特集 2017年10月20日

フーバーダムはまわりがすごい

フーーーバーーーダムッッッ!!!!
フーーーバーーーダムッッッ!!!!
フーバーダム。その名を聞いたことはあるだろう。アメリカにある巨大ダムだ。

先日、実際に見に行くことができた。度肝を抜かれた。ほんとうにすごかった。夢に出てきた。

今回の記事はこのフーバーダムの写真をご覧頂く、という趣旨です。ほんとうにすごかった。
もっぱら工場とか団地とかジャンクションを愛でています。著書に「工場萌え」「団地の見究」「ジャンクション」など。(動画インタビュー

前の記事:電線を礼賛する

> 個人サイト 住宅都市整理公団

大きすぎて意味が分からない。こわい。

とにかくまずは写真をご覧ください!
(高解像度写真はこちらにあります)
どーーーん!
どーーーん!
どーーーん!
どーーーん!
下流側底にあるのは発電所。最初の写真はその向こうに見える橋から見た様子。
下流側底にあるのは発電所。最初の写真はその向こうに見える橋から見た様子。
おそるおそるのぞき込みながらパノラマでがんばった。
おそるおそるのぞき込みながらパノラマでがんばった。
こわくてでもすごくてでもやっぱりこわくて、無表情になりつつ撮った全天球画像はこちら。
こわくてでもすごくてでもやっぱりこわくて、無表情になりつつ撮った全天球画像はこちら
同行した友人に撮ってもらったフーバーダムとぼく。凍り付いた作り笑い。こわい。
同行した友人に撮ってもらったフーバーダムとぼく。凍り付いた作り笑い。こわい。
堤高221m、堤体積は2485千立方メートルという、それって何立方メートル? とききたくなるぐらいよく分からない数字を誇る巨大さ。

形式は重力式アーチ。水力発電を行い、アリゾナ、カリフォルニア、ネバダなど広範囲の州に電力供給するとともに治水なども行う多目的な逸品だ。

貯水量は約400億トンと、これまた大きすぎてまったくピンとこない数字だが、きくところによると、日本の全ダム貯水量の合計は250億トンぐらいだそうで、なんとそれより格段に多くの水を貯めちゃうことができるというわけだ。なんだそれ。どおりでこわいはずだ。
高いところ苦手なのだ。でも見たい。でもこわい。へっぴり腰。
高いところ苦手なのだ。でも見たい。でもこわい。へっぴり腰。
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ぼくがダムを語っていいものか

巨大さと、肌に痛い陽ざし(日陰に入ると涼しいのだが、陽に当たると外はカリッと中はふんわり焼かれる感じでつらい)に慣れてきたころ胸に去来したのは「ダムカードはないのか」そして「萩原さんがいればなあ」という思いであった。

デイリーポータルZでダム担当といえば、というか日本を代表するダム趣味の人、萩原さん。彼を差し置いてぼくがこのような記事を書いていいものか、執筆現時点でもなんだか分不相応なことをしている感じにさいなまれている。そういう意味でへっぴり腰はまだまだ継続中だ。

氏ならびにダム趣味の方々へは、あらかじめお詫び申し上げたい。ぼくだって萩原さんが団地マニアたるぼくを差し置いてドイツの歴史的名作団地グロースジードルング・ジーメンスシュタットの記事を書いたら「役割分担ってものがあるだろう」ってなると思う。

なので、ダムそのものに関する詳細はいずれ萩原さんのレポートを待つことにして、ひらきなおってここではぼくが思ったことのみを綴っていこう。

まずはダムのデザイン。
巨大さに次にぐっときたのは、このダムの意匠。
巨大さに次にぐっときたのは、このダムの意匠。
この「ザ・コンクリート」感を高める小粋なデザイン。いい。
この「ザ・コンクリート」感を高める小粋なデザイン。いい。
この両岸に2つずつある取水塔には時計がついていて、左岸がアリゾナ州の時間を
この両岸に2つずつある取水塔には時計がついていて、左岸がアリゾナ州の時間を
右岸のものはネヴァダ州の時間を示している。
右岸のものはネヴァダ州の時間を示している。
つまりここは州境なのだ。取水塔はそれぞれの州専用のものだとか。そこで区分けするのか。興味深い。
ほかにも要所要所にいい感じの造形が見られる。これとか。
ほかにも要所要所にいい感じの造形が見られる。これとか。
とくに白い部分のレリーフは印象的。ダムを築いた人類を高らかに讃えるこれを見て連想したのは、
とくに白い部分のレリーフは印象的。ダムを築いた人類を高らかに讃えるこれを見て連想したのは、
マンハッタンのロックフェラーセンタービルだ。
マンハッタンのロックフェラーセンタービルだ。
フーバーダムが完成したのは1936年。ロックフェラーセンターの完成も同時代の1939年。いわゆるアール・デコの時代だ。

っていえば「なるほど」と思っちゃうが、だからってダムの意匠をデコるとは。日本にそういうデザイン的に凝ったダムってあるのだろうか(ああ、萩原さんがいればなあ……)。

これはとりもなおさず、このダムに対する熱意の表れであることが、だんだん分かってくる。

ちなみに、ダムの着工は1931年。この巨大なブツをたった5年で! しかも30年代に! アメリカすごいな。
あと左岸に越流堤がある。
あと左岸に越流堤がある。
その先には当然のことながらぽっかりした穴があって、これもこわかった。このじっと見てると吸い込まれそうな感じは「妖怪みたいだ」と思う。
その先には当然のことながらぽっかりした穴があって、これもこわかった。このじっと見てると吸い込まれそうな感じは「妖怪みたいだ」と思う。
左岸側から下流を。がっちり岩盤にくい込んでいるさまがかっこいい。
左岸側から下流を。がっちり岩盤にくい込んでいるさまがかっこいい。

ふつうに人気観光地

次におどろいたのは、観光客の多さ。ぼくが行ったのは平日だったのだが、大盛況であった。
天端はちょっとした渋滞に。
天端はちょっとした渋滞に。
ふつうにわらわら人がいるダム。それがフーバーダム。さいわい収容能力には定評がある。
ふつうにわらわら人がいるダム。それがフーバーダム。さいわい収容能力には定評がある。
というか、きみら、なんなの? ダム好き?
というか、きみら、なんなの? ダム好き?
萩原さんはじめダム趣味の方々の活動と、国交省ならび各方面業界の方々との、協力体制が実を結び、こんにち日本でもダム観光は一般的なものになった。

しかしそのような状況と比べても、ここフーバーダムの大賑わいっぷりはちょっとおかしいと思う。なにがおかしいって「きみら、ダムに興味ないでしょ」って人が大半なのだ。
ぼくが利用したのはラスベガス発のバスによるダムツアー。その車体デザインからして「ダムに興味ないだろ感」がすごい。コメディて。
ぼくが利用したのはラスベガス発のバスによるダムツアー。その車体デザインからして「ダムに興味ないだろ感」がすごい。コメディて。
乗ってみたらびっくり。実際にガイドさん(ジェイソンさん)が道中ずっと客を湧かせてた。ほんとにコメディショウだった。
乗ってみたらびっくり。実際にガイドさん(ジェイソンさん)が道中ずっと客を湧かせてた。ほんとにコメディショウだった。
ぼくの利用したツアーに参加していたのは40名ほど。年齢層は40代からリタイヤ層ぐらい。彼らを相手にジェイソンがトークで湧かせる。

時差ボケだったぼくは車内で眠ろうとおもっていたのだが、笑い声がすごくて寝られやしない。客側からのレスポンスもすごい。

なんだこれ。ぼくの思ってたダムツアーとちがうぞ。

きけばアメリカ国内では「ラスベガスに観光に行ったらほぼフーバーダムはセット」という超ポピュラーな観光とのこと。

実際、車内で一番ジェイソンとからんでた陽気なおねえさん3人組は、天端を歩いている途中で「陽ざしきついから、お土産屋さんにいってるわー。黒人なのに太陽苦手なのよねーあはははー」つってほとんどダム見てなかった。何しに来たんだ。ていうかその人種ジョーク、日本人はどう反応していいか分からないです。

とはいえ、ジェイソンのダム解説はジョークを交えつつも、微に入り細に入り行き届いたもので(英語半分ぐらいしか理解できなかったけど)、プロの技だなあと感心した。チップをはずんだ。
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愛されダム

この「ふつうに観光地あつかい」は日本で言えば黒部ダム(富山の)に近いだろうか。

ぼくの今回のツアー参加も、ほかの観光客のみなさんと同様、ラスベガス旅行のついでだったのだが(実はかの銃乱射事件のとき現場近くにいてたいへん衝撃を受けた。これについてはまた後日別途記事にしたい。まだいろいろ考え中)、ダムからかえったあとの市内滞在中もいたるところでフーバーダムに関連したものを見聞きし、いかにこのダムが愛されているかを感じた。

たとえばラスベガスのダウンタウンにある"The Mob Museum" マフィア博物館の展示。
マフィア博物館。ダムと同時代の1933年に建てられた郵便局(のちに裁判所としても利用された)をリノベしてできたもの。それよりなんなのこのライトアップ。
マフィア博物館。ダムと同時代の1933年に建てられた郵便局(のちに裁判所としても利用された)をリノベしてできたもの。それよりなんなのこのライトアップ。
ラスベガスの歴史はマフィアの歴史でもある(ここらへんの話に興味がある方には『ラスヴェガス物語―「マフィアの街」から「究極のリゾート」へ』がお勧めです。読みやすくておもしろい)。

だからこんなトンチの効いた博物館がここにあるわけだが、おどろいたのは、マフィアだけじゃなく、フーバーダムに関する展示もけっこうあったこと。
フーバーダムの建設史とともに展示されていた、昔のダムのスーベニアたち。
フーバーダムの建設史とともに展示されていた、昔のダムのスーベニアたち。
ダムレリーフ土産。かっこいい。
ダムレリーフ土産。かっこいい。
うわこれちょうほしい!
うわこれちょうほしい!
フーバーダムと稲妻がデザインされたペーパーナイフ。すごくよく切れそう。
フーバーダムと稲妻がデザインされたペーパーナイフ。すごくよく切れそう。
これいい! 水力発電の送電ケーブルの一部をお土産化したもの。ほしい!
これいい! 水力発電の送電ケーブルの一部をお土産化したもの。ほしい!
ケーブルの断面スーベニア。ほしい。石山さんにプレゼントしたい。
ケーブルの断面スーベニア。ほしい。石山さんにプレゼントしたい。
いずれも1930・40年代のものたち。いまでもあったら欲しい土産物ばかりだ。

フーバーダムによって生み出された電力によって、家電製品が普及し、人々の生活が一変した。また、ラスベガスを典型とする、周辺の「砂漠の中の人口都市」に水を供給もする。

おそらくフーバーダムはアメリカ人にとって「自然に対する人間の輝かしい勝利」の証なのだろう。
同博物館にあった展示文章にぐっときた。曰く、ラスベガスは自然にできたものではなく、人々の「チョイス」によって成立したのだ、と。そのひとつがフーバーダムだ、と。
同博物館にあった展示文章にぐっときた。曰く、ラスベガスは自然にできたものではなく、人々の「チョイス」によって成立したのだ、と。そのひとつがフーバーダムだ、と。
ダム右岸にある作業中に亡くなった方々を追悼する碑にも
ダム右岸にある作業中に亡くなった方々を追悼する碑にも "THE DIED TO MAKE THE DESERT BLOOM" とある。じんとくる言葉だ。
世界で最も過剰に都市っぽいラスベガスだが、
世界で最も過剰に都市っぽいラスベガスだが、
ものの10分も走ると車窓はこんなだ。
ものの10分も走ると車窓はこんなだ。
今回の旅行をふり返って、もっとも印象的だったのはこの砂漠っぷりだった。ラスベガスはこういう中にぽつんとある、明日になくなってもおかしくないとてもあやうい街なんだなあ、と思った。
今回の旅行をふり返って、もっとも印象的だったのはこの砂漠っぷりだった。ラスベガスはこういう中にぽつんとある、明日になくなってもおかしくないとてもあやうい街なんだなあ、と思った。
それを支えているのがこのフーバーダムというわけ。この巨大さは、ラスベガスをはじめとする都市の「無理やりさ」の物体的表れなのだ。
それを支えているのがこのフーバーダムというわけ。この巨大さは、ラスベガスをはじめとする都市の「無理やりさ」の物体的表れなのだ。
たとえば下流にかかる橋の向こうとか、つくづくすごい。こういう風景いままで見たことない。
たとえば下流にかかる橋の向こうとか、つくづくすごい。こういう風景いままで見たことない。
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ことさらダム好きというわけではないぼくだが、それでも日本のいくつかのダムを見たことはある。

それらとこのフーバーダムとの決定的な違いは、ダム本体ではなくその周辺環境にある。ここ、とにかく砂漠だ。

その大きさに目くらましされていたが、このまわりの「茶色」具合がすごい。見慣れない。日本のダムはまわりが緑だ。そこが違う。ダムの大きさは問題ではないかも。

だいたい山に樹が生えていないという光景がすごくへんだ。慣れない。ダムの大きさには慣れたが、この点はいつまでたっても慣れなかった。
ツアー途中、トイレ休憩の駐車場。ダムからの送電線を支える鉄塔の群れ。チェルノブイリ周辺を思い出した。そしてやっぱりこの砂漠具合に度肝を抜かれる。
ツアー途中、トイレ休憩の駐車場。ダムからの送電線を支える鉄塔の群れ。チェルノブイリ周辺を思い出した。そしてやっぱりこの砂漠具合に度肝を抜かれる。
この駐車場にはダム解説展示があるのだが、その背後に聳える岩山が完全にジョン・ウェインの映画で観たやつ。
この駐車場にはダム解説展示があるのだが、その背後に聳える岩山が完全にジョン・ウェインの映画で観たやつ。
展示板を見ると、
展示板を見ると、
フーバーダムが「アメリカのアイコン」と称されていた。まわりの砂漠っぷりを見ると、心意気が理解できる。
フーバーダムが「アメリカのアイコン」と称されていた。まわりの砂漠っぷりを見ると、心意気が理解できる。
これが下流に見えていた橋。調べたら大林組によるものだそうだ。
これが下流に見えていた橋。調べたら大林組によるものだそうだ。
この橋から見たのがこの風景というわけ。大林組、よくやった!
この橋から見たのがこの風景というわけ。大林組、よくやった!
このとき見た風景の衝撃を写真で表すと、こんなだ。なんというか、不毛の惑星に人類が手を入れた唯一の構造物、っていう感じがした。たしかにダムは巨大だが、まわりのなにもない広大さに比べるとささやかなものだ。日本のダムの大きさとの違いも、この環境にあってはせいぜい「誤差」だな、と思った。
このとき見た風景の衝撃を写真で表すと、こんなだ。なんというか、不毛の惑星に人類が手を入れた唯一の構造物、っていう感じがした。たしかにダムは巨大だが、まわりのなにもない広大さに比べるとささやかなものだ。日本のダムの大きさとの違いも、この環境にあってはせいぜい「誤差」だな、と思った。
ダムのお土産物やさんの横にはこれまた巨大な作業者の像。たしかにこれは、ささやかではあるが人間の勝利だよな、と思う。
ダムのお土産物やさんの横にはこれまた巨大な作業者の像。たしかにこれは、ささやかではあるが人間の勝利だよな、と思う。
ちなみにツアー道中通り過ぎたダム近くの街は、メインストリートの入口にダム堤体をかたどったモニュメントが置かれてた。ほんとうに愛されダムだ。
ちなみにツアー道中通り過ぎたダム近くの街は、メインストリートの入口にダム堤体をかたどったモニュメントが置かれてた。ほんとうに愛されダムだ。

ラスベガスはのどを渇かしている

日本の環境が「夫婦関係」だとすると、ここネバダ州のそれは「ストレンジャー」だ。

ふだんはまあ仲良くやってる夫婦だけど、ときどきたいへんなことになる(台風とか地震とか)。そういうときこちらがへまをしたりすると致命的だ。

一方、砂漠は圧倒的に「他人」だ。基本、こちらのことは無視。ほっておくと、随時自分が死ぬ。

日本の土木がいわば、ふだんから関係に注意を払い、へまをしないように手当をする、というものだとすると、フーバーダム周辺とのやりとりは「対決」めいている。「環境との調和」とかなまっちょろいことをいってると明日にでもひからびる、という印象だ(あくまで個人の印象です)。
ダムからラスベガス市内にもどって見ると、あらゆるホテル・カジノが執拗に「水」をモチーフに演出していることに気がついた。これは「トレジャー・アイランド」
ダムからラスベガス市内にもどって見ると、あらゆるホテル・カジノが執拗に「水」をモチーフに演出していることに気がついた。これは「トレジャー・アイランド」
ホテル「ヴェネチアン」は建物の外に運河を再現。ゴンドラが浮かんでたりする。これだけでもどうかしてるんだけど、
ホテル「ヴェネチアン」は建物の外に運河を再現。ゴンドラが浮かんでたりする。これだけでもどうかしてるんだけど、
なんと建物内部(しかも2階!)にも運河が。
なんと建物内部(しかも2階!)にも運河が。
噴水はいたるところにあって、
噴水はいたるところにあって、
一番有名なのは「ベラージオ」の噴水。音楽に合わせて噴水ショーが行われる。
一番有名なのは「ベラージオ」の噴水。音楽に合わせて噴水ショーが行われる。
だから、ラスベガスはとにかく水の演出が過剰だ。この街の特徴は電飾ではなくて水だな、と思った。

で、これらを見ていて、ふと学生時代に教わったことを思い出した。

上の「ベラージオ」の噴水をデザイン・施工したのは WET Design という会社。彼らは日本では博多のキャナルシティの噴水を手掛けている。
キャナルシティ。ここの噴水ショーは一見の価値あり(残念ながらショー最中の写真撮ってませんでした)。ベラージオのショーを見て「キャナルシティのすごいやつ版だ!」って思ったぐらい。
キャナルシティ。ここの噴水ショーは一見の価値あり(残念ながらショー最中の写真撮ってませんでした)。ベラージオのショーを見て「キャナルシティのすごいやつ版だ!」って思ったぐらい。
その WET Design のデザイナーの方のお話を思い出したのだ。曰く「日本に暮らすきみたちには水への渇望感は理解できないかもしれない。放っておくと空き地にいつのまにか草が生えて虫の声が聞こえるようになる。こんなにめぐまれた環境からはぼくらのような噴水デザイン会社は生まれないだろう」と。

たしかにそうだ。フーバーダムを見て20年越しにその意味を実感することができた。

いろいろ考え合わせるに、同じダムだけど、日本のダムとフーバーダムはぜんぜん別のものといってもいいかもしれない。

だいじょうぶか、鉄塔

最後にもうひとつびっくりしたことをご紹介。ダム下流両岸に立っている鉄塔だ。
両岸に、なんだか心配になるぐらい斜めになっている鉄塔があるのがわかるだろうか。
両岸に、なんだか心配になるぐらい斜めになっている鉄塔があるのがわかるだろうか。
これ。心配。だいじょうぶか。
これ。心配。だいじょうぶか。
いいのか、これで。最初は事故かと思ったよ。
いいのか、これで。最初は事故かと思ったよ。
ジェイソンによれば、なんでこんなかというと下の発電所からのケーブルが、崖面にあたらないように、とのこと。
ジェイソンによれば、なんでこんなかというと下の発電所からのケーブルが、崖面にあたらないように、とのこと。
下の発電設備から伸びるケーブル。いや理屈は分かるけど、こんな手段しかないのか。見ててすごく不安。日本にもあるんだろうかこういう鉄塔(ああ、萩原さんはいればなあ……)
下の発電設備から伸びるケーブル。いや理屈は分かるけど、こんな手段しかないのか。見ててすごく不安。日本にもあるんだろうかこういう鉄塔(ああ、萩原さんはいればなあ……)

みなさんも機会があればぜひ行って、砂漠の中のがんばり具合を見てみてください。すごいよ。ヘリコプターから見るプランもあるそうです(ぼくは高いところだめだから乗らなかったけど)。
ツアー最中に配られた、昼食のメニュー選択表。一番上の料理の名前が、その名も「ジェネレーター(発電機)」!。
ツアー最中に配られた、昼食のメニュー選択表。一番上の料理の名前が、その名も「ジェネレーター(発電機)」!。

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