ひらめきの月曜日 2012年5月28日
 

ゆるキャラに支配される熊本と脳

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先日出張があって熊本に行ってきたのだが、現地でのゆるキャラの浸透ぶりに驚いた。

他の土地と比べたわけではないのだが、看板に、グッズ販売に、チラシに、と、商店街を数十歩あるく度に登場する状況を見るに、これはかなり多いと言っていいと思う。むしろ「遍在している」と言ってもいい。ユビキタスである。
インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変な音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。

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熊が支配する土地、熊本

彼がそのゆるキャラ
彼がそのゆるキャラ
「くまモン」という熊のキャラクターだ。2011年3月に生まれた、まだ新しいゆるキャラ。誕生日は3/12、サプライズの日だそうだ。ちょっと無理のある語呂合わせかと思ったが、同日で「スイーツの日」というもっと無茶な語呂合わせもあるそうなので、まだわかりやすい方である。
もともとは九州新幹線全線開業をきっかけに生まれたとのこと
もともとは九州新幹線全線開業をきっかけに生まれたとのこと
このくまモンの浸透具合がすごいのだ。
具体的な例を挙げて紹介していこう。

公共系

くまモンは熊本県が管理しているキャラクターなので、公共のポスターや掲示に顔を出すことが多い。
たとえばこういった例。
たとえばこういった例。
今年の4月1日に熊本市が政令指定都市になったそうだ。そこから生まれる町おこし機運が、くまモンの台頭ぶりを加速させている部分はあると思う。

ちなみに上の写真で左にいるのは熊本城のゆるキャラ「ひごまる」。2007年に生まれたキャラクターでくまモンより年上だが、街中ではあまり見かけない。この点からもくまモンの浸透度の高さがうかがい知れる。
商店街に点在するくまモン。一瞥しただけで複数が視野に入ってくる
商店街に点在するくまモン。一瞥しただけで複数が視野に入ってくる
県がやってるという町おこしBARみたいなお店もあった。BARの上には立体くまモンがあるのだが
県がやってるという町おこしBARみたいなお店もあった。BARの上には立体くまモンがあるのだが
額に鳥の銃撃を受け、瞳孔が開ききっていた
額に鳥の銃撃を受け、瞳孔が開ききっていた
自分で紹介しておいてなんだが、こういったゆるキャラ活用は普通である。どこの自治体でもやってそうなゆるキャラアピール。
では次はどうだろう。

パッケージにくまモン

いわゆる熊本名物の食品には必ずと言っていいほどいるのである。くまモンが。
南関あげ。油揚げの一種らしい。
南関あげ。油揚げの一種らしい。
酒瓶にも。キュートなほおの赤み、その秘訣は飲酒か
酒瓶にも。キュートなほおの赤み、その秘訣は飲酒か
肉食獣が草食獣を抱え込んでの「馬刺し」は自然の厳しさを感じさせる
肉食獣が草食獣を抱え込んでの「馬刺し」は自然の厳しさを感じさせる
このくまモン、他より顔がちょっと素朴な気がする
このくまモン、他より顔がちょっと素朴な気がする
この棚ぜんぶくまモン
この棚ぜんぶくまモン
BLACKモナカアイスは何が熊本なのかと思ったらモナカに竹炭が練り込んである
BLACKモナカアイスは何が熊本なのかと思ったらモナカに竹炭が練り込んである
名物の他にも、全国で売ってる商品の熊本限定パッケージにも、くまモンがいる。
おなじみ、麦とホップにも熊本限定パッケージが
おなじみ、麦とホップにも熊本限定パッケージが
これらは地元でも普通に食べられている物だろうし、ということは熊本では各家庭の冷蔵庫に必ず一頭はくまモンが潜伏していると思って間違いない。

まあでも、町おこし的ニュアンスも強い商品達でもある。こういうとこにゆるキャラ、いがちだよね。普通といえば普通。では、これはどうだろう。

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