした物置き棚になっている。
沫那環

「ホルベインの什器」という字面の秘宝っぽさすごいですね。

ホルベインといえば画材のメーカーですね。絵の具やなんかを陳列するための棚でしょうか。
偶然タダで手に入るものの一ジャンルとして「什器」というの、あるなと思います。そして(なんでか)超魅力的。

あー、うちも什器欲しいなあ。
でっかいユンケルのボトル。その正体は分別ゴミ箱。
とりい あゆら
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これドラッグストアでユンケル買ってその場で飲む人むけのゴミ箱ですよね。広義の什器でしょうか。

車はもらう

車二台をただでもらいました。以前勤めていた会社からサクシードをもらってそれと入れ替わりで遠くに嫁ぐ姉からワゴンRをもらいました。ワゴンRを売って今の車に乗っています。
DAHN
軽自動車です。 知人のおじいさんが乗っていたものの、亡くなられてずっと放置されていた14~5年落ちの古い車。これならぶつけても悔しくないだろ?と、当時免許を取って間もない私の練習用にいただきました。幸い大きな事故も起こさずその車は乗りつぶしました。
耕作員いとう(画像はjpgイメージです)
2件読んだだけですでに車はもらうもの、みたいなイメージがついてしまったので不思議です。お2人とも、もらった車を超有効利用しているとこともぐっときます。

ただだから、ちょっと不釣合い、ちょっといらない機能がある、ちょっとはみだす。でもありがたい。

そんな微妙な微妙なギャップ感とただというラッキーがないまぜになって生まれたちょっと珍しい生活感。ああ、こういうことが人生なんですよね。全体を通じてしみじみと生きる幸せを感じました。


これからもそういうささいなところから生まれる生活感を追っていきたいと思った次第です。ご投稿ありがとうございました!
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