ちしきの金曜日 2012年1月20日
 

全長6kmのタツノオトシゴの絵を描いた

タツノオトシゴの絵としてはおそらく世界最大ではないだろうか(GoogleEarthで表示したものをキャプチャ)
タツノオトシゴの絵としてはおそらく世界最大ではないだろうか(GoogleEarthで表示したものをキャプチャ)
カーナビなどでおなじみのGPS。これを使って自分が移動した軌跡を記録することができる。

じゃあ、歩いた跡が絵になるようにしたら、地上に巨大なものが「描ける」わけだ。これを「GPS地上絵」という。

で、先日、2012年の年始に地上にでっかいタツノオトシゴの絵を描いたのだ。「GPS描き初め」だ。
もっぱら工場とか団地とかジャンクションを愛でています。著書に「工場萌え」「団地の見究」「ジャンクション」など。
> 個人サイト 住宅都市整理公団

昨年のGPS描き初めの様子はこちらの記事で。ちょうたのしかった!
昨年のGPS描き初めの様子はこちらの記事で。ちょうたのしかった!

「辰」はてこずった

昨年思いつきでやってみたらとても楽しかった「GPS描き初め」。道中の奇妙な体験(なんせ目的地もないままとにかくうろうろ歩き回る)と、できあがったときの感動は忘れがたい。

参加者を募って、初対面の方々含む35人で行ったのだが、みんなにとってもとても印象深かったらしく「来年はやらないんですか」という声を昨年末からちらほら聞いていた。
昨年のみんなが実際に歩いたログデータで描かれたウサギの絵。かわいいなあ。(大きな地図で表示
首都圏近郊の地図をぐるぐる回しながらああでもないこうでもない、という日々が続いた。師走の忙しい時期に。いや、まあ楽しいんだけどねこの作業。
首都圏近郊の地図をぐるぐる回しながらああでもないこうでもない、という日々が続いた。師走の忙しい時期に。いや、まあ楽しいんだけどねこの作業。
やるよ!やりますとも!

で、今年の干支はなんだっけ。辰か。

辰かー…龍描くの難しそうだな…

そうなのだ。GPS地上絵を描くためには、当然事前に地図上に設計図であるところのルート図を考えておかなければならないのだが、これが実にむずかしい。絵が「降りてくる」まで何日も地図とにらめっこだ。

道の形が何かに見えてくるまでひたすら地図と向き合うのだ。北が上とは限らない。ぐるぐる地図を回しながら。

しかも今回は龍だからなあ。龍のどの部分を手がかりに見つけたらよいものやら…

ああああっ!
このやんわりとした曲線がお腹に見えたのだ(大きな地図で表示
発見した!目黒と世田谷の間、目黒通りのふくよかさが、なにか動物のお腹に見えたのだ。これでいける!って確信した。

この感覚不思議なんだよね。まだ絵は完成してないんだけど、この曲線が「降りてきた」とたんに「できる!」って思ったのよ。
で、第1稿がこれ。たぷん、としたお腹が魅力的(大きな地図で表示
最初は龍のお腹だ、って思ったのに、気がついたらタツノオトシゴに。どこでどうこうなったのか自分でも思い出せない。たぶん地図がぼくに働きかけたのだろう。

で、昨年と同じように地上絵の師匠である石川初さんほか、みなさんに加筆修正をお願いした。こういうのはみんなで添削した方がいいものができあがるものなのだ。不思議だよね、人がやったものだとアラがよく見える。
togetterまとめページはこちら
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GoogleMapを使ってお互い編集しながら、より洗練されたタツノオトシゴの設計図ができあがっていった様子が上だ。この過程も楽しい。インターネットってすばらしい。

最後まで目が難しかった。これは実際「描く」段でも困難なものになった。

さて、それではみんなで「描く」ぞ!

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