中国のマネキン
まずは中国のマネキン。都会では味のあるマネキンは近年すっかり見なくなり、絶滅危惧種となっているが、田舎では健在。
都会では一見マネキン自身は普通だが、ポージングがたまらないものもある。
なんにしても日本で昔使われていたマネキンのようなものが多く、なんとも日本ノスタルジー。
マネキン通り。色白で口紅が濃い。どちらかというと僕の好みではない。
腕がなく胴もない。
手首から先がなければ、足もなさそうだ。しかも裸だ。
どすこーい。突っ張り突っ張り突っ張り！
セ～フ！
静かに佇（たたず）む門番のメンズマネキン。お～とこには～じぶんの～せかいが～ある！
インドのマネキン
一方インドのマネキンは全然違う。「ものにより威風堂々」「ものによりゴージャス」という形容がふさわしい。でもってどことなくアメリカンな感じがする。
しかもインドのショッピングセンターでは、レディースよりメンズの服を扱う店が多いのだから、男のマネキンが多い。
つまりはアメリカンなイケメンマネキンが多いのだ。
様々なメンズ向けマネキンが沢山あるのだからメンズのマネキンマニアにはたまらない。
伝統的な服を着るマネキンはまさに威風堂々
これもマネキン。洋服を着てもサマになる
インド式ファミリーマネキンもさまになる
インド版「家政婦はみた」
子供のマネキン。大人に比べて庶民派の顔。
幽霊のように浮かぶマネキン。
メンズマネキングループも庶民的な街では宙に浮く。
ネパールのマネキン
中国とインドの間にある、マネキンの和洋折衷が見られるのがネパールだ。
ちょっと中国っぽいマネキンもあるけれど、エベレストに遮られているのかインドっぽいマネキンの勢力のほうが大きい。
マネキンをも遮るなんてすごいぜチョモランマ！
胴から下だけのマネキンやら、色白のマネキンやら中国色が強いが僕が見た中では少数派。Ｎｅｗのシャツがナイス。
レディースマネキンが宙を浮けば
メンズもやっぱり宙を浮く
たまには大物のマネキンも
ショーウィンドウでも宙を浮く
野外マネキン。暗い中でもファッショナブル！
マネキンは文化だ
マネキンは国によって異なった。
マネキンのポーズ、色、かける場所、何をとってもフリーダムで、改めてまとめてみると日本生まれ・日本育ちの僕はピタゴラスイッチのように考え方を教えてもらったような気がした。
ひょっとしたら中国のマネキンでインドの服とか、インドのマネキンに中国的ポーズをさせると新世界が広がるかもしれない。マネキンアートは無限大だ。
マネキンだけにこだわった「週刊ビジュアルで見るマネキン」とか「マネキン大百科事典」とかあってもいいと思う。
