フェティッシュの火曜日 2011年11月29日
 

ベビー玩具を大人仕様に

大人仕様ベビー玩具をつくろうとした話です
大人仕様ベビー玩具をつくろうとした話です
ベビー用玩具で遊べる期間はすごく短い。

こっちがボーっと会社と自宅の行き来を繰り返してる間に、ついこの間生まれたような子がいきなり(いや、ほんとはいきなりではないんだろうが)小学生になってたりする、というの考えるとあんな玩具で遊ぶのなんかほんの一瞬のことだろう。

そして対象年齢を過ぎてしまうと全然面白くないあの玩具たち・・・。今遊ぼうとしても全然楽しめない。

それならば、大人でも楽しめるベビー玩具があってもいいじゃないか!大人仕様のベビー玩具をつくってみよう。
島根県生まれ。毛糸を自在に操れる人になりたい。地元に戻ったり上京したりを繰り返してるため、一体どこにいるのか分からないと言われることが多い。プログラマーっぽい仕事が本業。
> 個人サイト それにつけてもおやつはきのこ

カスタマイズは難しいので、いちからつくる

最初、既存のものをカスタマイズしたいと思っていたが、かなりちゃんとでき過ぎていて改造がちょっと困難だ。
もし改造できたとしても、「大人でも楽しめる」というのを考えるとできることの範囲が狭くなってしまいそうな・・・。

なので、いちから作ってみることにした。
売り場。カラフル!
売り場。カラフル!
子供が居る友人宅に行ったら同じものがあった
子供が居る友人宅に行ったら同じものがあった
玩具売り場や友人宅でいろいろと見た中でも大人用としても成立しそうな二点を選んでみた。

この頭上をグルグルまわるオルゴールと、起き上がりこぼしである。

最近のオルゴールは子供の泣き声に反応して回り出すセンサーがついてるらしい。さすが21世紀も10年以上が経過しただけのことあるなーと感心しつつ眺める。
あと30若ければ多分これだけですごく楽しいんだろう
あと30若ければ多分これだけですごく楽しいんだろう
起き上がりこぼし、あー昔持ってた持ってた
起き上がりこぼし、あー昔持ってた持ってた

さて、電子工作の出番!

まずは頭上でまわるオルゴール(と言っても音は出なくて、ただまわるだけのものを作る)。

今回は、以前書いた記事『電子工作で顔芸をしたい』のときに使い方を習った、Arduino(アルドゥイーノ)の拡張ボードと専用部品のキットである「エレクトロブリック」を使うことにする。

ちなみにArduinoというのちょっとプログラムが書ければ簡単に電子工作ができるマイコンみたいなものだ。
エレクトロブリックのボードとセンサー
エレクトロブリックのボードとセンサー
ぐるぐるまわるサーボモータ
ぐるぐるまわるサーボモータ
つまりは、スイッチなどを押すと、エレクトロブリックのボードへ命令がいき、モーターの回転を制御できるようになる。

このサーボモータの回転を利用して、ぐるぐるまわるオルゴールを作ろう。
(音は出ないが、以後「回転オルゴール」で統一する。)
まず針金を巻きつけて・・・・
まず針金を巻きつけて・・・・
針金を毛糸で隠す
針金を毛糸で隠す
完成。食べたいものをぶら下げてみる。
完成。食べたいものをぶら下げてみる。
7種類の味を用意した。
これを回転オルゴール対象年齢の子供の上に吊るしてぐるぐるまわしたところで見ているだけ。
だが大人なので味を選べる。角度も調整できる。なんでもできる。
51.4度ずつの回転を制御したい
51.4度ずつの回転を制御したい
どれにしようかなー
どれにしようかなー
これで寝ていてもうまい棒が必ず頭上にくる装置ができる・・・

・・・と、制御しようとしたところで、なにかがおかしい。できない。プログラムが間違ってるとかではないはず。
というか、どうも動きが変だ。挙動不審だ。

なにかと思ったらこういうことだった。
奥にある小さいのとはできることが違うらしい
奥にある小さいのとはできることが違うらしい
つまりは、エンドレスで連続回転するタイプのサーボモータは角度指定ではなく、スピード指定ができるものだった。

サーボへ出力した値によって、スピードが遅くなったり速くなったり、半回転したり・・・という独自のルールがあるようだ。
どうりでスピードが速くなったり遅くなったり、突然逆回転したりしたわけだ。
・・・となると、「寝てたらうまい棒がピッタリ頭上に!」ってのは難しいか。これについては諦めるか。

次は気を取り直して、回転オルゴールっぽくぬいぐるみを吊るしてみよう。

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