ひらめきの月曜日 2011年7月18日
 

海の家のカレー2011

本屋さんで、ふと立ち止まってしまう。
そして、いつもは買わない雑誌を買ってしまう。
そう、いまは夏。カレー特集の雑誌が、いっぱい出ている季節…。
雑誌を見たからといって、その店に行くわけでも、レシピを忠実に再現するわけでもない。
カレーの写真に、ひたすら萌えるだけ。
カレーはグラビアアアイドル状態だ。

そんな「夏にキラキラ輝くカレー」に逢いたくて。
「夏に、どこで食べるカレーが美味しいか?」と考えたすえ、
海にやってきました。
鎌倉です。由比ケ浜です。
(何か私、どこかで間違ってますかね…!?)

いや、海の家のカレー、ハシゴしますよ今回は!
埼玉生まれ。電子書籍『初恋と座間のヒマワリ』(リイド社刊)発売中。最近、ほぼ毎日ブログを更新していますので、良かったら読んでください。

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鎌倉、由比ケ浜海水浴場。
鎌倉、由比ケ浜海水浴場。
鎌倉駅から徒歩で行けるアクセスの良さもあって、海の家がいっぱいある海岸です。
鎌倉駅から徒歩で行けるアクセスの良さもあって、海の家がいっぱいある海岸です。
海が近づくと、テンションがだだ上がりになっていく。ひゃっほー!

カレーの前に、とりあえず飲んじゃおう! と、一件目のオシャレ目な店で、簡単なカクテルを頼んだ。

そしたら、

「あっちのカウンターで頼んでください〜」と茶髪のギャルに冷たく言われた。
素直に「あっちのカウンター」まで行ったら、「あっちのカウンターで頼んでください〜」と、元のカウンターに戻されそうになった。

いや、あっちで頼んだら、こっちに行けって言われたんですけど、と主張してオーダー。やる気なく、奥に引っ込んでいく別のギャル。

そこで待ってたら、別の女性店員がやって来て、「何かオーダーですか?」と訊かれた。
いや、オーダーはもうしました、と言うと「何を頼んだんですか」ともう一度訊かれ、そこでお金を払った。
払ったら「あっちに行ってください」と、カクテルを作ってる人の前まで行かされた。

カクテルは、ギャルが、男性に教えられながら作っていた。バイトの初日の一杯目のカクテル、という感じだった。何で開店時間の前に、研修しないんだ!? その店の看板商品の、超絶簡単なカクテルだったのに。

あまりにもゆっくり、ゆ〜っくり教えているので、ブチ切れそうになった。いや、これが深夜のバーなら、かまわない。海の家のドリンクカウンターですよ。暑い中で待ってるんですよ。早さがポイントじゃないですか。汗をかいてじーっと、兄ちゃんとギャルの、ダメなカクテル教室なんか見たくないっちゅう話ですよ。気の弱い私が、接客業の人に「どなってやろう」と思ったのは、人生で2回目くらいでした。

オンドリャーと叫びそうになった時、「ふ、ふざけるなあああー!」と同行してた友人がキレた…。君がキレるのかい! と思った…。

(この店だけが最悪だった。あとの店はちゃんとしていた)。
なんだあの店、私が年増女だからバカにしてんのか、すぐに潰れろ、とか悪態をつきながら、海の家群をながめた。
焼肉屋や尾道ラーメン屋、ヤキトリ屋、マッサージ店など、ジャンルはいろいろ。「毎年20店ほど」出ると聞いていたので、今年は少ないほうなのかも。
焼肉屋や尾道ラーメン屋、ヤキトリ屋、マッサージ店など、ジャンルはいろいろ。「毎年20店ほど」出ると聞いていたので、今年は少ないほうなのかも。
さあ気を取り直して! カレーだ、カレー。

まずは「昔ながらの」な店に行きたくて、ざらーっと見てから、海岸のはしっこにある、『東亭パパイヤ』に行くことに。

「食事だけでいいですか」
「いいですよー」

そう、このへんのシステムも、良く分かっていなかった。私たちはこの日、泳ぐ気は全くなかったので、水着の用意ナシだった。

チャージ(っていうか、着替え室使用料やシャワー使用料)なしで、食事って出来るんだっけ? というのを、知らなかった。調べるすべもなかった。泳がないでゴハンだけって人は、すごく少ないのかもしれない。
ザ・海の家って感じだよね。
ザ・海の家って感じだよね。
いいねえいいねえ。
いいねえいいねえ。
厨房ではマダムが3人、働いてらっしゃった。
厨房ではマダムが3人、働いてらっしゃった。
コパトーンの柄の、黄色いエプロンがまぶしかった。食券を渡して、カレーを待つ。
コパトーンの柄の、黄色いエプロンがまぶしかった。食券を渡して、カレーを待つ。
きたきたきたきた。海の家カレー!
きたきたきたきた。海の家カレー!
はむ。

あれ、てっきりレトルトかなと思ったのに、どうも手作りっぽい。
もしくは、手作りっぽい味のレトルトなのかもしれない。

しかしまあ、辛くない。びっくりするほど辛くない。
家で作った、甘口のカレー、子供のいる家庭のカレー、という感じだ。

でも、美味しい。特別美味しくないのに美味しい。
一緒に頼んだ氷結が、すすむすすむ。

「海の家で食べるゴハンは、泳いで疲れて食べるから美味しいんだ」
と思ってたけど、どうもそれだけじゃないらしい。

海見ながら食べて飲むと、それだけで楽しいんですよ、大人は!
海っぺりならどこだって、ディズニーシーと同じくらいのテンションになっちゃうんですよ!

そんな単純なことに気が付いた。

タイめしはいかが?

次は、前から来てみたかった、「リトルタイランド」へ。
毎年、由比ケ浜に、タイ料理のミニ屋台街が出るのだ。
思ったより小規模だけど、8つの店が出店してます。
思ったより小規模だけど、8つの店が出店してます。
私は「チャンクーン」という店で、レッドカレーを買った。理由は、他のお店より、少しだけ値段設定がお手頃だったから。

カレーを注文して、準備している途中、「これあげるネー」と、冷え冷えマンゴージュースをサービスで頂いた。なぜに。
美味しかった、マンゴーシュース。シャーベット状。
美味しかった、マンゴーシュース。シャーベット状。
そしてやってきたレッドカレーは、たっぷりてんこもりであった。
どどーん。食べ出のある量! そして一緒に摂取するのは、もちろんタイビール!
どどーん。食べ出のある量! そして一緒に摂取するのは、もちろんタイビール!
一件目のカクテルで嫌な思いをしたので、「いいサービス」が身にしみた。

「カンクーン」、おすすめだ。後で調べたら、愛知県の店だったけど(なぜ愛知から鎌倉に出店を…?)。

もしゃもしゃ食べながら、「やっぱ暑いところで食うタイめしはウマイな!」「でも別に海じゃなくてもいいな!」「タイのビーチリゾートに来た…みたいに思い込めばいいのかな?」とか、いろいろ考えた。

辛さが結構強かったので、ビールはすすんだ。

ズンドコしたタイ歌謡曲を聞きながら見る海は、なかなか良かった。
ぬおー、やっぱり水にさわりたい! と、足首まで海水浴。
ぬおー、やっぱり水にさわりたい! と、足首まで海水浴。
それだけでも楽しい。
それだけでも楽しい。

オシャレ系の店、攻略

最後には、やっぱり、今どきの、オシャレ系の店を攻めたい。

でも、最初のカクテルの店のような、イヤな思いはしたくない。
そう思って、店を慎重に選んだ。メニューのトップにカレーの載ってる店にした。きっと、こだわりのカレーが出て来るのだろうと思ったから。
うーん、なんとなく雰囲気で選びました。
うーん、なんとなく雰囲気で選びました。
この『ZION』というお店、ビールの種類は多いし、スタッフさんがキビキビしていたし、気持ちのいいお店だった。最初のお店とは大違い!(しつこいですか)。
で、どうよ、この風景。冷えたバスペールに、こだわりカレーに、鎌倉の海ですよ。
で、どうよ、この風景。冷えたバスペールに、こだわりカレーに、鎌倉の海ですよ。
海風を浴びながら食べるんですよ。至福…。
海風を浴びながら食べるんですよ。至福…。
ここのカレーは、「美味しいカフェ」レベル。スパイシーなんだけどそんなに辛くなくて、トマトが爽やかで、デミグラス風のソースの味がまろやかで。

近所のランチにあったら、750円くらいだったら食べたい! でも海だから900円でも全然かまわない! という味でした。

小洒落た海の家を、結構見くびっていたんですが、反省しました。いいよ、カフェめしで海ビール。風情は無いけれど、これはこれで全然アリですよ。

もし泳がないでカレーだけ食べる派なら、こういう店のほうがいいのかも、と思ってしまいました。人は貪欲に、快適、快楽を求める生き物なんですね。もうレトルトカレーには戻れない。

海カレー、おすすめです

ああ、海カレー。

・海水浴場で、泳がなくても、カレー食って帰るだけでも楽しい
・というか、海のそばで飲食するだけで楽しい

っていうのが分かっただけでも、収穫だったと思う。
もう一回行きたい。
カレー食べに、海に行きたい!

しかし、うかつだった。海にいたのは数時間だったのに、とんでもなく日焼けして、肩が火傷みたいになってしまった。もう一週間経つが、まだ痛い。
日焼けだけには、ご注意を。あと、態度の悪い店員にも…。
しかし君は、本当にパンダなのか?
しかし君は、本当にパンダなのか?
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