ひらめきの月曜日 2012年3月12日
 

固いグミが好きで好きでたまらない

自作グミで究極の固グミが実現するか?
自作グミで究極の固グミが実現するか?
ここ1ヶ月ほど、自分の中で人気急上昇の食べ物がある。それがグミ。
巷のブームならそれこそ全国のスーパーからグミが姿を消す勢いだ。しかし今回のブームは個人的なものなので、体重計の目盛りが少し増えた程度だ。グミ太りである。それほどまでに、好きで好きでたまらないのだ。
インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変な音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。
> 個人サイト nomoonwalk

固い、やすい、うまいが理想

グミにも色々あるが、僕が好きなのは、固いグミ。口に入れた瞬間の頼もしさ、噛みしめたときのガッツリとした歯ごたえ、飲み込むときのゴロリとしたのどごし。中でも気に入っているのはもっぱらHARIBOのグミだ。中でも、というかそれしか食べてない。
ハリボックス。200g入り
ハリボックス。200g入り
HARIBOには美味しいものからタイヤの味がするものまでいろんな種類があるのだが、僕が好きなのはゴールドベア。クマの形のグミが入った、HARIBOブランドでは最もオーソドックスなやつだ。
その美しさはまるで宝石のよう
その美しさはまるで宝石のよう
見た目にもきれいだが、ゴールドベアの真価は見た目ではない。その固さにある。噛むまでもなく、指でつまんだ瞬間にわかるその固さ。

HARIBOはドイツの製菓会社だが、ヨーロッパでは固いものを食べる習慣があまりないため、これを食べて子供に咀嚼力をつけてほしい、という願いの元にわざと固く作っているそうである。

固さを計る

つい熱くなってHARIBOの紹介が長くなってしまった。ではこのHARIBOがどれほど固いか、他のグミと比べて確かめてみよう。
4つ買ってきました
4つ買ってきました
グミの固さを計る機械を自作した。
アイデア拷問器具みたいな見た目ですが違います
アイデア拷問器具みたいな見た目ですが違います
土台を下にしてテーブルに設置
土台を下にしてテーブルに設置
歯(人間の歯を再現しているので「刃」ではなく「歯」だ)の下にグミを置き、ペットボトルに水を足していく。グミが噛み切れた時点で水の重さを量る
歯(人間の歯を再現しているので「刃」ではなく「歯」だ)の下にグミを置き、ペットボトルに水を足していく。グミが噛み切れた時点で水の重さを量る
さっそく計測してみよう。
エントリーナンバー1番は「果汁グミ」。
 口に入れるとプリプリしてやわらかく、噛んでもやはりやわらかい。グミの中でも相当に柔らかい部類だろう。
口に入れるとプリプリしてやわらかく、噛んでもやはりやわらかい。グミの中でも相当に柔らかい部類だろう。
慎重に少しずつ水を足していく
慎重に少しずつ水を足していく
グミに少しずつ歯が食い込んでいく。やっぱり拷問器具だな、これ
グミに少しずつ歯が食い込んでいく。やっぱり拷問器具だな、これ
そして次の瞬間…
バシャー
バシャー
バランスを崩し測定器具が落下。床の色のせいで写真では見づらいが、一面に約500mlの水がぶちまけられた。

予想外の展開に、オーディエンス(横にいた妻)が大いに沸いた(キレ気味で)。

無駄にハイテク2号機

2号機である。初号機は歯が厚すぎてなかなかグミが裂けなかったため、もっと薄い金具に変更。あと、おもりは水をやめて袋にした。ここに固体のおもりを詰めることにしよう。
2号機である。初号機は歯が厚すぎてなかなかグミが裂けなかったため、もっと薄い金具に変更。あと、おもりは水をやめて袋にした。ここに固体のおもりを詰めることにしよう。
あと2号機の目玉機能としては
あと2号機の目玉機能としては
グミが完全に裂けるとLEDでおしらせ
グミが完全に裂けるとLEDでおしらせ
グミの裂け具合が見た目ではわかりにくかったので、土台と歯に電極をつけて、歯が貫通すると光るようにした。

…適当に作った割に高機能な物ができた。もうこの記事、「グミの固さ測定器を作る」で良かったんじゃないかと思う。
改めまして、果汁グミ。
改めまして、果汁グミ。
たまたま本棚にあった漫画を載せていく
たまたま本棚にあった漫画を載せていく
5巻ぶんで貫通。
5巻ぶんで貫通。
文庫本5冊で貫通。重さにして800gほどだった。
この数字をどう評価していいかわからないが、少なくとも手塚治虫「ブッダ」5巻の時点でブッダは悟りを開いていない。果汁グミ的歴史観によれば仏教も生まれなかったし、日本は神道を中心とした国としてまた違った発展を遂げていたことだろう。

次にこちら、ピュアラルライチグミ。
持った感じがぷるんぷるんなのでやわらかいのかと思いきや、噛んでみると意外にコリッとしていて不思議。圧がかかったときに固い歯ごたえになるのだろう。新食感を自称するだけのことはある。
持った感じがぷるんぷるんなのでやわらかいのかと思いきや、噛んでみると意外にコリッとしていて不思議。圧がかかったときに固い歯ごたえになるのだろう。新食感を自称するだけのことはある。
測定してみると
測定してみると
11巻まで
11巻まで
約1.7キロの荷重まで耐えた。ブッダの物語的にも11巻ともなると佳境である。ブッダが自分の死に方について考え始めるのだ。一方でこの記事は、まだ本題である固いグミの作り方を考え始めてさえいない。漫画の内容について与太話をしている場合ではないぞ。さっさと次のグミへ。みっつめはハードタイプを自称する「サワーズ」。
これは固い!固いのに弾力はあり、衝撃吸収性は高い。クッション材によさそうな素材だ。噛むとゴリッとするのが気持ちがいいが、まわりに砂糖がまぶしてあるのが個人的には減点。
これは固い!固いのに弾力はあり、衝撃吸収性は高い。クッション材によさそうな素材だ。噛むとゴリッとするのが気持ちがいいが、まわりに砂糖がまぶしてあるのが個人的には減点。
ぐっと食い込んで
ぐっと食い込んで
手塚治虫作品集
手塚治虫作品集
ブッダだけでは足りなくなってしまい、奇子、アドルフに告ぐをそれぞれ全巻、火の鳥を3巻まで、という結果になった。
さすがハードタイプを自称するだけあり、手塚先生のキャリアを初期から後期までなめる網羅ぶりである。重さにすると3.9kg。

そして最後に我らがHARIBOゴールデンベア。
ハリボックス(再掲)
ハリボックス(再掲)
パッケージを振ってみると音が「カタカタカタ」で固い。そして持つとまた固い。弾力がないのだ。
噛みしめてもガチッとしっかりした抵抗がある。そしてクマの凹凸が歯茎の裏にあたって気持ちがいい。美味しいだけでなく、マッサージの効果もあるのだ。
クマを仰向けでセット。拷問器具の本領発揮
クマを仰向けでセット。拷問器具の本領発揮
どんどんたまっていく本。そしてついに…
どんどんたまっていく本。そしてついに…
ギャー!
ギャー!
とどめは旅行ガイドであった
とどめは旅行ガイドであった
前述の手塚治虫作品集にくわえ、台湾・オーストラリア・パリのガイドブックを追加。
タイトルのチョイスに他意はない。本が足りなくなって慌てて掴んだらたまたまガイドブックだっただけだ。

重さにして5.2kg。スーパーで安いからといって米5kgを買ってしまって帰りに重くて後悔することがあるが、あれ、実はグミ1個で支えられるのである。そう、HARIBOならね。
一応グラフで
一応グラフで

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