ひらめきの月曜日 2011年11月28日
 

あんまり聞いたことない食べ放題めぐり

微妙に新感覚の食べ放題
微妙に新感覚の食べ放題
バイキング、ビュッフェ、おかわり自由など、呼び方はいくつかあるが、食べ放題というシステムを取り入れた飲食店がある。食べる量の自由を約束された、パラダイスの一形態と言ってもいい。 そのジャンルは焼肉・中華・寿司・洋食系など、多岐に渡っていてレストランのスタイルとしてすでに一般的なものだと思う。しかし探してみると中には「え、それが食べ放題なの?」と思わされる店もある。

言われてみれば聞いたことない食べ放題。そういう店を回ってみた。
1973年東京生まれ。今は埼玉県暮らし。写真は勝手にキャベツ太郎になったときのもので、こういう髪型というわけではなく、脳がむき出しになってるわけでもありません。→「俺がキャベツ太郎だ!」
> 個人サイト テーマパーク4096 小さく息切れ

なじみのない自由たち

食べ放題のシステムは個人的に好きで、その手のレストランをしばしば利用する。たくさん食べたいだけでなく、その自由な空気に浸りたいのだと思う。

そういうわけでどんな店に行こうかと調べていると「そこを食べ放題にするのか…」と、妙な意表を突かれた気にさせられる店を見つけることがある。
創業50年という会社が出している店
創業50年という会社が出している店
意外、と言うのも違う気がする食べ放題
意外、と言うのも違う気がする食べ放題
例えばそれは「納豆食べ放題」。その言葉に、妙な味わいが漂うのはなぜだろう。

もちろん納豆は好きな食べ物のひとつだ。ただ、そのおかずとしても地味な方に属するそれが、急に「食べ放題」というきらびやかな響きと一緒になるのがどうもしっくり来ない。
納豆屋とは思えないケースの中
納豆屋とは思えないケースの中
ドライはともかく、チョコとも書いてある
ドライはともかく、チョコとも書いてある
やってきたのは世田谷区にある「納豆工房せんだい屋」の池尻大橋店だ。基本的には納豆屋さんなのだが、普通の納豆以外のラインナップも充実。

ガラスケースに見えるのは、シナモンや栗といったドーナツ。全て納豆が練り込んであるらしい。このドーナツ、以前別の場所で売ってるのを見かけて食べたことがあるが、味に深みがあってとてもおいしかった。
買うだけでなく食べることもできる
買うだけでなく食べることもできる
どれもこれも気になる
どれもこれも気になる
納豆の販売コーナーの他、店の奥にはイートインスペースがあって、納豆を使った料理をいろいろと食べられる。

メニューには納豆タコライスや納豆しょうが焼丼など、聞いたことのないものが並んでいて気になるが、今回目的にしてきたものはそれらではない。
780円で手に入るフリーダム
780円で手に入るフリーダム
メニューでも地味に異彩を放つ「納豆食べ放題定食」。よく見ると、納豆がひとつ付いてくる「納豆定食」は680円なので、プラス100円で無限に納豆を楽しめることになる。

納豆パラダイスへのチケットは意外と安かった。注文してみよう。
ボリュームのある朝ごはん、という雰囲気
ボリュームのある朝ごはん、という雰囲気
ご飯・味噌汁・漬物、当日は切干大根の煮物だった小鉢に、納豆が2つ付いてくる納豆定食。ザ・朝飯というたたずまいだ。

日本人なら誰でも見覚えのありそうなこの定食。考えてみれば、ビジネスホテルのバイキング朝食に納豆があるのを見たことがある。それと変わりがないとも言えるのではないだろうか。
国産大粒
国産大粒
一見普通だが、実はえだ豆納豆
一見普通だが、実はえだ豆納豆
しかしここは納豆専門店、選べる種類が違う。8種類の納豆の中から自由に選ぶことができるのだ。

注文時に定食に最初から付いてくる納豆を聞かれたので、まずはベーシックな「国産大粒」と、えだ豆用の品種の大豆を使ったという「えだ豆納豆」をチョイス。

食べてみる。大粒だけあって、プリッとした食感がおいしい。
国産小粒
国産小粒
国産ひきわり
国産ひきわり
たれは小袋ではなく醤油差しにたっぷりと
たれは小袋ではなく醤油差しにたっぷりと
重なっていく納豆の抜け殻
重なっていく納豆の抜け殻
この定食、ご飯がおかわりできるわけではなく、自由なのはあくまで納豆のみ。ご飯の友として納豆を食べるのでなく、納豆をメインに食べ進めておかわりをしていくことにする。

おかわり1回目は「国産小粒」と「国産ひきわり」。ここまでは純粋に納豆だ。ここから先はアレンジ系の納豆となる。
わかめ納豆
わかめ納豆
ごま納豆
ごま納豆
ひじき納豆
ひじき納豆
よく見ると粒がわかる、きび納豆
よく見ると粒がわかる、きび納豆
わかめ・ごま・ひじき・きびといった、いかにも体によさそうな素材が混ぜてある納豆たち。それぞれ見た目は個性があるのだが、食べてみた感想はどれも「あー、納豆だなー」というもの。

納豆の存在感が強くて、混ざっている具材があまり意識できない。まあ、食べた感じはよくわかんないけど、体によさそうだからいいじゃないか、というところだろうか。
「エ」はえだ豆の印らしい
「エ」はえだ豆の印らしい
8種類食べてみて、納豆2周目に入る。注文したのは最初に戻って国産大粒とえだ豆納豆。食べ比べて、自分は大きな粒の納豆が好みなのだと新たに認識。

それらを食べ終わったところで10個食べたことになる。かなり満腹。納豆もたくさん食べれば、おなか一杯になる。当たり前のようだが、経験したことがない感覚。その日はずっと体が納豆のにおいを放っていたような気がする。

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