ちしきの金曜日 2011年11月25日
 

バナナを燻製にするとウイスキーの味

今回の記事、全体的に黄色いです。
今回の記事、全体的に黄色いです。
燻製キットなるものを買った。理由は「安かったから」。気がついたら買っていた。

買ったからには一度は使ってみようと思い、暇にまかせていろんなものを燻製にしてみた。

そうしたらことごとく美味かったので慌てて記事にしています。こうして人はキャンパーになっていくのでしょう(飛躍しすぎか)。

あまりに感動的だったのでタイトルですべて明かしてしまったのだけれど、バナナ以外の話もあるのでぜひ読んでみてください。
1975年愛知県生まれ。行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。
> 個人サイト むかない安藤 ツイッター

きっかけは出来心

燻製のビギナーセットを買った。理由は安かったから、それだけである。まったく買うつもりなどなかったんだけど、手に取ったらやってみたくなってしまったのだ。
これが燻製ビギナーセット。キャンプ用品ってめったに使わないのに欲しくなりますね。
これが燻製ビギナーセット。キャンプ用品ってめったに使わないのに欲しくなりますね。
レシピまでついていて親切。
レシピまでついていて親切。
「燻製が趣味」なんてというと、休日にでかい四輪駆動車で河原に現れて自家製ベーコンとかを作っちゃうビッグダディみたいな像が思い浮かぶ。そこにたどり着くにはきっと寝袋買ったりとか毛ばり作ったりとか、いろいろしなきゃいけないんだろうな、と憧れつつも敬遠していた。
そんな憧れが今、僕の手の中にある。
そんな憧れが今、僕の手の中にある。
今回、いささか急ではあるが燻製セットを手に入れたことであちら側に行くことができたので、記事に書いて爪痕を残しておきたい。

とはいったものの僕は燻製に関して(もちろんキャンプ技術に関しても)まったくの素人なので、いささかその道の常識から外れる部分もあるかと思いますが「ああ、初心者なんだな」と優しい目でごらん下さい。

まずなにを燻製にしていいのかわからない

付属のレシピ本には肉とか魚とか、うまそうなものがたくさん載っているのだが、それではありきたりだろう。冷蔵庫を見たらそれらがひとつもなかった、というのも理由なのだが、ここはひとつ日常生活に燻製をとりいれるべく、なるべく垣根は低くしておきたいところである。

というわけで今回は僕の普段の朝昼晩、三食をまるごと燻製にしてみたい。

まず最初は朝食である。ごくごく普通の我が家の朝食を今日はそのまま燻製にしてみよう。
意識したつもりはないがキャンプの朝、みたいな朝食だ。
意識したつもりはないがキャンプの朝、みたいな朝食だ。

初心者のための燻製のやりかた

今回購入したセットには燻製用の木(スモークウッドという)がついていた。これに火を点けてを缶(スモーカーという)の底に置き、中に燻したいものを入れて蓋をして待つ。これが箱に書いてあった燻製のおおよその手順である。
スモークウッド。これはサクラの木でできているらしい。
スモークウッド。これはサクラの木でできているらしい。
これを燃やした煙で燻す。木によって香りが変るらしいです。
これを燃やした煙で燻す。木によって香りが変るらしいです。
どのくらい煙が出るのか見当も付かなかったので家の裏で作業することにしたのだが、実は一度ここでサンマを焼いていてお隣さんに叱られたことがある。大丈夫だろうか。燻すというくらいだから、やはりモクモクいくのだろうか。
スモークウッドに火を点けたらスモーカーの中に配置する。網に食材を置いて蓋をしたらあとは待つだけである。
スモークウッドに火を点けたらスモーカーの中に配置する。網に食材を置いて蓋をしたらあとは待つだけである。

煙が弱い

本当はこの網の上に食材を置いてしばらく燻すらしいのだけれど、ん?煙がなんだか弱いのだ。もっと目が痛いくらいにモクモクくると思っていたのに、蚊取り線香くらいの煙しかでていない。こんな煙でビッグダディは納得できるのか。

しばらくじっと見つめていたのだが煙の勢いが増す様子もなかったので、説明書に書いてあったもう一つの方法、下からコンロの火であぶるやり方を試すことにした。
というわけで自宅のコンロ台に乗せてみる。家に持ってかえると物はでかくなる、の法則に則ったすばらしいでかさである。
というわけで自宅のコンロ台に乗せてみる。家に持ってかえると物はでかくなる、の法則に則ったすばらしいでかさである。
火を点けたら網の上に朝食をセット。コーンスープは網に乗らなかったのでスモーカーの底に置いた。
火を点けたら網の上に朝食をセット。コーンスープは網に乗らなかったのでスモーカーの底に置いた。
コンロに火を点けて蓋をする。中の温度はだいたい70〜80度くらい。
コンロに火を点けて蓋をする。中の温度はだいたい70〜80度くらい。
コンロに火をつけてしばらくすると、ものすごくいい香りが漂い始める。サラミやベーコンのあの匂いである。あの匂いはこうやって出来ているんだ、とやってみると納得できる。どうやらスモークウッドもちゃんと機能しているようだ。心配していた煙もほとんど、というかまったく外には漏れてこない。これなら外でやっても迷惑にならないだろう。

燻製を始めて約30分。どうだ、燻されただろうか。
いざ、オープン。
いざ、オープン。
いい匂いと共に朝食の燻製が現れた。

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