特集 2017年8月12日

誰もが剛の者になれる靴(デジタルリマスター版)

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剛の者になりたい。男ならだれしもそう思うことはあるはず。特に自分はへにょへにょでくにょくにょな感じなので、その想いは人一倍強い。

ただ剛の者と言えば雪の中を裸足で歩いたりとか、辛いことをするんだろう。でもそんなことはしたくない。しもやけになっちゃう。もっと楽して雪の中を裸足で歩ける方法はないだろうか。

靴に足を描けばいいんだ!

※2007年12月に掲載された記事の写真画像を大きくして再掲載したものです。
1985年生まれ札幌市出身。髪がとても硬いため寝癖がなかなか直りにくい体質。そのためよく帽子をかぶっています。

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雪の中に裸足でいるのがどれだけ辛いか

剛の者になりたいんです。
剛の者になりたいんです。
剛の者と言えば雪の中を裸足でランニングだ。これはむかし何かの番組で体力自慢のタレントが「冬の北海道を裸足で走った」ということを言ってたのを見たことによる。

以来、自分の中で剛の者とは「雪の中を裸足で走る人」になった。

そんなの自分には絶対に無理だと思うが、やる前から決めつけるのはよくない。もしかしたら案外ガマン出来るものかもしれないから、いつもの河原でちょっとやってみた。
やるの?
やるの?
ホントにやるの?
ホントにやるの?
やっちゃった!
やっちゃった!
痛い。冷たいけどそれ以上にめちゃくちゃ痛い。まるで足に無数の小人が群がって、一斉にヤリで突いてくるようだ。

そして足の痛みは全身を貫き、お腹を冷やし、脳みそまで凍った。アイスを急いで食べたときに頭がキーンとなる現象も起こった。アイスを食べずにそれを味わえるなんて得した、と思った。剛の者を目指す者の、せめてもの強がりである。

しかし程無くして激しい悪寒が襲ってきたので、あえなくギブアップした。
無理。
無理。
絶対無理。
絶対無理。
ここで話は数日戻る。

長靴に足を描いてください

裸足で雪を歩くのが無理なのは挑戦する前から分かっていた。そこで前からもっと知恵のある方法で雪の上を歩けないか考えていた。

そして考えたのは、長靴の前後左右に足の絵を描き、長靴を履きながらもまるで裸足でいるかのように見せる方法だ。この時点で自分が剛の者になることではなく、他人に剛の者として見られることしか頭になくなってる。
前後左右の四面に足の絵を描いて視覚を騙す。
前後左右の四面に足の絵を描いて視覚を騙す。
この方法にはリアルな足が描ける人が必要なので、知人のあてを伝って紹介してもらった。
これに足を描いてください。
これに足を描いてください。
と言われ微妙な表情を見せるのは、足を描いてもらうことになった宮崎さん。まったくの初対面なので絵がうまい以外にどういった方なのか詳しくは知らないが、宮崎さんにとってはそれ以上に変なヤツが来たと思っただろう。すいません。

じゃあさっそく企画の話をということで・・・
「こんな風に四面に分けて描いて欲しいんですが」
「こんな風に四面に分けて描いて欲しいんですが」
「これは出来ないね」「出来ないですね」
「これは出来ないね」「出来ないですね」
というような感じのこと言われ(実際にはもっと柔らかい表現で)、四面に分けて描くのは不可能だということが明らかになった。どれだけ絵のことを分かってないかがバレバレに。
僕が打ち合わせ中に描いたメモ。
僕が打ち合わせ中に描いたメモ。
宮崎さんのメモ。
宮崎さんのメモ。
そういったわけで、長靴には四面ではなく全体に足の絵を描くということでお願いすることになった。完成した長靴はおよそ2週間後に持ってきてくださるという。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そしておよそ2週間後、出来た長靴を持ってきてくれました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ちなみに上の2枚の写真はどちらもやらせ写真だ。長靴を持ってるところを無理やり撮らせてもらいました。

しかもたいした説明もないまませわしなく撮るものだから、すごい戸惑いと怯えを与えてしまったと思う。ホントすみません。

というのが前日までの話で、実はいつもの河原に来たとき既に足を描いてもらった長靴は持ってきていたのだ。次ページでその全貌が明らかに。

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