土曜ワイド工場 2012年2月11日
 

50年前のガイドブックで巡る駅弁の旅

50年前に出版された駅弁のガイドブックで旅します
50年前に出版された駅弁のガイドブックで旅します
「駅弁」というものがある。
駅で売っているお弁当のことで、その土地ならではの食材が使われていたりと、個性があって面白い。

そんな駅弁は50年前にももちろん存在していて、ガイドブックまで出版されていた。ということで、そのガイドブック片手に駅弁を巡る旅に出てみようと思う。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。
> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

50年前の駅弁のガイドブック

駅ごとに売られている駅弁は異なる。たとえば横浜駅ならシュウマイ弁当、高崎駅ならだるま弁当とその土地の色が強く出たラインナップになっている。
1960年代に出版された駅弁のガイドブック
1960年代に出版された駅弁のガイドブック
駅弁ファンは多いようで約50年前に出版された駅弁のガイドブックを見つけた。駅ごとにその駅で売られている駅弁が紹介されているのだ。

今も紹介された駅弁は残っているのだろうか。約50年前といえば、シャープが日本初の電卓を発表した頃。かなり昔だ。
昔だな〜と思う
昔だな〜と思う
もし50年という時を経て、残っている駅弁があれば、それは間違いなく美味しい駅弁だと思う。じゃないとなくなっているだろうから。

残っていても何かしらの変化はあるだろう。だって50年も前なのだ。気になる! ということで、この昔のガイドブックに載っている駅弁を探してみようと思う。
まずは穴水駅にやって来ました!
まずは穴水駅にやって来ました!

七尾駅の駅弁

最初に探す駅弁は七尾線七尾駅(石川県)の駅弁。ガイドブックによれば「蛇の子鮓」「松の寿し」「ぼらめし」の3つが売られているそうだ。能登で駅弁が売られているのはこの七尾駅だけで、さらにこの3つは珍しい駅弁なのだそうだ。
珍しい駅弁らしい
珍しい駅弁らしい
「蛇の子鮓」はヘビではなくジャと読むらしい。しかし、中身は蛇ではなく魚の押しずし。「ぼらめし」は穴水湾のボラで作られ、弁当についてくる箸は輪島塗とのこと。無駄に豪華だ。早速穴水駅から七尾駅を目指そうと思う。
歴史を感じる写真
歴史を感じる写真
そもそもこの駅弁の旅が、唐突に穴水駅から始まっているのは、別の用事で朝市などで有名な輪島にある「接吻トンネル」なるものを見に行ったからである。非常に交通の便が悪く、穴水駅から七尾駅に向かう現在、もう夕暮れが迫っている。駅弁屋は何時に閉まるのだろうか。
輪島で見た「接吻トンネル」(ひとりで訪れたためかピースの位置が低い)
輪島で見た「接吻トンネル」(ひとりで訪れたためかピースの位置が低い)
その結果、穴水駅から七尾駅の道中で日が沈みかけている
その結果、穴水駅から七尾駅の道中で日が沈みかけている

七尾駅に駅弁はない

七尾駅への道中の車窓はのどかでコーラよりも日本茶を飲みたくなる感じだった。しかし時間帯的にか帰宅する高校生も乗り合わせて来て車内は賑やか。その一方で険悪な感じの高校生カップルもいた。
七尾駅に到着
七尾駅に到着
七尾駅から次の目的地に向かうためには電車を乗り換えなければならず(この後、羽咋市で用事があるため)、その乗り換え時間はとにかく短い。間に合わないと次の電車までは長い。その短い時間の間にガイドブックに載っている駅弁を手に入れなければならない。
駅内にコンビニを発見!
駅内にコンビニを発見!
駅内に駅弁屋はなくコンビニ「CHAO」しかなかった。駅弁があるとすればここしかない。ということで店内に入りガイドブックに載っていた駅弁を探す。

しかし「蛇の子鮓」はなく、さらに「松の寿し」も「ぼらめし」も見当たらない。見慣れたお弁当しかないのだ。
ない!
ない!
珍しい駅弁が3つもあるはずが、普段コンビニ等で見慣れたお弁当しか売っていなかった。迷子になった子供のようにしどろもどろしていたら、電車の出発時間が来てしまい、急いで電車に飛び乗った。さっきの険悪な高校生カップルが手をつないでいた。展開速い。
僕は駅弁がなくてガッカリ
僕は駅弁がなくてガッカリ
ガイドブックの駅弁はもうないようだ(後で調べなおしたら今はやっぱりないみたい)。50年という月日が流れたのだ。なくたって不思議はない。僕の髪のボリュームが昔よりなくなっているように(上の写真参照)、駅弁も時間の経過と共になくなっていくのだ。残念だけれど。
次は金沢駅で駅弁を探します
次は金沢駅で駅弁を探します

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