フェティッシュの火曜日 2012年2月7日
 

痔を治す旅

神頼みで痔を治す、これが私たちのお伊勢参りである
神頼みで痔を治す、これが私たちのお伊勢参りである
神戸にある長田神社には痔を治してくれる神様もいらっしゃるとか。

そんなうわさを聞きつけて、当サイトからおしりに難のある人員を選抜し、痔の平癒祈願の旅に出かけた。

選抜されたのは"いぼ痔&きれ痔"の大北、"元痔ろう"の林、そして"なんともないと診断されたが確実に何かがおかしい"西村の三人。

はたしておしりに平穏はもたらされるのか。
1980年生。明日のアーというコントのユニットをはじめました。動画コーナープープーテレビも担当。記事はまじめに書いてます

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> 個人サイト Twitter(@ohkitashigeto) 明日のアー

左から林(痔ろう)、西村(不明)、私(キレ&イボ)痔主の三人が集う。酒の肴は林の診断書である。
左から林(痔ろう)、西村(不明)、私(キレ&イボ)痔主の三人が集う。酒の肴は林の診断書である。

ぼくたち、おしりの三銃士

出発は夜、新宿で酒を飲むことから始まった。

アルコールは痔の大敵である。今回の旅のゴールは神様に治してもらうことなので、それまで痔をいじめぬくのだ。

酒の肴はおしりの話。

さすがは同じ悩みを抱えた者同士である。独特な接客術がある、おしりカメラ(胃カメラみたいなもの)の映像は驚くほどダイナミック、などなど肛門科あるあるで話の種はつきない。
林が痔ろうを治したときの写真。予想に反して、カラー写真であった。
林が痔ろうを治したときの写真。予想に反して、カラー写真であった。

おしりカラー写真に意気消沈

林が自身の診断書を持ってきて、話がまた盛り上がる。

こうして同じような境遇の三人が書類片手に旅の計画を立てていると、盗み前のキャッツアイのような気分になる。おしりの怪盗三姉妹である。

これもおもしろいだろう、と林が出したのはその時の手術写真だった。

てっきりレントゲン写真かと思っていたら、鮮明なおしりカラー写真だった。これはきびしい。

お遊びが過ぎた。心の消灯時間がやってきた。私たちのおしりは本当に治るのだろうか?と不安になってきた。

続いてバスのりばに移動。次も痔主にとってやってはいけないことの一つ、夜行バスである。
その後夜行バスに乗る。手の「J」マークは痔のJ
その後夜行バスに乗る。手の「J」マークは痔のJ

神戸まで3,000円のバス

おしりの血行が悪くなることで痔を引き起こす。長時間の座り仕事などはまさにそれで、夜行バスも当然だめ。

しかも林が用意したのは神戸まで3,000円の4列シート。激安激狭シートである。

都庁の駐車場というリアルにファイトクラブが行われてそうな場所に集合してみると、若者であふれかえっていた。

若者は夜行バスのシートを血に染め上げたり(※)しないのだろう。ガラスの十代に対してガラスのおしりの三十代。完敗である。

※痔の人でもそんな人はいないが
サービスエリアではおしりの無事を確認しあう
サービスエリアではおしりの無事を確認しあう

もう一人の私との対話

同行二人。お遍路は一人であっても弘法大師と二人で行くようなもの、という意味である。

私たちにはその気持ちがよくわかる。

私たち三人にもう一人の私たち(※)が三人。合計六人。4列シートの座席は、前の者がシートを傾けるとヒザに当たるくらい狭い。六人が座るには狭すぎるのだ。

サービスエリアの休憩では、お互いの無事を確認し合う。私ともう一人との私と、あと4人のこと。

出発時には点呼が6回。一人でも置いていけたら今後の人生どれだけ楽だろうか。

※言うまでもないが、痔のことである
神戸に着く。体はガタガタ、おしりイガイガである。
神戸に着く。体はガタガタ、おしりイガイガである。

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