特集 2017年8月10日

10年前と同じ場所で写真を撮る

10年前と同じ場所で撮りました
10年前と同じ場所で撮りました
なんでもない写真が溜まっていく。

特になにを撮ったというわけでもない街の風景。そういうのがいつの間にか、そこそこ貴重な記録になったりする。

10年前のアルバムを見返して、同じ場所で写真を撮ってみることにしました。
1976年茨城県生まれ。地図好き。好きな川跡は藍染川です。

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東京駅

10年前(2007年)の東京駅
10年前(2007年)の東京駅
現在の東京駅
現在の東京駅
上の写真が10年前の東京駅だ。下が現在。たった10年前なのに、当時の東京駅の昭和っぽさがすごい。地面が赤茶色だ。

このときぼくは31歳で、上野から築地の海までまっすぐ行く途中だった。道路や建物を無視してまっすぐ行くのだ。意味が分からないかもしれないが、とにかくその途中で撮った東京駅が残っていた。

八重洲口にでかい屋根がついたのは2013年のことだ。グランルーフという。 駅舎を大正当初のデザインに復原した次の年にできた。

そういえば東京駅、復原したんだったね!といま思い出した。街の風景がいったん変わると、なかなか元のようすが思い出せない。

虎ノ門

10年前の虎ノ門
10年前の虎ノ門
現在の虎ノ門
現在の虎ノ門
10年前、虎ノ門は環状2号線工事のための用地取得の真っ最中だった。歯抜けになった街というのはなかなか見慣れるものじゃない。

当時の写真とぴったりの場所を探すのは少し苦労した。でも、ちゃんと手がかりがあった。

奥にある「森ビル17」だ。
森ビル17
森ビル17
虎ノ門17森ビルは1970年に建てられた。そのころ、森ビルはこういう番号がついたビルたくさん建てていた。ナンバービルという。以前、1番から順に全部調べたことがあるから、17番がどこにあるかも分かっていた。

現地に行ってみると、風景はほとんど変わっていたけど、ちゃんと同じ場所に残っている建物もあって、手がかりになった。
右側の茶色い建物がいっしょ
右側の茶色い建物がいっしょ
右の茶色のビルを見て、ああ、残っていた!という気持ちになった。ただ、肝心の17森ビルはもう残っていなかった。そこは虎ノ門ヒルズになっていた。

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