特集 2016年10月28日

北海道で野生のクマを目撃する

クマの親子を目撃します!
クマの親子を目撃します!
クマという生き物がいる。毎年なにかと話題になる生き物だ。本州にはツキノワグマが生息し、北海道にはヒグマが潜んでいる。人間とクマが戦うと、よっぽどのことがない限り、クマが勝つ。

動物園でもクマは見ることができるけれど、ぜひ野生のクマを見てみたい。やはり自然界にいるクマを見たら、恐怖と驚きがあるはずなのだ。ということで、探しに行くことにした。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

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> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

クマを見たい

森には様々な動物が生息している。シカやイノシシ、タヌキやキツネなど、挙げればきりがない。そんな森の食物連鎖ピラミッドの頂点に君臨するのが、クマである。クマは強すぎて人間ではかなわない。
クマは強い!
クマは強い!
毎年、山に餌がなくなり里にクマが降りてきてニュースになる。山菜を採りに山に入った人がクマと出くわしニュースになる。ただ普通に生活していたら野生のクマに会うことはない。だからこそ、見てみたいのだ、生のクマを。生クマを。
ということで、知床に来ました!
ということで、知床に来ました!

シカだらけ知床

北海道にある知床半島にやってきた。せっかくの生クマならば、より大きいヒグマを見てみたいと思ったのだ。生チョコ、生牡蠣、生クマなのだ。本州にヒグマは生息していない。そこで知床である。
どこかにクマもいるはずなのです!
どこかにクマもいるはずなのです!
知床は世界遺産になっており、入れない箇所もあるけれど、クマはその辺にも現れることがあるそうだ。つまり、うっかり歩いていたら、ヒグマもうっかり歩いている可能性がある。それを目指して知床を動き回る。
シカはいた!
シカはいた!
移動しているといたるところに、シカがいた。これも本州で見ることのできるシカとは異なる、「エゾジカ」だ。最初はシカだ、シカだ、と喜んだ。普通にいるのだ。コンビニくらいの感覚でエゾジカが闊歩している。
シカだ!
シカだ!
シカだね!
シカだね!
シカか、、、
シカか、、、
初めてスタバに行った時、私はそのオシャレな雰囲気に感動した。大分県に住んでいた頃の出来事で、そのオシャレに恐れをなして、母についてきてもらったほどだ。ただ今ではスタバは普通だ。それと一緒で、シカもいすぎて、だんだんと感動はなくなった。
シカ肉バーガーもあった
シカ肉バーガーもあった

キツネ事件

シカは探すつもりがなくても見つけることができた。やはり知床は生き物の宝庫だ。ただ私が探しているのはクマである。これがなかなか見つからない。出会ったら怖い、というのがあるけれど、出会いたい。好きだけど別れるみたいな状態だ。
クマ、いないね!
クマ、いないね!
めっちゃ望遠できるカメラを持ってきている。生で見たいけど近距離ではない。だって、大変なことになりそうだから。自分で押したシャッターにクマが収まればいいのだ。ただクマがいない。
キツネはいました!
キツネはいました!
クマを探していたらキツネを見つけた。キツネはすぐに見つかる、と聞いていたけれど、見かけることがなかったので、テンションが上がった。野生のキツネを見るのはこれが初めてだ。ルールルルと言ったけれど、キツネは寄ってこなかった。
キツネにテンションが上がる!
キツネにテンションが上がる!
実はクマも見たかったけれど、キツネも見たい野生動物の上位に入っていた。シカと違い、もっと見たい、となる気高さがキツネにはあると思う。小さいけれどオーラがあるのだ。オーラでキツネを感じ取ることができる。
また見つけました!
また見つけました!
一度見つけると、目が慣れるのか、オーラを感じられるのか、キツネを見つけた。もっといい写真を撮ってやる、とカメラを構える。クマを撮るように持ってきた、めっちゃ望遠できるカメラだ。さぞ大きく写るだろう。
犬じゃないか!
犬じゃないか!
逃げたよね!
逃げたよね!
あとクマが、とにかくいない!
あとクマが、とにかくいない!

クマを見る

クマが全然見つからなかった。かなり真剣に探した。嫌いな人のアラを探すくらい、真剣に探したけれど、クマを見つけることはできなかった。ただ見たいのだ。せっかく知床まできたのだから。ということで、最終手段である。
観光船に乗りました!
観光船に乗りました!
気合が違いますよ!
気合が違いますよ!
ヒグマウォッチングの観光船に乗ることにした。本当は自力で見つけたかったけれど、時間は限られている。見られればいいのだ。船からでも野生の生クマに変わりない。もちろん金はかかる。ただ世の中の多くは金で解決する。クマも金で解決するのだ。
いました! クマ!
いました! クマ!
船は知床の素晴らしい景色の中を走って行った。ただ私は生クマを見たいのだ。クマはまだか、クマはまだなのか、と注文してから1時間も運ばれてこないパスタのように、クマを待った。その結果、生クマと出会えた。感動の瞬間だ。
クマですな!
クマですな!
親子ですな!
親子ですな!
親子のヒグマが悠々と歩いている。感動である。遠く離れているけれど、迫力を感じる。頭の中では映画「ジュラシックパーク」のテーマソングが流れている。感動で震えて、他の写真がだいたいブレているのが、何よりの証拠だ。
他の写真は全部ブレブレ!
他の写真は全部ブレブレ!

生クマに限る!

野生の動物を見るとテンションが上がる。最近、仕事の関係で山の中にいることが多いのだけれど、シカやサルなどは見かけても、クマは見かけない。ただ見たいという好奇心を抑えられず、訪れた知床だった。クマを見たのは数分だったけれど、迫力をずっと感じていた。次はオーストラリアにカモノハシを見に行きたい。
船に乗らなくてもバンバン生クマがいるみたい!
船に乗らなくてもバンバン生クマがいるみたい!
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