フェティッシュの火曜日 2011年10月18日
 

スマホを手放せない手袋を編む

手袋とスマートフォン、一体化計画!
手袋とスマートフォン、一体化計画!
スマホを手放せない。購入して早1年が経とうとする。

外出時のインターネットの快適さときたら、もう「人生変わった」と言っていいぐらいの革命的変化だ。
もうあれがなかった頃には戻れない。風呂にも持って入りたいぐらいだ。

とにかくスマホを手放せないので、もういっそのこと手袋とスマホケースを一体化させよう。
更にスマホを手放せなくさせる「スマホが手放せない手袋」だ。
今回はちょっと実用性も考えてつくってみようか。
島根県生まれ。毛糸を自在に操れる人になりたい。地元に戻ったり上京したりを繰り返してるため、一体どこにいるのか分からないと言われることが多い。プログラマーっぽい仕事が本業。
> 個人サイト それにつけてもおやつはきのこ

手からスマホが滑る季節がくる

もうすぐ冬がくる。手袋をしたままスマホを使おうかどうしようか、という季節がくる。

iPhoneが発売された次の冬ぐらいに「手袋つけたまま操作させろよ問題」が起き、「導電性糸をつければいいじゃないか」という解決法が提示された。その後導電性糸入り手袋も発売されている。

とは言え、あれはあれで便利そうだけど、手袋つけたままスマホを操作すると意外と滑る。
(※基本的に片手操作派なので。両手派の人に共感してもらえるかは不明。)
なのでスマホ使うときには結局手袋外すことが多い。

そんな理由から、導電性糸手袋は今まで買うに至らなかったが、今回はその「スマホが滑る問題」も解決したものをつくりたい。
昨年編んだ「親指だけ出ててスマホを操作しやすいかも」手袋も、片手操作だとなかなか滑る
昨年編んだ「親指だけ出ててスマホを操作しやすいかも」手袋も、片手操作だとなかなか滑る

「指先の自由度」と「操作しやすさ」の共存

まず、手袋をはめた状態だと「ものを持ちにくい」「指先が不自由」だ。そんな経験は誰でもあるかと思う。
それを解決して、「ものを持ちやすく」、「操作をしやすく」したい。
更に、「他のことをするときに邪魔にならない」。そして「スマホは手放せない」。

これらの要望をすべて兼ね備えた手袋ってどんなだろう。
指先の自由が欲しいので、このタイプの手袋と似たつくりにしようか
指先の自由が欲しいので、このタイプの手袋と似たつくりにしようか
手袋のめくる部分とスマホのケースを一体化させれば・・・
手袋のめくる部分とスマホのケースを一体化させれば・・・
使うときは手のひらにセット!使わないときは手の甲に!
使うときは手のひらにセット!使わないときは手の甲に!
こんな感じの「使うときだけ手のひらに!」「それ以外のときは邪魔にならないように手の甲に!」という構造を漠然と思い浮かべつつ、とりあえず編み始めてみた。
手袋。指からの方が編みやすいので指から編む。(通常は違うらしい)
手袋。指からの方が編みやすいので指から編む。(通常は違うらしい)
まずスマホケースは個別に編む。
まずスマホケースは個別に編む。
まずは手袋とケース、それぞれが別々に完成。
まずは手袋とケース、それぞれが別々に完成。

持ったときの感じテスト

ここからが未知の領域だ。手袋とケースをつなげていくが、そのときに操作しやすくなくてはダメだ。親指がタッチパネル全域に届く必要がある。
下のほうにも届いて・・・
下のほうにも届いて・・・
上のほうも届く。
上のほうも届く。
更に、手前や奥のほう、すべてに指が届くには、スマホの角度はどれがベストか?位置はどの辺りか。
実際にスマホを持ちつつ、角度や位置をなんとなく決めていく。
キー解除もしやすいように。
キー解除もしやすいように。

そして合体、完成へ・・・

次に、スマホケースに袋状のものを編みながら付けて行く。4本の指にかぶせる、下の図の矢印部分になるパーツだ。

大体この辺りで問題ない。編みつつ、試着しつつ、たまにほどきつつ、手に合わせて調整していく。
これがこの4本の指にかぶせるあれになる。
これがこの4本の指にかぶせるあれになる。
そしてこの後の過程はすっ飛ばして完成!ということにさせてもらおう。ボタンをZくんにしてみた。
そして完成!ボタンをZくんにしたが、笑顔にしすぎたか!?
そして完成!ボタンをZくんにしたが、笑顔にしすぎたか!?
手に装着!くっついたくっついた!(手のひら)
手に装着!くっついたくっついた!(手のひら)
使わないときはZくんボタンにひっかけとく(手の甲)
使わないときはZくんボタンにひっかけとく(手の甲)

装着して外出してみる

装着して歩いてみると、意外と自然だけどよく見るとやっぱ不自然か。
パッと見なんの装置に見えるだろう。
未来からきたっぽく見えないか。いや、見えないか。
未来からきたっぽく見えないか。いや、見えないか。
しかしこの状態で電話がかかってくると、不自然な体勢になる。
電話のときは手のひら外側!
電話のときは手のひら外側!
「ていうか今何時だ」と時計をみるときも腕がグリン・・・!!と。
「ていうか今何時だ」と時計をみるときも腕がグリン・・・!!と。
スマホのカメラで撮影するときも片手でできる!
スマホのカメラで撮影するときも片手でできる!
こう見るとちゃんと「手袋にスマホケースがくっついてる」っぽく見える
こう見るとちゃんと「手袋にスマホケースがくっついてる」っぽく見える
文字入力も問題ナシ
文字入力も問題ナシ
一応、一通りの機能を片手で操作できた。しばらく普通に着用した状態で歩いていたが、まったく落とすこともなく、スマホを手に持ったままなのを忘れるほどだった。腕時計感覚だ。

よし、これでほんとにスマホを手放せなくなった。
予想以上に普通に使えそうなものができてしまった・・・!!意外と便利かも!と思ってるが、どうだろう。冬になったらほんとに装着して出かけてみようと思う。

今回の失敗写真

今回製作を始めた当初、スマホを腕時計のように装着するときに、毛糸だけだとグラグラしないか不安で、ケースの部分だけはしっかりとした素材にしてみようか、とちょっと思っていた。
そこで毛糸と同時進行で粘土細工を試みたが、それがまったく失敗してたんだった。

ちなみにこれは、まだそれの準備段階。写真を見ても「なにをしたかったんだっけ・・・」という気分に。
毛糸の方がうまくいってよかったと思う。
粘土は苦手だとちゃんと自覚したほうがいい気がする
粘土は苦手だとちゃんと自覚したほうがいい気がする
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