はっけんの水曜日 2012年6月27日
 

おっちゃんが作ったスゴイ城・佐和山城

この城、奇特なおっちゃんが自分で作ったものなんです
この城、奇特なおっちゃんが自分で作ったものなんです
全国各地のへんてこなスポットにしょっちゅう行っているのだけれど、中でも特に心をつかまれてしまうのが、奇特なおっちゃんが気合いと財力、情熱のみで突っ走った結果、完成してしまったへんてこな建造物やテーマパーク。

やっぱり個人の偏りまくった考えで作られたものは、会社単位などで会議を通していては絶対に生み出せないパワーとへんてこに充ち満ちている。

今回は、そんな奇特なおっちゃんが個人で作り上げてしまったお城があると聞きつけて訪問してきました。
1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。
> 個人サイト Web人生

おっちゃんが作った由緒ない城

世の中には2種類のお城がある。由緒あるお城と、由緒ないお城だ。
由緒ある城・大阪城。まあ、昭和になってから復元されたものなので、微妙な由緒ですが
由緒ある城・大阪城。まあ、昭和になってから復元されたものなので、微妙な由緒ですが
由緒あるお城っつーのは、まあ要はフツーのお城。日本だったら、少なくとも江戸時代までに戦国武将だか大名だかによって建てられている、歴史的に価値のある、教科書なんかに載せられても恥ずかしくないタイプのお城のこと。

一方、由緒ないお城というのは、たとえばこんなの。
全面からビンビンに放たれる由緒のなさ!
全面からビンビンに放たれる由緒のなさ!
「大宮城」と名付けられた、成人男性のためのウッフンフンなお店だ。

大名も殿様も住んだことのない。万一、歴史の教科書に掲載された日にゃあ、そのページの担当編集はニュートリノの速さで博多あたりに左遷となるであろう、お城の形はしているものの歴史的価値はマイナス、読んで字のごとく「由緒ない」お城である。
こんなところにも由緒ない城
こんなところにも由緒ない城
「大宮城」のように成人男性ウッフンフンなお店や、男女が一緒に行ってウッフンフンするホテル、はたまた「由緒ある感じに見せたい!」と思って気合いを入れて天守閣風の店舗を建築した結果「由緒ない城」となってしまったケース……。注意深く見渡せば、世間には結構な数の「由緒ないお城」が存在する。

当然、これらに歴史的な価値はゼロなのだが、現代の建築基準法に準拠させるために、何だかムチャクチャなことになってしまっているお城や、予算の都合上なのか鉄筋コンクリート製なお城。さらには根本的にどーかしてしまっているお城など、由緒ないモンは由緒ないなりに、実に味わい深い鑑賞ポイントが沢山あるのだ。
鉄筋コンクリートなお城
鉄筋コンクリートなお城
以前、当サイト・デイリーポータルZでも「由緒ないお城をめぐる」という記事において、東京近郊にある「由緒ない城」を紹介したが、その後も旅先などで「歴史上、明らかにこんなところに城なんてなかったハズ」という場所にズドーンとそびえ立つお城を見つけては写真をバシャバシャ撮っている。
ある程度お金をかけないと、お城の形にしたことによって余計にチープに見えてしまうことも
ある程度お金をかけないと、お城の形にしたことによって余計にチープに見えてしまうことも
そして今回、これまで撮影してきた「由緒ない城」の中でも頭ひとつ抜けた「由緒ない城」。まさに「由緒ない城・オブ・由緒ない城」。超ドレッドノート級の「由緒ない城」を訪問したので紹介したいと思う。

四の五の言わず、まずは写真を見て頂こう。
そんじょそこらの「由緒ある城」以上のスケール!
そんじょそこらの「由緒ある城」以上のスケール!
写真全体から漂う壮大感、重厚感……。ヘタな歴史ある城よりも遙かにオーラが満ちているものの、悲しいかなコレは由緒ない城。

……なぜなら、戦国武将や大名じゃなくて、奇特なおっちゃんがひとりで作った城だから!
オレの城……男のロマンですな
オレの城……男のロマンですな

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