
セレブ
女性ファッション誌やファッショングッズのネット通販でセレブの私服スナップというのを見かける。ハリウッドセレブ的な方々の街でのプライベートショットだ。
見ると皆さん一様にサングラスをかけている。そりゃそうだ。有名な方が街で見つかったら大騒ぎになってしまう。そして多くがコーヒーのカップを手にしている。さらに言うと大判のストールを巻いて、iPhoneを持っていて……。
もしかして、この条件を整えれば誰でもセレブスナップが撮れるんじゃないか。
古賀及子(こがちかこ)
1979年東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。Web制作をしたり小さなバーで主に生ビールを出したりしていたが、流れ流れてニフティ株式会社へ入社。9時出社、15時45分退社の育児シフトで勤務中。
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まばたきをする体
セレブスナップ、こういうの
ハリウッドセレブというと、基本的には映画のPRや映画賞のパーティーなどでその姿を公の前に現すものだろう。
だいたいはドレスアップしてシュッとしている。そういう“オン”のシーンでのスナップもよく見かけるが、今回取り上げたいのは街でのスナップショットの方。
こういうの!
ファッションのお手本といった具合で雑誌などによく掲載される
今回改めてその手の写真を雑誌やネット通販サイト(
こういうの)でみてみたが、女優さんやモデルさんが道を歩いている様子が多い。
いわゆるパパラッチと呼ばれるようなカメラマンが無断で撮影するのだろうか、事情は分からないがどれもプライベート風の写真だ。
ハリウッドセレブ界に詳しくない私でも分かる有名な人もいれば、はて誰じゃろうという方もいる。
あたいもセレブになれないかしらね
今日はこの写真をまねてみたい。写真にはいくつか特徴があるので、それさえ押さえれば簡単にセレブになれるんじゃないかと思うのだ。
ビフォア。本記事のライター、古賀です
撮影前に食べたお弁当のひどさからしてセレブとは縁遠いタイプです
セレブグッズを装着
ごくり……。我ながらお弁当がショッキングで喉がなってしまった。これほどの私が今日はセレブになってやろうというのだ。達成できたら拍手喝采をお願いしたい。
さて、セレブになるために用意したのは以下の4品。
・ストール
・iPhone
・スターバックスのカップ
・大きいサングラス
スナップではこの4品を装備しているセレブの方がやけに目立つのだ。これでなんとかなるんじゃないか。
ひとつづつ装着してみよう。
ストール。まるっきり普通のひとだ
iPhone。相変わらず普通
スタバのカップ。多少それっぽさは出たような気もするが、まだまだ
さすがに1品ではセレブにはなれないようだ。そりゃそうか。
続く大きめのサングラスだが、これは3つ用意した。
セレブはどれだ
おばあちゃんの形見の品
写真の上の2つはじつは祖母の形見でブランドものだ。
セレブといえばブランドだろうと持ってきた。これはいけるんじゃないか。
セレブ……?
いや、違うこれうちのおばあちゃんだわ
15年前になくなった祖母の姿が現れた。
買い物が好きでデパートに通ってはあれやこれや買いまくっていた祖母の姿が思い出される。おばあちゃん……!
セレブを召喚しようとして出てきたのが天国の祖母とは。このメガネは祖母のことを思い出したくなったときにまたかけよう。
今日は押さえとして買っておいた300円のサングラスを使うことにする
い出よ、セレブ
サングラスは結構なインパクトだが(少なくとも普段の私ではない)、やはりこれも1品ではセレブとまではいっていない。
やはり、フルでの装備が必要なようだ。これで、どうだ!
お! ん? いや、うーん……
微妙な仕上がり
セレブ、セレブ、うん、セレブだ、セレブだ! と力強く肯定する気持ちは、沸く。
沸くのだが、沸きながら背後でぼんやりと「なんか違う……」というがっかりした引っ掛かりが消えない。なんだろう、このがっかり感は。
なんか、モノマネっぽい?
そうだ、この感じ、なんだかモノマネっぽいんじゃないか。
たとえば、アゴを突き出して受け口にして「元気ですかー」と言うだけで、似ていなくてもとりあえず“アントニオ猪木をやっている”ということには、なる。
私のセレブもその状態だ。セレブのまねをやってるんだよ、というポーズはギリギリ取れているけれど、完成していない。
実はこの状態は最初から有る程度は予測できていたのだった。
セレブの格好をするだけではダメで、写真の撮影方法も重要なんじゃないか。
カメラマン安藤昌教、登場! 猫背!
大事なのは、写真だ
今回私がやりたいのは、セレブになることではなく「セレブスナップを撮る」ことだ。
思うに、サングラスやスタバのカップといった要素と同じくらい写真の質感が重要なのではないか。セレブスナップはどれも背景がボケボケにボケている。
カメラに精通する、当サイト編集部員の安藤に「こんなふうに撮れませんかねえ」と相談、という名の丸投げをした。
そうして改めて撮影した(撮影してもらった)写真がこちらだ。
セレブが来た!