ちしきの金曜日 2012年1月6日
 

女性週刊誌の表紙の文字数は原稿用紙1枚半超え

文字でぎっしり!
文字でぎっしり!
文字が書いてあるものについ目が行ってしまう。なので、雑誌売場では女性週刊誌の表紙が気になる存在だ。だって、あれ文字がすごく多くてぎっしり詰まっている。

ふだんはそうそう買わないものだが、思い切っていくつか購入してみた。実際にどれだけ文字が多いのか数えてみたい。
1982年、栃木県生まれの指圧師です。自分で企画した「下北沢ふしぎ指圧」で施術しています。何をしているときでも「みんなが自分の治療院に来てくれるといいな〜」って思っているのですが、ノイローゼでしょうか。
> 個人サイト 下北沢ふしぎ指圧

女性自身

まずは『女性自身』から。気になってはいたが、じっくり見るとやっぱりすごい。表紙面積のほとんどが文字だ。その中央に写真が載ってはいるが、ずいぶんと小さい。
写真が小さい
写真が小さい
ふつうに数えてもわからなくなってしまいそうなので、原稿用紙に文字を書き写すことにした。
ふむ「沢尻エリカ…中華街デート」か…(比較的刺激の少ないところから書きはじめました)
ふむ「沢尻エリカ…中華街デート」か…(比較的刺激の少ないところから書きはじめました)
女性誌の表紙は文字数も多いのだが、書いてある内容の一つ一つが刺激的だ。見て書き写すと、言葉が頭に刷り込まれていく。こういうの、僕自身の情操教育的に、あまり良くないんじゃないのか。

そんなこと言っても気になった時点で負けだ。
原稿用紙1枚に収まらない
原稿用紙1枚に収まらない
多い多いとは思っていたが、原稿用紙1枚を超えるとは思っていなかった。最終的には原稿用紙1.5枚の分量になる。書いたものはこちら。少し小さいですが大体の分量を見て下さい。
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多い
多い
ちゃんと文字数を数え直すと(一つのマスに算用数字を二つ書いちゃっていたりしていた)、603文字ある。

小さい頃に「遠足の感想を原稿用紙1枚以上書きなさい」とか指示されたときのことを思い出す。ああいうのは相当苦労した。しかし大人は表紙の見出しだけでこれだけたくさん書けるのだ。
つまりこういうことです
つまりこういうことです

週刊女性

つづいては『週刊女性』。さっきの『女性自身』で感覚をつかんだので見ただけでわかる。これも確実に原稿用紙1.5枚を超えている。
ズン、と文字が迫って来るような感覚に陥る
ズン、と文字が迫って来るような感覚に陥る
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さっきのより多い
さっきのより多い
『週刊女性』は637文字。『女性自身』と同じくらいの密度だが、僅差で勝った。ともあれ、女性週刊誌の表紙の文字数界では、この二誌が絶対の強者であることは間違いない。毎週毎週買ったり負けたりを繰り返していると思われる。
編集の人がこんな風に張り合っていたらいいな
編集の人がこんな風に張り合っていたらいいな

ご近所の悪いうわさ

女性向けの読み切りマンガ雑誌のインパクトが強かったので、買ってみた。これも相当細かい文字がたくさん書いてある。
マンガ雑誌なのに絵が少なくて文字が多い
マンガ雑誌なのに絵が少なくて文字が多い
この雑誌、インパクトの強さ以外にも変わったところがある。ふつうマンガ雑誌には掲載作品のタイトルが載っているものだが、これは違った。掲載作品の見所というか、コピーが載っているのだ。

たとえば巻頭作品は『人生のゴミ』というタイトルだが、表紙に『人生のゴミ』という文字は載っていない。
『人生のゴミ』より(この旦那さんはこの後ひどい目にあう)。
『人生のゴミ』より(この旦那さんはこの後ひどい目にあう)。
たぶんこの『人生のゴミ』という作品は表紙左下の「断捨離」という言葉に対応しているのだろう。ちなみに作中の「ゴミ」とは主人公の義理のお姉さんを指している。
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原稿用紙に書いてみたら316文字。インパクトは強いが、1枚に収まる結果になった。しかし表紙自体の大きさや、マンガ雑誌であることを考えると相当強い結果である。体格に恵まれないが、テクニックで勝利をつかむタイプの格闘家を連想した。相撲だったら舞の海である。

週刊文春

雑誌の中には表紙にほとんど何も書いてないものもある。文字の多い雑誌ばかりを見ていたら、こういうのも気になってきた。
逆にこのシンプルさが過激である
逆にこのシンプルさが過激である
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とくに原稿用紙にかくまでもなかった71文字。広々とした余白がまぶしい。
思わず凧あげしたくなる
思わず凧あげしたくなる
良いのはないか
良いのはないか

BIG TOMORROW

男性誌にも文字数の多いのはないか。

売場に行ってみると『SPA!』や『アサヒ芸能』なんかがけっこう文字が多い。しかし、もう少しのところで女性誌に勝てなさそうだ。
…これだ!!
…これだ!!
見つけたのは『BIG TOMORROW』。FXや、ネットオークションなど、誰にでも出来るようなお金儲けのコツが書いてある。

表紙の『はじめての副業で100万円の臨時収入を手に入れる凄い方法』からわかるように、景気の良い雑誌だ。家でビールを飲みながら読んだら、気持ちがたかぶってきた。
カメラは値下がりしにくいそうですよ!
カメラは値下がりしにくいそうですよ!
見てわかる通り、この雑誌の表紙はほとんどが文字だ。しかしそれでも充分引きつけられる。

「今年の冬はボーナスが2度も入ってくる!その方法とは」
「人の3倍のスピードでお金が貯まる賢い人のマル秘貯金術」
「毎月20万が戻ってくる『自分年金』を今から作る!」

またまた…そんなウマい方法なんてあるわけないでしょ…、とは思いつつも、念のため一応中身を確認しなくちゃいけないようながぎっしりと表紙に書いてある。
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まさかの3枚目
まさかの3枚目
書き写してみると、文字数は865!誰でもできる金儲けの方法が865文字分も書いてあるのだ。表紙の時点で相当すごい。
3枚目に突入することがわかった瞬間は、ゾクゾクっとしましたね
3枚目に突入することがわかった瞬間は、ゾクゾクっとしましたね
この数値にかなりの衝撃を受けているのだが、正直それをどう処理したら良いのかわからない。豪快な雑誌の内容とは裏腹に、原稿用紙の1枚2枚くらいで動揺してしまうのが情けない。

雑誌の表紙はキツいお酒みたい

雑誌というのは人の目を引くことがかいてある。まして表紙の見出しなら、その雑誌のエッセンス部分ともいえる部分だ。こういう過激な文章たちを一度自分の頭にインプットしてから書き出すのは、意外と体力を使う。

なにやら度数の高いお酒をストレートで飲んでいるような感覚だ。通り抜けた文章が身体に残っている。

事実『ご近所の悪いうわさ』の表紙を写してから、なんとなくお腹の調子が悪い。
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