ロマンの木曜日 2012年2月9日
 

街角の「表参道」さがし

住宅街のなんでもない道も表参道だったのだ
住宅街のなんでもない道も表参道だったのだ
さいきん、参道はどこにでもあるということに気づいた。

浅草寺みたいなにぎやかなのだけが参道じゃない。なにげない道も、実は神社の参道だったりするのだ。

まずは、表参道と裏参道ということから紹介したいと思います。
1976年茨城県生まれ。地図好き。好きな川跡は藍染川です。

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「表参道」って神社の参道だった

もう、みんなが街の名前だと思ってる東京の「表参道」。

おしゃれな街の代名詞のようだが、あらためて考えると「表+参道」で、ようは神社に参る道だ。
表参道=おしゃれタウン
表参道=おしゃれタウン
じゃなくて明治神宮に参る道だった
じゃなくて明治神宮に参る道だった
そして「表」参道っていうのは、いくつか参道がある場合にメインとなるもののことだ。

たとえば明治神宮には西参道、北参道、南参道の3つがあり、このうち南参道の延長として整備された道が表参道となったとのこと。

古い由来なのに現代を感じる地名ってなんか面白いですよね。代官山とか原宿とか。
3本の赤い線がそれぞれ、西、北、南参道。南参道の先が表参道。

「裏参道」もあった

ところで原宿に対して裏原宿があるように、表参道に対する「裏参道」というものも以前はあったそうだ。

裏参道。なんかちょっとかっこいい響きだ。表参道にシャネルがあるなら裏参道には一体なにがあるのか?と想像してしまう。
やってきた
やってきた
裏参道は、北参道から伸びた中央線沿いの道のことだった。

そういえばこのあたりには最近、副都心線の「北参道」駅ができた。せっかくなら表参道駅に対抗して裏参道駅にすればよかったのに。

歩いてみると、裏原宿と違い、裏参道は表参道に対して独自の文化をつくっているということはなかった。「シャネル」の代わりにそこにあったのは「カフェ泥人形」だった。
ほら!「裏参道」の文字。山手線ガード下。
ほら!「裏参道」の文字。山手線ガード下。
裏参道の「カフェ泥人形」
裏参道の「カフェ泥人形」
(参考)表参道の「シャネル」
(参考)表参道の「シャネル」
ぼくは別にここで、裏参道をことさらに華のない道だといいたい訳じゃない。

表参道も裏参道も、どの神社にもつきものだということなのだ。明治神宮はその一例にすぎない。
たとえば溜池の山王日枝神社
たとえば溜池の山王日枝神社
こちらの立派な階段が表参道で、
こちらの立派な階段が表参道で、
この細い階段のほうは裏参道と呼ばれる
この細い階段のほうは裏参道と呼ばれる
どんな神社にも表参道があり、だいたいの場合は裏参道にあたるものもあるそうだ。たとえば札幌で「裏参道」といえば円山あたりの賑やかなエリアを指すが、これは北海道神宮の裏参道に由来する。

恐るべき地味さですが、まだ続きます。

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