土曜ワイド工場 2011年11月19日
 

韓国の飲食店でみかけた変な日本語

「ぜんぜんOK」というネイティブ日本語を使うが「だいじょぶ!」で全て台無し。それが変な日本語の醍醐味。
「ぜんぜんOK」というネイティブ日本語を使うが「だいじょぶ!」で全て台無し。それが変な日本語の醍醐味。
中国では日本人が多く住んでて、日本のサブカルチャーも入ってきて、日本の商品はいい商品と思われているから、中国では日本語をよく見る。それも変な日本語。

中国と日本の間には北朝鮮と韓国がある。北朝鮮は行くのは難しいが韓国は簡単だ。韓国は韓流ブームをアジアに出しつつも日本のカルチャーの影響が強そうなので、変な日本語もいっぱいあるのではないか。

そんな疑問を抱き韓国に行ってみたらやっぱり変な日本語がいっぱいあった。

ここでは飲食店でみかけた変な日本語を紹介していこう。
変なモノ好きで、比較文化にこだわる2人組(1号&2号)旅行ライターユニット。中国の面白可笑しいものばかりを集めて本にした「 中国の変-現代中国路上考現学 」(バジリコ刊)が発売中。
> 個人サイト 旅ライターユニット、ライスマウンテンのページ

「ホハモソ焼、とりあえず食べにきなさい」
「ホハモソ焼、とりあえず食べにきなさい」

ホハモソ焼

中国での変な日本語の定番「ン」と「ソ」の入れ替わりは韓国でも健在だ。まさか左下から右上に書くのが「ン」の字だってわけるわけもなし、難しいところだ。

したがい「ホハモソ焼」なる文字ができる。「ホハモソ焼」はビックリマンにおけるヘッドみたいなレアケースだとしても「ホルモソ」は少し歩けば見つかる。ただホハモソ焼があるということは、「ミン(ミノ)」や「モシ(モツ)」などが出てきてもいいと思って血眼になって捜したのだが結局見つからずじまい。

ひょっとしたら韓国ではミノやモツにはコダワリがあるけれどホルモンにはそれほどコダワリがないのかもしれない、という仮定をたててみる。

一般的な「ホルモソ」焼
一般的な「ホルモソ」焼
鍋でもやはりホルモソにはかわらない。
鍋でもやはりホルモソにはかわらない。
「ホルモン焼」と「ほるもんやき」の違いが知りたい
「ホルモン焼」と「ほるもんやき」の違いが知りたい

ひらがなカタカナは難しい

ハングル文字はひらがなのようなものだとしても、ハングル文字を使う韓国にとってもひらがなカタカナの2種類を使いこなす日本語は難しいようだ。

辞書でひいてそれっぽい字を捜しては、丁寧に似たような字を打ち込んでいく。きっと韓国の町工場の現場ではそんな職人的作業が行われているに違いない。

しかも難儀なことに、ひらがなとカタカナはよく似ている文字もある。だから間違えてしまうのにも同情する。

ヤとや、似てるし。
ヤとや、似てるし。
「カ」と「か」も似てるし。
「カ」と「か」も似てるし。
飲食店の並びにあるカラオケも定番
飲食店の並びにあるカラオケも定番
「か」から点をとって「カ」作っちゃってます
「か」から点をとって「カ」作っちゃってます
ミニらどん。ビールになっててダブルで間違っている貴重な作品。 本当にラドン温泉のようなラドンが出てきたら間違いにてすみません。
ミニらどん。ビールになっててダブルで間違っている貴重な作品。 本当にラドン温泉のようなラドンが出てきたら間違いにてすみません。
牛ガルビ。チリソースにも何か苦労の跡
牛ガルビ。チリソースにも何か苦労の跡

濁点が韓国人には難しい

濁点のミスもよく見かけた。中国の変な日本語でも濁点のミスは定番のひとつとなっている。韓国人の日本語学習者でも濁点はひとつの壁だろうか。

デイリーポータルZのファンの海外の皆様におきましては、「テイソーボータノレ乙」にならないよう、くれぐれもご注意宜しくお願いいたします。
どんかつ。音だけはラーメン二郎のような重量感。
どんかつ。音だけはラーメン二郎のような重量感。
「モシ焼き」はないが「もづやぎ」はあった。
「モシ焼き」はないが「もづやぎ」はあった。
バベキュー。長音も心なしか自信ないのか半角文字
バベキュー。長音も心なしか自信ないのか半角文字

長音も難しいらしい

長音のミスもよく見かけた。中国の変な日本語でも長音のミスは定番のひとつとなっている…が、韓国のはちょっとオリジナルとなっている。

まず中国でも見かけるのは長音は必ず横棒「ー」でないといけないとする誤解だ。これはネット中心の今、横書き文章しか読まないからだろうか。縦書きの長音「|」を知らない人が多いようだ。

韓国のオリジナルの部分は、長音のない場所に長音を書いてしまうこと。韓国語ってそういうものなんだろうか、ううむ。。。
チーリソースでまぜあれさせたざるそば
チーリソースでまぜあれさせたざるそば
「アモンド」になると「ルモンド」っぽくオシャレ。
「アモンド」になると「ルモンド」っぽくオシャレ。
まんとタンの間に長音。こういうのがよくある。
まんとタンの間に長音。こういうのがよくある。
こちらも「やきーにく」となっている。冷麺はれいめんなのに。
こちらも「やきーにく」となっている。冷麺はれいめんなのに。
「石焼ビビンビ」のインパクトが強すぎてイイタイコトの「シーフード」の長音は二の次になってしまいそうだ。
「石焼ビビンビ」のインパクトが強すぎてイイタイコトの「シーフード」の長音は二の次になってしまいそうだ。

文字が読めなくても旅行は楽しい

韓流は日本のテレビでよく目に付くが、韓国ではそれほど韓流スターを見ることが無く、街では変な日本語や日本の文化をよく見た。

韓国は日本に近いからか日本語も沢山あって、ハングルが読めない人でも旅行は楽しめる。繁華街とか観光地とか駅では日本語表記がいたるところにあって、実は旅行は簡単だ。

日本語は外国人にとっては難しいかもしれない。日本語を変えるわけにもいかないから、変な日本語を量産して、ハングル文字の読めない日本人観光客に癒しをもたらす、そう考えてみるといいかもしれません。
飲食店ではないが、この店の前で10秒くらいモヤモヤされた
飲食店ではないが、この店の前で10秒くらいモヤモヤされた
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