特集 2017年5月3日

沖縄のクレープ「ちんびん」がやさしおいしい

「こ‥これ?」と思うみなさんの心の声が聞こえるようです
「こ‥これ?」と思うみなさんの心の声が聞こえるようです
沖縄の那覇で産まれ育った。それを東京でいうとちやほやしてもらえるので、なるべく言うようにしているのだが、よく食べ物の話になる。

「サーターアンダギーおいしい」「ゴーヤーチャンプルー」「紅芋タルト」などいろいろ出てくるが、なかなか出てこない「ちんびん」がおいしいので紹介します。
1990年沖縄生まれ。営業日のお昼休みに(ほぼ)毎日更新する「今日の休憩」というブログを運営しています。

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ミックスで買うのが常識なちんびん

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これが黒糖クレープ「ちんびん」をつくるためのミックス粉だ。沖縄では「ぽーぽー」とも呼ぶ。
心が曇っている人には名前を言うだけで「えぇ~?(笑)」と言われるお菓子
心が曇っている人には名前を言うだけで「えぇ~?(笑)」と言われるお菓子
「大切にしてます。沖縄の味!(沖縄風黒糖入りクレープ)」と書いている。作っているのは、沖縄で知らぬ人はいない沖縄製粉という会社だ。(すごく有名なCMがある)

ホットケーキ的にお家で作れるお菓子なのだが、ホットケーキなど違ってよいところは
はい材料これだけ~
はい材料これだけ~
この粉末とお水さえあればできるということである。「牛乳があれば…」と思うことがない。この粉さえあればOK。料理下手とかいう隙すらない。

工程もまさかの「1.粉と水まぜる」「2.焼く」の二工程である。作ります。
粉と水をよくまぜます。
粉と水をよくまぜます。
あとは焼くだけです。
あとは焼くだけです。

しかも焼き時間5分

さっき作ったものを油をしいたフライパンにサーーッとすると、すぐにぷつぷつがでてくるので、ひっくりかえして
さっき作ったものを油をしいたフライパンにサーーッとすると、すぐにぷつぷつがでてくるので、ひっくりかえして
くるっと巻く!
くるっと巻く!
はい!かんせーい!(5分)
はい!かんせーい!(5分)
この文字を挟むことすら無理やりのように見える簡単さをわかっていただけただろうか。

沖縄ではおやつとしてよくでてくるのだが、いまならその理由もよくわかる。簡単。おいしい。すばらしい。
だいたいこうやって切ります。
だいたいこうやって切ります。
ずっと真顔で食べられるおいしさ
ずっと真顔で食べられるおいしさ
もちもちのクレープ。ほんの~り黒糖の味がする。そして甘すぎない。たまに、スイーツで「これ甘すぎないから無限に食べれてやばいぞ」と思うことがあると思うのですが、あの感じだと思ってください。

私はこのお菓子を相当うまいとおもっている。サーターアンダギーより俄然うまい。妹にもきいたら「沖縄菓子でダントツ」と言っていた。

東京の民にもたべてもらう

といっても説得力がないので、東京の人に御試食をおねがいした。
休みの日に後輩を公園に呼び出す。「毎日呼吸をするようにスイーツをたべている」という。どうぞお召し上がりください。
休みの日に後輩を公園に呼び出す。「毎日呼吸をするようにスイーツをたべている」という。どうぞお召し上がりください。
はい!きたこの顔!
はい!きたこの顔!
「えっおいしい!」と本当のおいしいがでた。味は黒糖蒸しパンに似ているが、食感がもちもちしていて新感覚らしい。

「いやどら焼きを潰したような‥?」「いや大判焼きに近いかも!?」など軽くパニックになっていた。けどずっと食べれるおいしさだ、もう一つくださいと気に入ってもらえたようだ。

あとホットケーキっぽく焼いてもうまい

スタンダードはくるくるに巻くクレープ型だが、ホットケーキっぽく厚焼きにするともちもちがUPしておいしい。1袋で7枚ぐらい焼けるなど、改めてちんびんのすばらしさに目覚めたのだった(5袋買い足した)。
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