フェティッシュの火曜日 2012年3月20日
 

パワポで下書き、手で清書

今回は本気で(?)ビジネスに役立つ話です
今回は本気で(?)ビジネスに役立つ話です
ラフアイデアをパワーポイントでまとめたときに腑に落ちないことがよくある。

手描きのときは盛り上がっていたのに、なんだか妙にすっきりしてしまうのだ。世界征服も夢ではないぐらいのアイデアだったはずが、飲みに行きたいので急いで1時間で作りました〜♪みたいな提案資料になっている。

だが、ふたたびパワポの資料をぐっとくるものにする方法を発見したのだ。

それはパワポの資料を手描きでなぞることである。
1971年東京生まれ。ニフティ株式会社勤務。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。
> 個人サイト webやぎの目

生のものを見た感じになる

具体例を見ていただきたい。

実際に仕事で使った資料を例に出すとモザイクをかけなければならないところが多くてヒントでピントみたいな画像になってしまうので、4年前にデイリーポータルZで書いた「どうでもいいことをプレゼン資料にする」のスライドを利用した。
昼ごはんになにを食べるかを決めるプロセスを図にしたもの
昼ごはんになにを食べるかを決めるプロセスを図にしたもの
手描きにするとこんなに親しみやすく!
手描きにするとこんなに親しみやすく!

色は塗らない方がいいみたい

昭和のまんがのような手触りあふれるものになった。書いた人の息づかいまで感じるようではないか。
実際、手触りはあるし
実際、手触りはあるし
描いた人の息づかいもある
描いた人の息づかいもある
ただ、色を塗ると悲しい感じになってしまった。絵心のある人がきちんと色を塗ればかっこよくなるのかもしれないが、僕の腕では図工っぽくなった。なのでモノクロでごまかす(宣言)。

これが色を塗って取り返しがつかなくなった例だ。
自由研究テイストあふれることになったフル着色バージョン
自由研究テイストあふれることになったフル着色バージョン
手描きは取り返しがつかない。美術の時間になんどもそう思ったことを久しぶりに思い出した。下書きまではいい感じなのにへんな色を塗って台なし。コンピュータがあってよかった。

同様に下書きもコンピュータのほうが便利だ。3つの要素で描き始めたけどやっぱり4つに増やしたり、位置を入れ替えるのはパワーポイントのほうが楽だ(なんだかあたりまえのこと書いてますね)。

なぞるのもコンピュータでできた

パワーポイントで作った画像を画像処理ソフト(Photoshopなど)でなぞっても手描きと同じテイストになった。
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これだ。最後に手描きにすることでコンピュータジェネレーテッドな資料に血が通った。
木下藤吉郎(豊臣秀吉)がいまの時代にいたら草履を暖めるのではなく、きっとこれをするに違いない(仮定の話だから好き勝手なことがかけておもしろい)。

ここまでの話を整理するとこのような流れになる。
このあとに人数分コピーの作業が入る
このあとに人数分コピーの作業が入る
…………。まあちょっと面倒だなと思ったのは確かだ。しかしこれで資料がぐっと血が通うものになるのなら安いものだろう。

手描きのスクリーンビーンズか

古いパワーポイントに入っていた黒いキャラクター(スクリーンビーンズ)を手描きするのがおもしろいだけかもしれない。
もとの絵も手描きっぽいが
もとの絵も手描きっぽいが
手描きスクリーンビーンズであればビジネスマンまんがも牧歌的になるかもしれぬ。あの有名ビジネスまんがはどうだ。
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どうだと言われても困りますよね。僕も困っている。本稿の趣旨から完全に外れて蛇足だからだ。

手描き風にしてくれるソフトがあればいい

手描き資料は魅力的だが大変だ。ソフトウェアがコンピュータで引いたと思えない、フリーハンド風の線を引いてくれればいいのだ。

きっとパワーポイント2024やキーノート2024あたりはそうなるに違いない。いや、違いないというのは言い過ぎなので訂正したい、そうなるといいな。である。
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